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【チャート相場分析】響 17年(2022年7月)

一時期、友人から「バブル弾けるぞ!オジサン」と呼ばれていたことがあります。くだらない雑談ですみません。

2017年にビットコインが30万円を超えたとき、実は私も1BTCを所有していました。「どうやら仮想通貨というのが熱い!」と聞きつけて、口座開設を急いだのですが、2週間掛かってしまい1BTC買えたのは27万円でした。

しめしめ、これは儲かるぞ!と買った数日後にチャートを見ると以下のようになっていました。

大枚はたいて27万円出した仮想通貨が、たった数日で3分の2になっているのです。時価総額が19万円と表示されていて絶望した覚えがあります。

ちなみに、その時はチャートの底値で損切りをして、損切りしたその日に反転してとんでもないトラウマを植え付けられました。

この時から、「バブル弾けるぞ!オジサン」になってしまったのですが、皆さんご存知の通り上記の暴落したチャートは、以下の部分の話をしています。

このまま、買ったことを忘れていれば暴落した現在でも10倍以上になっていました。去年末に利確すれば、27万円が800万円になっていたのです。
ちょっと下がったから狼狽売りしていてはダメで買ったことを忘れるくらいがちょうど良いと勉強になりました。

出典:https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g1056301810

さて本題に戻りますが、響17年は中でも鳳凰意匠ボトルが中国で極めて高い人気を誇ります。中国大陸は広いので一概に決めつけてはいけないのですが、中国人の富裕層は大枚叩いてでも希少なものを手に入れようとします。

例えば香道に用いる沈水香木、中でもベトナムのごくわずかな地域で取れる伽羅(きゃら)は1gで10万円以上の物もあります。

出典:https://www.kokoudo.jp/?pid=118777605

上記の伽羅は、これでも手頃な部類で、より希少なものになると500万円以上の値段が付いているものもあります。織田信長が朝廷に蘭奢待を差し出すよう命じ短刀を取り出して「一方は天皇に献上し、もう一方は自分が使う」 と言って蘭奢待(香木)の一部を2ヶ所、無造作に切り取っと言い伝えられているほどです。

出典:http://www.asahi.com/world/china/cha/060301.html

香木に限らず、中国福建省にある武夷山で採れる「最古の茶原木」と言われる大紅袍(だいこうほう)は20gで287万円の値段を付けました。
第3世代、第4世代のクローナルは10g数千円で買えるほど手頃ですが、樹齢400年を超えるこの原木は石棚にたった3本しか存在せず、中国政府関係者しか入手が不可能と言われているため上記のような値段になっています。

このように中国人の富裕層は希少であれば、本来の値段や価値とは関係なしに金を出す、そのため日本ウイスキーも一部の銘柄が極端なまでに上昇しているのだと思っています。

「響 17年 鳳凰意匠ボトル」のチャートをご覧ください。

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