見出し画像

英国がトラベルルール義務化に関するガイダンスを発表

英国の規制当局である金融行動監視機構(Financial Conduct Authority:FCA)は9月1日から英国内の暗号資産事業者に対して義務付けられるトラベルルールに関するガイダンスを発表した。

ガイダンスにおいて、「FCAは、暗号通貨事業者が英国またはトラベルルールを実施している地域に暗号通貨を送受信する場合、およびサードパーティのサプライヤーを利用する場合に対して、トラベルルールを遵守するために、あらゆる合理的な措置を講じる」と説明した。
 
トラベルルールは、マネーロンダリング防止およびテロ資金対策を強化することで、不正活動を抑制することを目的に金融活動作業部会(Financial Action Task Force:FATE)が定めた顧客情報の共有に関するルールである。FATEは暗号通貨取引における慣行を他の金融分野における基準と同期させるため、迅速に実施するよう求めている。
 
なお、トラベルルールは日本では6月1日より実施されている。

トラベルルールが適用されない国や地域に暗号通貨を送金する場合、英国の暗号通貨事業者は受取人が必要な情報にアクセスできるかを判断しなければならない。そうでない場合、送金前に、マネーロンダリング規制において義務付けられているルールに従い、データを収集、検証、保管しなければならない。
 
一方、英国の暗号通貨事業者がトラベルルールを実施していない国や地域から暗号通貨を受け取る場合、送金データの完全性および受取国のトラベルルールに関するステータスを評価しなければならない。また、暗号通貨を受取人に送金する前に、これらの情報を通してリスク評価しなければならない。。
 
FCAはマネーロンダリング対策共同運営グループ(Joint Money Laundering Steering Group:JMLSG)および英国財務省(HM Treasury)と連携して、暗号通貨事業者がトラベルルールに準拠するための追加ガイダンスの作成に取り組んでいる。暗号通貨事業者は8月25日までに意見を提出しなければならない。
 
英国のトラベルルールの義務化は、英国で事業を展開する一部の企業に影響を与えている。例えば、先日ステーブルコインのペイパルUSD(PayPal USD:PYUSD)のローンチを発表した大手決済代行サービス会社ペイパル(PayPal)は、2024年まで英国での暗号通貨購入サービスを一時停止すると発表した。

免責事項
暗号通貨は価格変動が激しく、トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

WikiBitとは?
弊社が提供しているWikiBitは、暗号通貨取引所・トークンの信頼性に関する情報を収集・公開している第三者プラットフォームです。
登録されている暗号通貨取引所・トークンの数は、全世界で1万件を超えています。
 
真相公開」のページでは、実際に詐欺に遭ってしまったトレーダーからの被害報告が日々投稿されています。また、WikiBitでは暗号通貨に関連するニュースや、相場情報までトレードに役立つ有益な情報を日々発信しています。
 
初めて暗号通貨(仮想通貨)取引所を利用する際は、入金前にWikiBitのアプリで、取引所の安全性や評判を確認することを強く推奨しています。
 
Googleで「wikibit」と検索してください。
https://sourl.cn/LzyuMP
コンテンツは全て無料で閲覧できます。
ぜひ上記のリンクからWikibitアプリをダウンロードして、取引所の情報をチェックしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?