流れに委ねてみるという選択
最近、外食をする際にコース料理を注文することが多い
以前まではオススメとはいえ委ねるより自分が好きなものをオーダーすることを頑なに譲らなかった
根本が頑固なので 誰かに任せるとかできなくて
自分の意思なら後悔もないから
それでいいと思っていたのだが
ふと
よく考えてみたらうち経営する店舗のお客様が
結構な比率でコース料理をオーダーされる
なぜかなと検証してみたら
初めてのご来店の場合なにをチョイスしたらいいかわからないから 外さないようにお店のおまかせコースにすると言われるパターンと
単品注文するよりコースの方がお得にいろいろ楽しめるからと言われるパターンが多いことに気づく
コース料理を提供していく中で
まずは前菜にはどんなワインが合いますかね?
とか
メインには何がオススメですか?
などお客様とのやりとりも楽しい
その日の料理とその日のワインで合わせ方を
その瞬間の空気感やその方の好みを聞きながら合わせていく
バチっとハマった瞬間が嬉しいのもあるけど
更に嬉しいのは自分の連想する好みと合致した時
この人好き!って思うもんなあ
(いろんな意味で)
たぶんそれってお客様も同じで
スタッフ側も同じこと感じてる
飲食店って本当に難しいのに営業職やってた頃の方が断然利益出せて儲かるのに
何でそれを手放してお店をやってるかって
ビンボー農家に生まれ育ち
食べものに恵まれなかった僕にとって
食べもので人が喜んでくれる笑顔をみるのが
たまらなく生きてると感じれるのです
でもほんとは恵まれなかったと思ってたのは勘違いで 誰より食べものに恵まれてた
本当の自然で栽培した野菜や山の幸海の幸
あの当たり前だと思ってたものが実は
この世の中でもっともおいしいとされる食材だったのだ
ジャンクフードに憧れてジャンクな生活から一周まわってたどりついたのは
日本の農と食をお届けすること
耳がタコにできるくらい聞き慣れてるかと思いますが人の身体は食べたもので作られる
しつこく言います
『人の身体は食べたものでつくれらる』
人口が減っていくこの国で
日本人がいなくなっていくこの国で
誰が日本の歴史と文化を残していくのですか
未来の子供たちです
その子どもたちに恥じぬよう
日本の農家さんを守り生産者さんを守る食生活を
冗談じゃなく食糧自給率100に戻しましょう
我々の時代で戻すんです
必ずできます
弊社の店舗では顔の見える食材を産地直送でお届けいただきご提供することに徹底的にこだわっています
話がそれました
そうそう
コース料理でオーダーしてみると
その日その時の旬を少しずついろいろと楽しめて
自然を感じるというか
それは天然の自然という意味でも
その日その時の流れに身を任せてみるという自然という意味でも
身を委ねるという決断がなかなかできない自分によっては革命だったのです
意志の強さは時に 新たな景色を見えなくしてしまう
そう氣づいてからコース料理が楽しくなりました
さらに
一緒に食事してる人との会話も
その日の料理をいただくことで旬を感じれてとても弾みますよね
特におすすめはランチコースですね
ディナーより更にお得でボリュームもライトで飲み過ぎないし いいことづくし
晴れの日のランチコースは格別です
それではまた!