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2019年のゲームはこの5本が濃密すぎる

ウィキダです。2019年発売で遊びやすく、プレイ時間を控えめに量より質を重視したゲームを集めた。プレイ時間は2時間~3時間以内でEDにいけるものばかりだ。(Baba is youだけは難易度が高めなのでプレイヤー次第だが)
実家でヒマしてる君も、まだまだ働くキミも、満足できるゲームを紹介しよう。


・Sayonara Wild Hearts
急に別の操作が始まってもチュートリアルなんていらない。
ノリが理解るから。

失恋した?仕事で失敗した?フルプライスのゲームがつまらなかった?
ストレス解消なら本作の出番だ。Sayonara wild hearts は超高速リズム×ランゲームだ。ハイテンポの楽曲をアルバム丸ごと遊べるMVにしたようなゲームである。

カンタン操作で1〜2時間ほどでEDまでいけるから帰宅してサクッと遊べる。リズムゲームは慣れると単調になりがちだが、前触れなく一人称になったり、格闘したり、シューティングになったり…。

一見メチャクチャにみえてもノリと勢いで全てが理解できてしまう不思議な心地よさが本作にはある。

今夜はツラい現実とサヨナラだ。

(Steam Swtich PS4 Apple Arcade)
プレイ時間:1~2時間ほど

・VRChaH
VRで出会ったその日にHした

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VRはSFの題材から現実の技術となった。あらゆる世界へ行き、なりたい人物へと変わり、互いが理想とする形で関わる。

VRはそんなユートピアだ。

主人公はひょんなことからVRのヤラしいサービスを受けたことをきっかけに、ヒロインと交流することになる。

ギリギリの大学生活を切り詰め、高額なVR機器を買い、リアルの充実と引き換えにバーチャルの世界へと移りゆく。全てはヒロインとの関わりをより満喫するためだ。

しかし心も身体も近づくほど、ヒロインは主人公に対する想いを口籠るようになる。ヒロインに何があったのか、主人公に何ができるだろうか。来たる現代の問いがこのゲームにある。

(PC Boothでフリーゲームとして公開)
プレイ時間:EDまで2時間ほど

・Touhou Luna Nights
あなたの時間も私のもの……
って一度は言ってみたい。

時間を止めてナイフを投げまくり、俺TUEEEEEできる最高にクールなゲーム。東方Projectの二次創作ゲームだが原作の設定を知らないと進めないということはない。ストーリーもファンがちょっとニヤリとできる程度の味付けはある。

ジャンルはメトロイドヴァニアだがマップの広さは控えめ。アクションを味わってほしいという気概が感じられる。

ゲームにおける時間を操る能力はパズル要素が強かったり、ボスには効かないというのも多いがボスもちゃんと時間が止まるし、最後まで時間停止の最強っぷりを堪能できる。

敵や弾に近づくと体力、止められる時間とナイフの量が回復するシステムはチート的な能力による一方的な展開を避けつつスリルと画面映えをもたらしている。

ドット絵、UI、SE、楽曲アレンジはどれもカッコいいのでとにかく万能感にひたれるゲームだ。

(Steam Switch)
プレイ時間:EDまで8~10時間ほど


・Baba Is You
開発者 IS 天才

文章よりこの1分の動画のほうがルールがわかりやすいのでこれを見ていただきたい。

ブロックを押してゴールを目指す、いわば倉庫番のパズルだ。が、押すのはルールが書かれた単語だ。
WALL IS STOP
だと壁に阻まれ進めないが
WALL IS YOU
だと自らが壁となり、画面の壁を全てを操作出来る。

壁が邪魔してても自分が自らゴールへ向かうと言ったウラをかく答えがとにかく多い。どのステージもクリアしてから唸るようなアイデアに溢れていてまるで飽きない。

難易度は高めだがどの単語が交換出来るかはある程度は決まっているので焦らず画面を見ていればクリアできる。

アイデアの魅力が光るザ・インディーゲームだ。

(Steam Switch)

・SiNiSister
My GOTY 2019

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俺はなぜこのゲームがGOTYにノミネートされていないのか不思議でならない。Steamや家庭用ゲームで移植されていないからか?

それともDLSite専売のエログロ18禁ACTだからか?

本作はおよそ3時間ほどのプレイ時間に40を超えるやられシーンが詰まっている。つまり3~4分のペースで新たな敵、新たな興奮が次々と押し寄せてくる。そんなゲームが他にあるだろうか?

複雑なシステムもなく、キャラの移動スピードも控えめで、初見で負けてもすぐリベンジしやすい敵のパターンなど余すことなくこのゲームを楽しんで欲しいという暖かさに溢れている。

ゲームの価値基準が「プレイ中にどれだけ飽きさせず、絶え間なくエキサイトさせるか」とするならばこのゲームは至高といえるだろう。

誰がなんと言おうと私のGOTYはSiNiSisterだ。

これをプレイすれば君のGOTYもSiNiSisterだ。

(PC DLSite専売)
プレイ時間:3時間ほど

どうだろう、気になるタイトルがあれば幸いだ。
ここ何年も「ゲームする時間も体力もなくってさあ…」というボヤきを耳にすることが多くなってこの記事を書いた次第だ。

動画サービスやソシャゲなどスキマ時間で楽しめるコンテンツが溢れて様々な環境にいる人を楽しませるため、可処分時間を奪い合う競争をひしひしと感じる。

もちろんそれは素晴らしいことだが心のどこかで「俺ってこのままFortniteの実況をひたすら見て人生終わるのか?」と思ったとき、何でもいいから手を動かしたいという気持ちが出てくる。

そんな気持ちに応えられるゲームが今後一層評価されるのではないかと考えている。

それはグラフィックや音楽といったリソースのクオリティ、エンドコンテンツなど長くプレイして楽しめるといった、「時間/金額」のコスパとは違う概念だ。

ホスピタリティと呼べばいいのだろうか。プレイ中に相手に退屈な思いをさせる間もなく楽しい思いとサプライズでいっぱいというゲームがいいゲームとして私の判断基準として大きくなっている。「感動/時間」のタイムパフォーマンス、平たく言えば「最後までチョコたっぷり」ってヤツだ。

ともかく2020年もよろしくおねがいします。

サポートは執筆時のコーヒー代にいたします。