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ビットコインネットワークのTaprootアップグレードが完了

日本時間11月14日の14:18、ビットコインネットワークのTaprootアップグレードが完了した。

前回の大型アップグレード「ビットコインネットワーク」は、2017年8月に行われた「Segwit」である。このSegwitは、暗号通貨界隈に大きな争論を引き起こした。どのように拡張するかの方針に対して意見が分かれたからだ。コミュニティ内部の意見の対立は半年以上にわたった。結局、Segwitに反対するマイナー達はビットコインネットワークをハードフォークし、新しいチェーン、ビットコインキャッシュ(BCH)が誕生した。

*ハードフォーク
ハードフォークとは、暗号資産を支える「ブロックチェーン」が「永久に分岐(枝分かれ、フォーク)」する事象のことである。
出典:https://bitcoin.dmm.com/column/0102

前回のアップグレードと比較すると、今回のTaprootアップグレードははるかに穏やかで、対立もハードフォークもない。しかし、アップグレードする前に、様々な議論がソーシャルメディアに現れた。議論の焦点の1つは、ビットコインネットワークがアップグレードされた後にBTCの価格が上がるかどうかである。

ビットコインの価格について強気な人々は、イーサリアム(ETH)の「ロンドンアップグレード」と比較して、ビットコインネットワークのパフォーマンスがさらに改善され、価格も最高値を更新すると信じているようだった。ETHはアップグレードした後すぐにデフレ効果が発生し、価格は一時的に4,900米ドル近くに達した。しかし、今回ビットコインネットワークのアップグレードは、まだに急上昇をもたらしていなく、逆に急落の状態になっている。

オーストリアの暗号資産取引サービスプロバイダーBitpandaは「Taprootの目的は、ビットコインネットワークをより良く、より効率的に、よりプライベートにすることであるので、これらはすべて、ビットコインの価格を押し上げる要因である」と考えている。Taprootがその効果を発揮するまでは、まだ時間がかかるかもしれない。

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