緊急地震警報

地震です! 地震です! 
6時半頃の緊急地震警報で、飛び起きた。警報音と抑揚のない音声は、何度聞いても心臓に悪い。揺れに敏感な私、震度1,2でも感じ取るし、特に⒉階にいれば微妙な揺れもわかるのだが、今朝は家中ピクリともしなかった。とりあえず毛布を抱え込んでベッドから下り、パジャマの上にもう一枚はおって部屋着のパンツに履き替えたが、棚に雑多に積み上げた書籍も動かない。
携帯に映しだされた文字は「富山湾で…」。ン? なぜ東京地方にも警報が入る? 
輪島や能登は、確かに大きく揺れたらしい。テレビでも緊迫したアナウンサーの声が続いていたけれど、ふりまわされてしまった感が強い。でも、地震は恐い。震度5や6が突然やって来たら、きっとパニクってしまうだろう。「おちつけーッ」と、まず自分に声かけしよう。
子どもたちがまだ小さかったころも地震が多発していたから、私は寝間着類を着て寝たことがない。激しい揺れが来たら、まず玄関のドアを開けて、子どもたちに帽子を被せて待機。逃げるときは、三男をおんぶひもで背中にくくりつけ、次男を抱きあげ、長男には緊急持ち出しの小さなリックを背負わせて手をつないで…、こういうシュミレーションを頭の中でいつもしていた。ずっとひとりで3人を守ることだけを考えていたのだ。
今は我が身さえ守ればいい。でも、あの頃のように、やっぱりパジャマを着て寝るのはやめようと思う。そのまま外に出ても恥ずかしくないような、スエットを買おう。

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