ウイスキー投資の伸び悩み?
あまり良いニュースではないのですが、アラブ首長国連邦(UAE)のビジネス情報サイトZawya.comでは、ウイスキー投資の人気と利益率が高いことを紹介しつつ、今年になってからの伸び悩みについても触れています。
2012〜2022年のウイスキー価格上昇率は驚異的で、人気のない蒸留所でさえも価格が跳ね上がっています。原酒の枯渇により、カスク投資サイトでは今まで見向きもされなかった弱小の蒸留所の樽さえも売るようになりました。
このニュースを見て感じたことは、たしかに樽の売買価格が上がっているものの、一部の人気銘柄以外では上昇率が鈍化しているということです。
ボウモア、カリラ、ラフロイグといったアイラや、マッカラン、グレンドロナックなどのシェリーカスクは依然として価格の上昇が強いですが、比較的手頃な価格のベンリアック、トマーティン、アードモアなどは過去1年での上昇率が低くなっています。
例えば上記のウイスキーカスク投資サイトでは、「BEN RIACH 2008 Cask Size – Hogshead 311 Bottles 」が£17,900.00で販売されています。仲介手数料や諸税、外国送金の手数料を無視すると、17,900ポンド=320万円で1樽購入できます。カスクストレングスでボトリングするとなると、1本1万円弱となります。ボトリング時に諸経費がかかりますが、樽の譲渡価格はまだ現実的な値段です。
ではウイスキー投資は失敗なのか?
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