2023年は、手頃なスコッチウイスキーが消え去る?
リカーマウンテンが大好きで、私は主にワインを購入しています。実店舗には希少なバックビンテージが残っていたり、ボルドーやブルゴーニュの無名な美味しい銘柄が安く入荷していて毎週のようにお世話になりました。
ネットショップでも買ってるのですが、2020〜2021年は「コレでもか!」というほどセールをしていて、例えばブルゴーニュワインのジョルジュ・グラントネイや、ベルトージェルべなど、リカーマウンテンの系列店ではセール時期になると定価の半額近い値引きをすることがあります。シャンパンくじも当たりが多く、常飲用に30本以上購入した覚えがあります。
今年(2022年)になってからは、上記のようなセールがなくなり、逆に9月から20〜30%近い値上がりとなりました。ワインだけでなく、ウイスキーやラムなども9月に値上がりして、中には200%近い上昇した銘柄も存在します。
「今年は値上がりしたな〜」と思っていたのですが、社長のTwitterによると来年は今よりもさらに値上がりするそうです。
高級価格帯のウイスキーは理解できるのですが、グレンリベットやグレンフィディックといった地方のスーパーに並んでいるような銘柄や、人気のあるアラン10年、ブルックラディ・クラシックラディなども数年間3,500円前後だったウイスキーが4,000円、5,000円と値上がりしています。
今現在でもアラン10年を6,999円で販売しているショップも複数あり、2年前から2倍近い値上がりになっています。少し前まではシングルモルトの12年は3,000円あれば購入できました。
今では4,000円を切って買える有名蒸留所は少なくなり、5,000円以上も増えてきています。18年モノは10,000円でお釣りがきたのですが、現在は20,000円近くまで上昇するボトルも増えています。
個人的にかなり衝撃的だったのが、今月落札されていた「アラン アマローネ カスク フィニッシュ」です。これ、ビックカメラの新宿店で10本以上並んで、全然売れていないのを見たことがあるので驚きでした。
大手蒸留酒販では、2020年まで4,770円で50本以上の在庫がありました。数量も限定ではなく人気がなかった銘柄まで、ここまで上昇するのか〜と驚いてしまいました。
他にも、少し前まで地方のスーパーにもあった「マッカラン ダブルカスク 12年」。こちらは5,000円代で買うことができたウイスキーです。
チャートにしてみると、2021年4月までは5千円以下での落札が目立ちます。平均的には5,500円程度でした今年の6月に急激に上昇して7,500円に、10月には更に上昇をして10,000円を超える落札も出てきています。
このままでは来年、15,000円に向かってもおかしくない状態です。
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ウイスキー投資情報R
2008年より趣味で『ウイスキー収集』を続けるうちに、ボトルの価値が100倍以上になるものが出てきて驚きました。そこで独自の手法で、ウイス…
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