ウリエル杯5th  アフターレポート

皆さまこんにちは、こんばんわ。
ウリエル杯運営、主催のなこもです。
先日開催されました、「ウリエル杯5th」へご参加いただき、誠にありがとうございました。

当日のご参加は16チーム、またサイドイベントのキューブドラフトも1回開催できるなど、今回も成功と言っても過言ではない回でした。

改めてみなさまに感謝を。

カバレージは順次更新予定ですが、更新が始まれば、最後までお付き合いしていただけますと幸いです。



メタゲームブレイクダウン



当日のデッキ分布と、今回のベスト8のデッキ分布は以下の通りとなります。

デッキ分布

縦長ですみません・・・

ベスト8デッキ分布

母数最大はやはりイノセントスターでした。前回のうりえる杯みにのレポートでもお伝えした通り、ユナイトアークにて実装された約束イベントサイクルが非常に強力で、イノセントスターと相性がいいことがあげられるでしょうか。

その下に五頭領、「神々の夜明け」で強化されたディンギル、「約束<ユナイトアーク>」でデッキタイプが成立したレヴィ―と続きます。
ベスト8で多少の変化はあるものの、現環境の王者はイノセントスターといっても過言ではありません。
イノセントスターを選択した8チーム中、6チームがベスト8に残っていることがその証明となるでしょう。
しかし、全体を通して分布をみてみると、そこまで支配的な環境であったかというと、実はそうでもなさそうに見えます。意外と使用デッキがばらけていることが、運営としてはかなり意外でした。もっとイノセントスターとかディンギルが多いのかなって。
もちろん、カードの資産の都合上や、自分のお気に入りのデッキを強く握りたいという方もいるでしょうし、チーム戦だからこそ、イノセントスターを強く見れるデッキを選ぶチームもいたことでしょう。
今回のチーム戦は、非常に多種多様な環境となっているといえるのではないでしょうか?



Pick up deck!


・白青緑イノセントスター

E34 「邪竜vs聖竜vs六神竜」にて実装された「極煌明星竜 イノセントスター」によって成立したデッキタイプで、B42 「約束<ユナイトアーク>」で実装された約束イベントサイクルにて大幅な強化を受け、頭一つ抜けたデッキタイプへと昇華しました。

このカードをプレイするだけで、アクション数を稼ぐことが可能です。
どうして…


なんで自壊してドローできるんですか?


なんでこのカードイグニッションできるんですか?

「ウリエル杯5th」の開催までに、いくつかのCSが開催され、結果を残しているこのデッキですが、最近の特徴として以下のアイコン群が採用されつつあるのがトレンドになっているようです。

それが、同じく「約束<ユナイトアーク>」で実装になった、原初アイコンサイクルです。

基本的にはモナの採用が主流


ミラーを意識してメガを増す構築も。

今のゼクスは、相手のプレイヤースクエアを除いた、8つのスクエアをすべて自分のゼクスで埋め尽くすのは容易となっています。そのため、これら原初アイコンサイクルは今の環境に非常にマッチしたカードとなっているわけです。
条件さえ満たせば相手ターンでもプレイアブルになるほか、ライフから出てきても強いカードのため、関東では一部のカードが枯れつつあるようで・・・?

攻撃も防御も、ひとえにこなすこのデッキは、過去一番に完成度の高いデッキタイプとなっています。しかし、このデッキの対抗馬となりうるデッキがいくつか台頭してきました。

・5c(4c)ディンギル

「神々の夜明け」で強化された、過去のデッキテーマ「ディンギルレベル」デッキが3年の時を経て環境に舞い戻ってきました。過去最後にディンギルレベルデッキが活躍したのは旧OB環境だったと記憶しています。間違っていたらすみません。
「メランコリックオーバーフロー」をはじめとする新たなアッパーイベント3種と、強力な新規のディンギルレベル持ちのゼクス、そして神の力を得たケィツゥー、ゆたか達ゼクスエクストラの実装で、かつてないほどにディンギルレベルデッキはイノセントスターと渡り合えるほどのビートダウン性能を獲得するまでに至りました。

