新しい年の始まりは、深い呼吸から。な新月
本日、新月を迎えました。
新年明けてすぐの新月。
今年一年コツコツとやってみたいことを考えたり、新しいことをスタートするのによさそうな年の始まりですね。
どなたにとっても穏やかで豊かな一年になりますように。
先月は『月のこよみ 2022』という天体としての月の本をご紹介しました。
今月は『一生もののセルフケア 月のヨガ』(サントーシマ香著・大和書房刊・1,430円)という本を「月の満ち欠けと私たちの体のつながり」をテーマにご紹介したいと思います。
本書は、ヨガ講師のサントーシマ香さんが、月ごとの女性ホルモンのゆらぎに寄り添うムーンサイクル(月経周期)を整えるヨガを提案しています。
すっきりとしたデザインでわかりやすく、ヨガ初心者(私もそうです)の方でもやってみようと思える一冊です。
「内なる月の満ち欠けには、女性ホルモンが関わっています。」
(―16Pより引用)
と書かれているとおり、とくに女性の体は月の満ち欠けに影響を受けています。
「満月に生理がくる・出産が多い」
「女性の生理周期と月の満ち欠けのサイクル29.5日がほぼ同様である」
など、女性の体と自然のつながりの神秘を、本来私たちは体感しているはずでもあるんですよね。
ただ、現代の生活リズムはとても忙しいから、そうした実感を感じにくいのも事実だと思います。
本書はヨガのポーズややり方だけではなく、ムーンサイクルを知り、意識することができるようになるところがおすすめで、ひとつの周期の中で女性ホルモンがどのように変動していくか、そのときの心身の変化や起こりがちな不調について知ることができたり、「この時期には無理をせず、体を休める」「内なる自分が安らぐことを意識しましょう」と自分自身を追い込まないようなスタンスで日々の生活の提案をしてくれるのも嬉しい。
ヨガは呼吸法と穏やかなポーズが中心で、初心者でも本を読みながら気軽に実践することができます。
新月・上弦の月・満月・下弦の月とムーンサイクルに沿ったポーズと、その時期に見合った過ごし方のコラムが書かれており、自分の体の状態を確かめながらできるのもいいきっかけになります。
やる前と後では体の力が抜けているのを実感できるのも爽快ですし、深い呼吸を意識するので、終わったあとは頭もスッキリ。
新しい年の始まりに、新しい習慣のひとつとして。
ぜひ本書を片手に、生活の中にヨガや深く呼吸をする時間を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【west mountain booksプロフィール】
「私やあなたが本来の自分に戻るための知恵やヒント、きっかけ」となるような、からだやこころ、自然にまつわる本をセレクトしています。
2020年まで7年間下北沢・本屋B&Bの書店スタッフとして勤務し、くらし・からだ・旅・食・日本文化にまつわる棚やイベント企画を担当。並行して2020年より個人の屋号としてwest mountain booksをスタートし、現在は長野県上田市を拠点にオンラインショップ、イベント出店をメインに活動しています。2021年12月11日に「面影 book&craft」という実店舗をオープン。情報はインスタグラムをメインに発信中。
Instagram @westmountainbooks
オンラインショップ https://westmountainbooks.stores.jp/
Photo by kensuke iwai
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