主に硝子、あとは指など/アナコンダにひき
壊しちゃったものは意外と少ないことに気づきました。不注意でよくものを落とすのですが、落とし慣れているので大抵は足で受けとめます。そのせいで足はなんとなく痛いことが多いです。
①水玉模様の肉厚グラス4個入り
食器洗いの際は泡を多めに使った方がよく汚れが落ちると信じているため、たびたび食器を手から滑らせます。シンクの中で他の食器とぶつかるため私の手が介入する余地無くグラスは割れてしまいました。ガラスは断面も透明だということを手を切りそうになりながらつくづく眺めてしまいます。半年で4個割りました。
②青い皿、直径24cm
パスタやカレーを盛るのに重宝していたのですが、こちらも洗い物の最中に割ってしまいました。ただしこちらの中身は木工用ボンドが詰まったような透けることない白色でした。外側と同じようなきれいなターキッシュブルーだったら良かったのに。
③ドラム式洗濯機
乾燥機能が使えなくなってしまいました。問い合わせると使い方には問題なかったようで、すぐ交換してくれることになったのですが、洗濯パンにぴったりはまりすぎていて取り出せないとのでした。部屋に嵌まりこんでどこへも行けない洗濯機。少し愛おしくなったのですが、かさ上げ台を持って再び交換して頂いたので今は新品です。前のものは廃棄されたんでしょうか。
④スピノサウルスの指
小学生くらいだったと思いますが、弟とじゃれ合っている時にスピノサウルスのフィギュアの左前足の第二指と三指を折ってしまいました。大事にしていたものだったので(だったらそれで遊ばなければよかったのですが、私は常に体験に基づく実感が足りていません)、弟を責め、さらに自分の愚かさに怒りが収まらず夕飯を戻してしまいました。小川洋子の小説をいくつか読んだ今なら指の欠けたフィギュアに愛着を持てる気がします。吐く程ものを大事にできた自分の執着を取り戻したい気もします。
⑤弟像
経緯があったのですが省略して、弟が実家に帰ってくれなくて泣いたことがあります。その時から弟の人格をより意識するようになりました。私は自身を本当にグロテスクな生き物だと思います。人を星に虹に硝子に花に火に風に喩えたりするし。
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ウィーンガシャン派のリレーブログ。
今週のテーマは『壊しちゃったもの』
リレーブログの更新は一旦終了です。
次は11/20(日)文学フリマ東京35でお会いしましょう。
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