忘れゆく、いきてゆく

誕生日に買ってもらったおもちゃ
初めて運動会で優勝した日
ドライブで流れていたCD
バイト先でよく喋ってたあの子


みんな みーんな どこかへ 行ってしまいました


あの子は元気かな 今なにしてるかな

でも 顔も名前も ちっともでてこない

記憶からするりと、抜け落ちていく

気味が悪いような、心地がよいような。


あんなにたのしかったはずなのに
あんなにうれしかったはずなのに


そんな

いつか消えてしまう日々を

とりとめのない いちにちであっても

わたしは わたしとして

いきて ゆくのです。

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