狛江のまち歩き

月に一度、世田ヶ谷区のまち歩きグループに特別参加させてもらっている。今回は、国領駅から狛江駅へ、主に品川通りを歩いた。空は高くて青いし、何といっても風がさわやかで気持ちがいい。参加者5名、地味な企画だからいつもの半分だったが、でもこれくらいの人数がちょうどいい。団体でのゾロゾロ歩きは、1人で気ままに歩くのとはまたひと味違った充実感がある。
企画者のリーダーは豪徳寺在のけっこうな年齢の男性、何度も自転車で下見に来ているそうで、道順もウンチクも歴史も、ものすごく詳しい。狛江にはもう何十年も住んでいる私、子どもを自転車の後ろに乗せて、あるいは少年野球の試合の付き添いなどで何度も通ったことがある道、懐かしい路地にも思わぬ発見があった。
ちいさな路地神様、お稲荷さんにいくつも寄り道して、万葉集の歌碑、古墳群に足を止め、伊豆美神社が思いのほか広くて立派だったのに驚き・・・。山車や神輿の格納小屋を覗いて、秋祭りの賑やかさを思い出す。点在している野菜の無人販売に興奮し、キューリやらジャガイモやらを買い込む人もいた。わかってはいたけれど、狛江っていい街なのだ。

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