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山崎12年のフェイク(偽物)の判断方法おさらい

以前からヤフーオークション、メルカリで山崎12年・18年の偽物が大量に流通していると警告していましたが、最近ではAmazonのマーケットプレイスでも偽物が売られているとSNSで話題になっています。

そこで、フェイクの判断方法と安全な買い方について再度おさらいしてみます。

Amazonのウイスキーがなぜ危険?

Amazonはワンクリックで翌日には商品が届く便利なショッピングモールですが、偽物が届く危険性があります。
欲しい商品のページに行くと、「Amazonの他の出品者 新品 (12)件の出品」のように複数の業者と価格が登録されています。それだけでなく、同じ商品のページが何件も存在していて、どれが正しいか分かりにくいです。

出典元:https://www.amazon.co.jp/

この中でも、出荷元 Amazon.co.jp 販売元 Amazon.co.jp が一番安心できる安全なショップです。なぜなら、Amazonが直接サントリーや専門の酒卸から商品を仕入れているためです。

偽物の可能性はほぼゼロです。その代わり、定価販売で招待制だったり、すぐ完売してしまったり、中々買うことが難しいです。
次に安全な方法は、国内の有名酒販店の出品している商品です。
「酒類ドットコム」、「ちゃがたパーク」、「酒のやまや」などの有名店であれば偽物の可能性は非常に低いです。「お酒市場JOYLAB」のような業者は国内の有名ショップですが、一般のお客さんから買い取っているので、非常に精巧にできた偽物の場合は査定ですり抜けてしまう可能性は否めません。

買取商品ではなく、通常に仕入れて販売していれば100%安全ですが、Amazonページでは判断がつかないこともあるので、一応考慮しつつ購入を検討するのが良さそうです。

偽物の危険性のある業者

危険な業者は、評価が少ない、評価が低い、中国企業です。価格が極端に安いのも特徴です。

例えば、あるショップのレビューでは

"某サイトで本物と偽物の見分け方をみました。こちらの商品は偽物かもしれません。"
"これから、被害届の準備をしています。 この手の商品の中身の入れ替え封印偽造が流行っているので徹底して追求していきます。"

このような評価が付けられています。中々悪質なショップで、

このように特商法に基づく表記では、中国の住所になっているのに、プライム即日配送、店舗名は「◯◯酒店」と日本語で、まるで日本にある老舗の酒店のような名前になって偽装しています。

EC物流に詳しくない方だと「なぜプライムなのに危険?」と思うはずです。Amazon倉庫発送だと、まるで安全に感じてしまいますよね。ところがAmazon倉庫発送でも偽物が交じることがあります。フルフィルメント by Amazon(FBA)という制度で、業者が委託して倉庫の一部を借りて、売れた場合は顧客に直送してもらう方法があります。
そうなると、真贋の精査がされないまま、受け取った荷物を発送してしまうのです。

これが偽物の危険性がない書籍やDVDであれば良いのですが、ポケモンカードや高級腕時計、高級ウイスキーの場合は、悪意ある業者によって偽物が流通する可能性があるのです。

SNSでは、Amazonで偽物を掴まされた人の注意喚起ツイートが何件かあります。中には偽物と気が付かないまま飲んでしまった人や、大切な人に贈答してしまった人もいるのではないでしょうか。

山崎12年のフェイク(偽物)の判断方法

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