Z/Xキューブドラフト テストプレイ所感

こんにちは、ウリエル杯運営のくうきです。
先週の土日を利用して、キューブドラフトの第一回テストプレイを行ってきました。

テストプレイに協力してくれた人たち(敬称略)
ええやつ
Sen-vivid
Jr
ところてん
potaburu
上柚木
ドミ
なこも
アダチ
うっちー
なぜか関西にいた立花

みんなありがとう

キューブドラフトとは?というかたは前回の記事をご覧ください。


雑感

思ったよりちゃんとゲームになりました。
カード間の細かいシナジーやパワーバランスはほとんど考慮せずに選定した600枚の束だったので、8人分のデッキが成立するのか心配していましたが、
ドラフトというカードの取り方やゼクスのデッキ構築の縛りの緩さから、よっぽど変なことをしなければデッキという形は保てるなという印象でした。
普通に50枚集めると、概ね3色デッキになる感じでした。4色もまあいけなくもない。
逆に2色は相当色が空いていないと難しいので、常に3色目を何にするか意識しているとGoodかと思います。

各種レベルを使用するデッキは
・ディンギルレベルが2人
・ウェイカーレベルを濃く使うデッキが2人
・低いレベルのカードを少し取り入れたデッキが4人
くらいの分布になると事前に予想していたのですが、それも大体想定通りになったので、ひとまずよかったかなと感じています。

各々のカードピックを見ていると、自分がよくプレイしていた時代のカードを優先的に集めていて面白かったです。
じじいプレイヤーしか八大龍王 阿那婆達多に見向きもしないところとか笑っちゃいました。
初回のドラフトではみんなカード一枚一枚をみるたびにキャッキャしていたので、その気持ちを体験するだけでも価値がある遊びになりそうです。

アーキタイプについて(ふわっと)

ドラフトとはいえ、自然と相性がよさそうなカードを集めることになるので、ある程度組まれるアーキタイプの種類がわかってきました。

赤青系ディンギルレベル

かつてのレベルビートを彷彿とさせる、ディンギルレベル持ちのアイコンカードを駆使したビートダウンです。
今回のプールでは種族を参照しないディンギルレベル持ちのカードが少ないという理由から、
一部のディンギルレベル系のカードを二枚ずつ投入しており、きれいに組めた時の安定感と強さはピカイチでした。
赤青を中心として、3色目に何を持ってくるかでデッキの性質に幅を持たせることができそうです。
弱点としては、構築難易度がおそらく一番高いところですかね。
今回のルールでは(ほぼ)非アイコンでしかレベルを上げられないため、レベルアッパーを十分な枚数取れなかったときに一気に弱くなってしまいます。
間違いなく今後マークされるデッキタイプではあるので、その中でも強く構築することができるのか見ものです。
IGフラムスからヤシギ降ってきたときはキレました。

サンプルレシピ

ところてん 戦績2-1

緑系ディンギルレベル

実は結構強いカードを多く投入していたのですが、緑のディンギル自体が当時大会で目立っていたわけでもないので意外と人気はなかったです。
天火の料理娘花梨から天籟御前 菖蒲等の8コストを要求するシステムゼクスに綺麗につながる動きがあるんですが、案外意識されてなかったみたいです。
(立花は知ってたみたいでやってきました。負けました。)
アイコン→ウェアホロニス→花梨→任意の大型ゼクスでwinあります。
特に白の高レベルのシステムゼクスが強力なので、早出しから制圧できる可能性を秘めています。
早めにこのパッケージが成立したなら、ピュアフロンや7サイクロトロンなどのシステムゼクスを突破するカードをカットする戦術もあり得るかもしれません。
(それでもIG2ヒットから簡単に突破されてしまうのがZ/X -Zillions of enemy X-なんですけどね)