今回のアッパーイベントは、普通に打っても手札が減らないし、レベルが上がれば迎撃に使えるという優れもの。確かなインフレを感じる…


正直このカード弱いと思ってたけど全然そんなことなかった。


闇落ちケィツゥー、めっちゃ擦られてる気するのは気のせいですか?
ちなみに書いてること全部強い化け物カードです。

中でも、花桃は過去のカードながら、「バタフライドミネーション」や「仲良しランチ」のように、カードパワーが見直された一枚。

なんでかリソブするのにリソース制限ないんですよね。さすが6年前のカード。

ディンギルレベル1というあまりに軽い難易度で、制限なくリソースを増やすことができます。それはイノセントスターよりも先にリソース6へ到達できる=相手より先に強力なゼクスエクストラを使用することができるということを意味します。
それがこのデッキの強みであり、イノセントスターと渡り合える理由となっていることでしょう。

サンダルフォンやベアトラップで相手の妨害もできるほか、キングXで盤面をひっくり返したりするなど細かなチューンもなんでもござれ。
花桃以外にも、人によって構築が異なるのもポイントです。

昔から強力な妨害札⓵
妨害札② ハンデスと回収をこなしてくれます。
ロマンカードであったこのカードは、
現代の速度によってプレイアブルなリセットカードとしてみられるように。
手札の減らないセレネ。花桃と選択とはなりますが、
構築次第では盤面を早期に埋め尽くすことが可能です。なんで?



・5cレヴィー

「約束<ユナイトアーク>」にて実装された「プリンセスマギカ・レヴィー」を筆頭に、それの眷属であるワールドアバターとそれらを呼び出すセカイイベントサイクルで構成されたビートダウンデッキです。

直近のストーリーで綾瀬を取り込んだ〇〇野郎です。
早く返して…


一番使われてるワールドアバター。可愛くて強い。

その構成から5cとなっていることで、強力なリセット札となる信長の採用が主流となっています。

実装当時はロマンカードやと思ってました。まさか使えるデッキがあるとは…

またクロからシロに繋げてのイグニッションや、アオを使っての面開け・盤面除去、ワールドプレゼンターを用いてさらにセカイイベントを使って展開をしていくことができるなど、ビートダウンに必要なものはほぼ全て持っています。
「エンド・オブ・ザ・ワールド」→「ワールド・デリーター レヴィー」で6リソースへ無理やり持っていくことができるのも好ポイント。

6リソになって破天降臨やセカイイベントを使えるようにしてくれるすごいカード。

しかしながら、トラッシュにワールドアバターやセカイイベントをある程度準備する必要があるため、ディンギルと比較するとやや立ち上がりが遅い印象です。
また相手の妨害を受けやすいため、アッパーイベントがそのまま除去札になるディンギルや、後に述べるエンジュなどの受けるデッキに対してはやや攻め手が足りない印象。

次のエターナルアークで強化をもらえることは確定してるレヴィーデッキ。次の環境も注目です。


・緑青エンジュ

アイドルサマーレッスン環境で猛威をふるった最強のコントロールデッキが、約束・セカイイベントを獲得、さらにはユナイトイベントを獲得したことで強化されたことでふたたび環境に舞い戻りました。

なんかよくわからん効果ついてますね…

7エンジュのエラッタこそあれど、その硬さは天下一品。相手の盤面を妨害しつつ、自分はライブを展開して相手プレイヤーを虜にしてじわじわと詰めていく様は変わっておりません。

エラッタされ同名ターン1になりました。

イノセントスターはこのデッキを苦手としており、今回エンジュを採用したチームはそれを見越しての採用でしょう。見事ベスト8に残っています。
また、無理なく屈指のパワーカードである「世界を超えた約束 あづみ」を採用でき、「各務原あづみ Unite<R>」からつながる展開を確保できるようになったのもポイントです。


・緑単五頭領

チームを組む上であまりがちな「セカイを穿つ緑の爪撃」を無理なく採用でき、ドブンルートがありながら連続攻撃も狙えるこの五頭領というテーマは、由緒正しきビッグマナデッキ。

エンジュや五頭領でよくプレイされるのを見ますね。
最近はレヴィーにも採用されるように。

先3で口寄せの術が成功すれば、自分と相手のリソース差を一気に開けることが可能です。相手がリソース4枚なのに自分はリソース10枚!?なんてことは日常茶飯事。増えたリソースはウェアジャガーで活用して、リソースから五頭領をいっぱい踏み倒してリソースを増やしつつ、相手のライフを削っていきます。

チャクラを溜めて先攻3t目にプレイ!
口寄せジャガーは犯罪ムーブです。

その特異性から、イノセントスターやレヴィーに強く出ることができ、また構築の関係からチーム戦で採用しやすいデッキです。
度々CSやDOIで結果を残しており、密かに注目をあつめているデッキです。
関西ではある一人のプレイヤーが好んで使っており、徐々にその強さが知れ渡るかのように使用者が増えていった印象です。


