大阪組の春休み

三男と嫁ちゃん、この春中学生になる孫、大阪組の3人の大忙し東京見物の旅は無事終了した。今回の3泊4日は、すべて孫の企画設定だった。特急で新大阪から京都、敦賀に出て、そこから北陸新幹線で東京まで。ただひたすら電車に乗り続けた一日目。駅や車窓の景色が延々とLINEで送られてくる。
翌日はママの希望に合わせたショッピング、どこで調べてきたのか馬喰町の問屋街で買物をしたかったらしいが、一般の人が購入できる店を見つけられず断念したようだ。かわりに上野公園辺りでまったりと過ごしたらしい。そして3日目は、息子も合流して東京ドーム、野球博物館、外務省や裁判所、日比谷公園、国会議事堂までハードな社会見学、もちろんこれらの外出に私はお付き合いしていない。寝場所と食事を提供するだけ。
ひとり暮らしにはちょっと広い、なんてろくに掃除もしていなかったわが家の人口密度が、パンパンに膨れ上がった。次男もご飯を食べに来たから、ごみは出るわ、ホコリもたつわ、玄関はでかいスニーカーであふれかえる。子育てのときは常にこんな状態だったのだと思い出す。若かったからできたことだ。
最後の日、息子と孫が台所とリビング、洗面所に風呂場、階段、そして私の部屋をピカピカに掃除してくれた。若い手で床を拭くとこんなにもきれいになるのだ。確実に私の手は衰えていると、実感した。羽田空港まで送っていくよなんて言ってみたが、帰りに転んで骨折でもされたら大変と、早々に断られた。慌ただしくて疲れたけれど、ひと仕事終えた感じだ。こういうお世話、いつまでできるかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?