暑さ復活!

梅雨が明けたとたん、30℃超えの予報が出た。わが家には朝から気持ちのいい風が通り抜けていく。シーツも枕カバーも、バスタオルも洗った。珍しく掃除機も掛けた。家の中で転がっているのはもったいない。太陽が高くなる前に、ご無沙汰だった多摩川べりの散策でもしようと、冷たいお茶を入れた魔法瓶と小銭入れだけを持って外に出た。
多摩川に近い方の置き売り巡りをしたかったが、朝穫りの夏野菜は10時を過ぎないと並ばない。通勤・通学の自転車も通らなくなった時間帯は、どの道を曲がってもだーれも通らない。
いい感じにリズムを取ってウキウキ歩いていったが…。土手に上がって一気に空気が変わった。むわっと息苦しくなるような蒸し暑さ。河原の伸びた背の高い草や、昆虫の宝庫のこんもり密集した木々が、日差しに反射して暑苦しい空気を吐き出し、土手の辺りに籠もっているのだ。こりゃイカン、ここを歩いていたら熱中症になる。水辺のそばまで下りれば涼しいのかもしれないが、土手は予想外の暑さだった。
どうりでだーれも走っていない。ときおり自転車がフルスピードで通り抜けるだけだ。川崎側に抜ける橋まで歩くのがいつものコースなのだが、速攻土手を下りた。車が行き交う道の方がうんと涼しい。生き返った気がした。
置き売り野菜も諦めてUターン、最短コースでこの辺り唯一のスーパーに非難した。買うものはない。小さなスーパーの中をゆっくり2、3周し、小銭を数えて蚊取り線香だけ購入。
1時間半程度の散策だったが、ぐったり。外はすでに33℃、高温を侮ってはいけないと実感した。

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