今回は、「アイドル♪アメイジングギフト」発売直後ということもあり、今回ピックアップしたデッキ以外にも、自分の推しアイドル達を持ち込んでいるプレイヤーもいらっしゃいました。

また、12/25には、大阪では「DOI Final」が開催されました。主催のなこもと、運営のくうきが出場させていただきました。
結果は、BIG  MAGICなんば店様のツイートをご覧ください。

1月以降の環境では、いったいどのデッキが勝ち上がっていくのでしょうか。
今後の大会結果に注目です。


サイドイベント:キューブドラフト

今回、サイドイベントとしてキューブドラフトを実施させていただきました!
ウリエル杯の決勝トーナメントの横で、大きな歓声が上がっていたのはこちらからだと思います…笑
詳しいレポートは、運営のくうきがアップロード予定ですので、そちらをお楽しみに。リンクは、アップロード次第こちらに載せておきます。

※参考記事


#ZX_Meフィーチャーについて

今回の企画その2。
今回は2名様にご協力していただけました。ご協力いただき、ありがとうございました。
そもそも今回の企画を立ち上げたきっかけとしては、前回のカバレージであがってきたデッキの偏りがすごくて、あまり読み応えのない記事を書いてしまったなと反省したことがきっかけです。
せっかくカバレージを書くのなら、運営側もいろんなデッキを見たいし…ということで今回の企画を立ち上げました。
次回以降もやれたらいいな、とは思っているので、その際は皆さま、ぜひどしどしご投稿してくださいね!!!!!!!!!!!!!

それとは別で、実はとある企画をご用意しています。

後々の公開となりますので、次回以降の更新をお待ちくださいませ。



運営より小話

・ジャッジ案件について


今回は大きなトラブルもなく進行できました。
ひとえにプレイヤーの皆様のご協力です。ありがとうございました。
ただ一件だけざっくりと。
原初アイコンサイクル、とくに「原初の曙光 モナ」について、条件を満たしていないのに両方の効果を使用してしまったままゲームが進行してしまったという事案がございました。

「スクエアに相手のゼクスが5枚以上ある場合」の効果を誤ってプレイしてしまっていたようです。

皆様、カードのプレイの際は、条件を必ず満たしているかを確認してからプレイしていただきますようお願いいたします。

・カバレージの更新について

先に述べました通り、主催のなこも、運営のくうきは「DOI Final」に出場しておりまして、その調整等を優先させていただいておりました。そのため、テキストカバレージ等、ウリエル杯関連の記事の更新はかなり遅めの更新となることと思います。カバレージにご協力いただいた皆様には申し訳ありませんが、何卒宜しくお願い致します。

テキストカバレージも、前回よりは文字量を抑える予定でいます。ただし、筆が乗った場合はその限りではございませんが…

年が変わるまでには書き終えたいな…という気持ち。誠心誠意頑張ります。



最後に運営より

・くうき君より

今回キューブドラフトを初めてやってみましたが、概ねテスト段階で想定したデッキタイプの分布になったので安心しました。せっかくキューブを作ったので、また何かの機会で使いたいと考えています。
今回来れなかった方や本戦に上がって参加出来なかった方も、次回キューブドラフト開催の際は是非ご参加ください。


・砂糖水君より

イノセントスターに加えてエンジュまで舞い戻って来たので、ETや優先権のやりとりでギスギスするかなと思ったのですがあまりギスらなくて安心しました。
EXをめくっていないミスもなく、ゲームロスも1件だけ(気付いたらライフが4枚とも山札に混ざってました???)だったので助かりました。
次回開催時もよろしくお願いします。


・なこもより
この度は「ウリエル杯5th」へご来場いただき、ありがとうございました。
規模を4thよりも縮小したとはいえ、満員での開催ができて運営一同うれしく思います。
実は、今回で一旦区切りをつけて、しばらくウリエル杯はお休みしようと思っていますが、またチーム戦をやりたいというお声を多数いただいているので、店舗様と調整してみて、いいご報告ができればなと思っています。
その際は、皆様ぜひともご参加のほどよろしくお願いいたします。



それでは皆様、次回は「ウリエル杯6th」でお会いしましょう。



ウリエル杯運営
主催 なこも
ヘッドジャッジ 砂糖水
ジャッジ・サブイベント運営 くうき

また次回!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?