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Vulcan Forgedがハッキング被害、1.4億ドル近くの資産が盗まれる

The Blockの報道によると、暗号ゲームプラットフォームVulcan Forgedがハッキングされ、96人のユーザーの秘密鍵が漏洩し、流通しているトークン、PYR計約1.4億ドル相当が盗まれた。執筆時点で、盗まれた資金のほぼ半分は、プロジェクトの財務部門によって補償された。

Vulcan Forgedには、DEX(分散型取引所)、資産管理プラットフォーム、NFT市場などの機能がある。NFTベースのブロックチェーンゲームプラットフォームである。Vulcan Forgedは、ブロックチェーンゲームの「エコシステム・マーケティング」の開発に取り組んでいる。ユーザーがVulcan Forgedに新規アカウントを登録する際に、プラットフォームはイーサリアム、Polygon、VeChainのブロックチェーン上にユーザー専用のブロックチェーンウォレットを自動的に作成し、Vulcan Forgedはそのウォレットで情報を管理する。

CoinGeckoのデータによると、今回の被害額はトークンの総供給量の9%、循環供給量の23.7%を占めている。その他のトークン、イーサリアムやMATIC等の資産も盗まれた可能性がある。

今回のハッキング事件の後に、Vulcan社は対策として、すべてのユーザーに資産をウォレットから出金するように勧告し、ハッカーがDEXから資産を移転させないよう、該当のウォレットアドレスをブロックした。しかし、ハッカーは既に大量のPYRをETHに交換して転移してしまっている。現在、ウォレットには200万PYR(4700万米ドル相当)が残っている。

今回の一連のハッキングにより、PYRの価格は急落した。攻撃を受ける前の31ドルから、最低の21ドルに下がり、約32%を下落した。執筆時点で、23ドルである。

Vulcan Forgedは、「プロジェクトの財務部門が被害ユーザーにPYRとVulcanForgedのLAVAトークンを賠償として送金する。ETHまたはMATICが盗まれたすべてのユーザーも同額のPYRの補償が貰える」と発表した。これにより今までで、盗まれた資産のほぼ半分が補償されたことになる。

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