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【チャート相場分析】ラガヴーリン 25年 200周年記念(2022年8月)

ウイスキー価格の分析をしていると、「下がらないでしょ」というボトルを見かけます。
ポートエレンやローズバンクの公式ボトルはもちろんですが、タリスカーの30年、ラガヴーリンの限定品などもそうです。中でも、この200周年記念ボトルは、通称「バイセンテナリー」と呼ばれて100年に1度しかリリースされないものです。

100年に一度のお祭り騒ぎに、最も美味しい樽を詰めると考えるのは自然なことで、2016年の販売当時も高額でしたが瞬く間に売り切れしました。
ボウモアの200周年バイセンテナリーが高騰したことからも、実際に飲むだけでなく投資目的で買っている人も混じっていそうです。

出典元:https://www.kameya.jp/shopdetail/000000006710/

まだ「輸入酒のかめや」に販売ページが残っていたので引用してみます。当時からお一人様一本と制約がありましたが、30日経過すればOKというルールのようです。価格は税込みで132,000円です。

チャートを見ると、初回の出品は2016年10月12日に134,000円で終了しています。ほとんど販売価格と一緒のようです。きっと儲けが出ずに「転売失敗した……」と思ったことでしょう。そこから少し相場が下がります。

最安値は同年12月10日の120,000円です。国内正規品で状態も良いのですが、転売でダブついていたためか販売価格より安値で終わっています。

そこから、ジワジワと上昇して15万円を目安に2020年まで、目立った動きがありません。2019年に19万円、2020年に23万円をつけてからは強気相場に抜けていきました。

今年2022年の4月には29万円、そして昨日の35万円です。
ここまで来ると20万円台での落札は少なくなりそうです。

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2008年より趣味で『ウイスキー収集』を続けるうちに、ボトルの価値が100倍以上になるものが出てきて驚きました。そこで独自の手法で、ウイス…

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