ほぼ徹夜
忙しさの中で、急に入った仕事の原稿提出がこれまたバタバタ、「今夜中に頂けませんか」と言うのではないか。しようがない、やるっきゃないだろう。仕上がるまでやっつけなきゃ……、いったん寝てから、とも思ったけれど、覚悟して、夜を徹して頑張った。
アドレナリンが出続けていたとみえる。終了したのは4時だった。これで良し。でもまてよ、そのまま送信するのは止めておこう。
私に頼めば、無理な依頼でも何とか仕上げてもらえるなんて思ってもらうと困るし、夜中に書いた文章は必ず朝見直せ、というのがライター心得の基本だ。
頭の芯の興奮がとれず眠れないかもしれないけれど、暖房を止めていったん布団にもぐり込んだ。あっという間に眠りに入り、目が覚めたのは8時前。なんだ、いつもと同じくらいの眠り方じゃないか。年寄りは眠りが浅い。3時間も熟睡すれば十分なのだ。
再びパソコンを開いて、見開き2頁程度の原稿を改めて読み返す。これでよし! 送信ボタンを押した。
久しぶりの爽快感。ホッとした。もう一度、寝てやる~。
この先も、まだまだ取材の予定が詰まっている。有り難いことだ。ただし、若い頃のようにはいかないはず。無理は禁物!