サンプルレシピ

立花 戦績2-1

白緑系ウェイカーレベル

ウェイカーレベル系のデッキはレベルアッパーはアイコン、レベル能力は非アイコンに別れているのでかなり組みやすそうでした。
ただし、そもそものウェイカーレベル能力の査定がディンギルレベルより控えめなため、組めた時のインパクトはディンギルレベル程ではない印象。
モテッツホーリースカイトイガーを擁する白とスクワールドールがある緑が人気でした。
強力なシステム、カードアドバンテージを稼ぐカードを集めていると自然と白黒緑になることが多そうです。
(一度青白黒で作りましたが、リソースが足りなくて厳しかった)
白黒緑系のウェイカーレベルデッキを僕と鮮さんが好んで組んでて、かなり綺麗に作れてると思ったのですが戦績は負け組でした。
めちゃくちゃ勝てそうなんですけどね。

サンプルレシピ

鮮 戦績1-2

サンプルレシピ

くうき 戦績0-3

妲己

こっそり忍ばせていた一枚でアーキタイプになりうるカードです。
potaburuくんに一瞬でバレて擦り倒されました。
全然意識していなかったのですが、「宿業の対決 vs ガムビエル」が一枚で3種族持っているので最重要カードみたいです。
他にも日本一ソフトウェアのカードなどの珍しい種族をふんわり集めるだけで効果条件は達成できそうでした。
妲己を引けない試合をどうするかによって、いろんな構築が生まれそうなアーキタイプですね。

サンプルレシピ

誰か忘れた 多分Jr

カード評価

強そうだったカード

・手札が増えるアイコン
ほぼハイランダーになるので、とにかくどのデッキでも選択肢が増えることのメリットが構築よりも大きかったです。
特にリバースアルターイノセントスター、アルタースライ五頭領フィーユあたりは事前の予想通り取り合いでした。

・多面除去カード
現代ゼクスと違って、一度取られたボードを返すのに苦労するので、一枚で解決できるカードがあるとかなり有利に試合を運べました。
T.Bird feat. サイクロトロンは、多面除去と面展開(の可能性)を一枚で行えるスーパーカードでした。

初手級です

・高レベルの起動除去持ちゼクス
思ったより各種レベルが上がったので、ディンギルレベル3、ウェイカーレベル4のカードくらいならわりと簡単に効果を使えました。
黒ケィツゥーやテレが相手PSに着地した時の絶望感はすごかったですね。

さすがに抜けない

・起動除去持ちゼクスを突破するゼクス
起動除去が強ければ強いほど輝くので、ここに該当するカード群の枚数はある程度キューブ内に採用する必要があります。
PS一生抜けなくて負ける試合ばかりだとつらいですからね。
特にピュアフロンは起動除去持ちを立てるデッキ側が使っても強いので、見たら取っていいレベルかなと個人的には思っています。

見たら取ってもいいかも

・トラッシュから展開、回収を行うカード
プレイの選択肢が大幅に増えるので、デッキの安定度に大きな影響を与えていました。
強いカードを2回使えば2倍強いですからね。

あんまり使われなかったカード

・3色参照カード
構築難度が高いわりに、そこまでのメリットがないので、あんまり使われていませんでした。
和修吉やファオルペルツあたりは使われてそうですが、シャムシールやアルタイルは一生取られず卓を回っていました。
別のカードに差し替えそうな気がします。

・正義の黄昏
さすがにIGOB無いと打ちどころがなかったですね。

・トリガーオブウォー
コストが重すぎるか?ドゥームブラストに変えてもいいかも。

・バーネット
そもそもリソースリンクをそろえる役割が多かったので、今回のルールだとリソースブーストカードの中でちょっと見劣りする感じでした。

テストプレイ結果一覧


調整方針

ディンギルレベルに関しては概ねそのままでよさそうなので現状維持。
ウェイカーレベル系にちょっといいカードを増やします。
使われなかった3色参照カードは別のカードに入れ替えます。

以上、ウリエル杯本番をお楽しみに。

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