オリンピック開会式の朝
歳を重ねるごとに眠りが浅くなる。2、3時間熟睡すれば目が覚める。でもこれは、自然な老化現象と受けとめて気にしないことにしている。若いころと同じような睡眠の取り方はしなくてもいい。そう思っているから、オリンピックの開会式が、夜中の2時からだと知って、頑張らなくても見ることができると思った。ニュースや夜のドラマを観ていたつもりが、いつの間にか心地良い眠りに入り、気付いたら0時を回っていたなんてことはザラにあるし、クーラー掛けっぱなし状態にも慣れた。
昨晩も、いつものようにテレビをつけたまま横になっていた。いつの間にか眠りに入り…、気付いたら窓の外が明るいではないか。テレビ画面は消えている。
この一週間、連日の外出で、さすがに疲れたのだろう。ということは、このくらい動き回らないと細切れ睡眠は解消できないということだ。高温、熱中症注意! と脅かされ、確かにあまり動いていない。賢い友人は、2時、3時に目が覚めても、ジタバタしないで本を読む、テレビをつける、4時過ぎたら犬を連れて散歩をするのだと。どうせ気ままなひとり暮らし、この夏は、私も早朝散歩活動をはじめようか…。
とはいえ、しらじら夜が明けるころ、窓を開け放ってウトウトするのが最も至福の時間。今朝もベッドに身を置いたまま、開会式はやっぱり見逃した。
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