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ウェブトゥーンのリズム感を作り出す!コントラストの活かし方

こんにちは、フーモアの佐々木です。

ピッコマが全世界の漫画アプリの中で消費者支出が1位という結果が公開されましたね。

欧州・アメリカ地域のマンガアプリ使用時間も大幅に増加したとのことで、マンガのグローバルフォーマットとしての広がりを感じます。


今週は、良いアクションシーンを作るための<コントラスト>についての記事です。コントラストとは、対比のことで明度や彩度、色相の差のことを言います。

まずは以下をご覧ください。

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<引用>
ランカーの帰還 31話
https://piccoma.com/web/viewer/s/77017/2131661

このように、ウェブトゥーン作品でもコントラストで作られたアクションシーンがありまして、人気作品の『ランカーの帰還』など非常に勉強になります。

コントラストを活用することによって、ウェブトゥーンのリズム感を作り出し、読者に与えたい印象を演出することができます。

アニメにおいてもコントラストは活用されていて、アニメとウェブトゥーンは異なるものですが、ウェブトゥーンがある程度一定の間隔でスクロールされていくという部分でアニメと近しいものがあるため、アニメからもコントラストの活用を学ぶことができます。


こちらの動画では、有名アニメーターの前並武志さんを例に挙げて、良いアクションシーンを作るためのキーワードとして、「コントラスト」を3種類挙げています。
それを簡単にまとめてみましたのでご参考ください。


1.画面のコントラスト
1つ目は画面のコントラストです。
コントラストの作り出し方は以下の流れになります。

①キャラクターの動きで、観客の期待感を高める。
②カメラをズームインし、f.f.(フルフレーム)のキャラクターの動きで次のバーストシーンに繋げる。
③カメラをズームアウトシーン(①)に戻して、コントラストを作り出す

2.空間のコントラスト
2つ目が空間のコントラストです。
コントラストの作り出し方は以下の流れになります。

①一定の間隔でオブジェクトを動かし、観客の動きへの期待感を高める。
②動きを加速させ、かなりの間隔で動かすことで、バーストシーンを作り出す。

3.形と方向のコントラスト
3つ目が形と方向のコントラストです。
コントラストの作り出し方は以下の流れになります。

①キャラクターの動きや存在で観客の期待値を高める
②方向性がある簡略化された形を追加してコントラストでスピード感をもたせる

また、WITSTUDIOさん制作のアニメ『王様ランキング』のアクションシーンもコントラストを学ぶ上で非常に勉強になりますのでぜひご覧ください。


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