都知事選を前に

近所に、都知事選立候補者たちのポスター用看板が建った。スペースは1から40まである。東京都とはいえ、世田谷区と狛江市の境のこの辺りにまで、ていねいにポスターを貼ってまわる候補者が、どのくらいいるのだろうか。知事選には必ず顔を出すタレントや、あのドクター中松の名もあがっているようだが、今までも本人はもちろん、支援者すら近隣に来たことはない。
毎日のようにLINE会話をしている高校時代の仲良し4人組の中で、アメリカで永住権を取っているMくんは日本の情勢をやたらによく知っていて、「地方の市長を辞めた石丸氏に期待」と書いてきた。確かに、力があるだろう若い人をつぶしたくないとも思うが、若けりゃいいというものではない。あのお騒がせ党も候補者を出すというではないか。ぶっ潰せ! なんて物騒なことを大きな声で叫ぶ暴力団なのか右翼なのかわからないヤカラが、わがもの顔に都内を駆けずり回るのも、どうかと思う。ふざけるな! と言いたい。
甲府に移住したTくんは「都知事選もいいけれど、アメリカの大統領選、どう見ても老害戦争だ~」と。その通りだ。世界中が危うい。
7月7日の都知事選を前に、真面目なLINE会話が続いているが、実際にはこのグループの中で都民は私だけ。その私も、23区内ではない。多摩地区は各市それぞれ独立した行政区、と言えば聞こえはいいけれど、微妙に取り残されている感がするのだ。
選挙の話題で盛り上がり、実際に投票するのはシニア層ばかり・・・、ということにならないように祈るばかりだ。

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