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ウェブトゥーン制作するなら読むべき本7冊!社内アートディレクターが厳選!

こんにちは。
フーモアの佐々木です。

いつものnoteは代表の芝辻が執筆しておりますが、今回は閑話休題的にお問い合わせ先にいる私がnoteを書かせていただきます。(代表って忙しいですからね…いつもどこで書く時間を取っているのか…)

フーモアの制作フローとして、作家さんから上がってきた制作物を社内のアートディレクター(以下AD)さんがチェックしフィードバック(以下FB)や調整を行うことでクオリティ担保をする工程があるのですが、今回はそのADさんが厳選したウェブトゥーン制作するなら読むべき本を工程別にピックアップしてもらいました。

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こんな感じで本が山積みです…ADさんすごい…

今回は7選としてまとめましたが、今後も工程別に詳しく紹介していきたいと思っています。

1.ネーム作家さん編

『filmmaker’s eye 映画のシーンに学ぶ構図と撮影術:原則とその破り方』

映像によるストーリーテリングをショットという観点から解説した「Filmmaker’s Eye」は、75本を超える名画のショットを25のタイプ別に解説し、映像がどのようにしてストーリーを伝えるかを明らかにしています。この知識を応用することで、観客に届くストーリーテリングのための画面構成ができるようになります。

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ウェブトゥーンはイラストとは異なり、話の流れを含めてキャラクターの感情や関係性などをどうやって表現するかが重要となります。
そのため、ストーリーテリングや構図を映画から学ぶことができるこの本はぜひご一読ください。


2.線画作家さん編

『ストーリーを語るドローイングの秘訣:ボールペン、鉛筆、デジタルで描く』

景色、人物、動物単体の描き方から、さまざまなシチュエーションの構図まで。
ストーリーの”その瞬間”にふさわしい絵づくりは、モノクロのラフスケッチからはじまります。コミック、イラスト、コンセプト、ストーリーボードなど、ストーリーを伝えるためのすべての絵作りに役立つエッセンスを映画業界のレジェンドが教えます。
-何を
-なぜ
-どのように
描くと、どう伝わるのか!?
思考から、ドラフト、仕上げまで。名手マルコスがじっくりと全過程を披露します。

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この本でピックアップされているのはモノクロの作品なのですが、1つのイラストの中にどれだけの情報を乗せるのがより良いかということを学べます。ウェブトゥーンは1スクロール2〜3秒で読む作品のため、情報量の絞り方が重要となります。


『吉成曜画集 ラクガキ編』

『新世紀エヴァンゲリオン』『天元突破グレンラガン』『ヴァルキリープロファイル』等で知られるアニメーター、イラストレーターの吉成曜。彼の仕事は濃密であり、その画力は圧倒的。業界にも吉成曜のファンは多い。「吉成曜画集 イラストレーション編」に続く、彼の2冊目の作品集だ。

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クオリティの高い絵、様々なシーンを見ることができます。プロのアニメーターがどうやってポーズや表情、パースなど様々な判断をしているかを学ぶことができる実践的な一冊になります。

『アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術』

最速で上手くなるには「模写」をしよう!「単純化→細部」の順でなんでも描ける!画力アップのカギは「肩・腰」の表現力にあった!キャラの躍動感は「重心の変化」で表現できる!どんな空間も自由につくれる「空間ビート」とは?他のどこにも載っていない著者オリジナルのノウハウが詰まった超濃密な1冊。絵を描くすべての人に役立つ技法書の決定版!

基本的にウェブトゥーンの線画を描く場合は一番少ない情報量でキャラの一体感を表現します。この本を読むことで最も少ない線で効率の良い表現を学ぶことができます。

3.着色作家さん編

『カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~』

アートの基本は、光そして色彩にあります。鮮やかで、時間がたっても色あせない顔料を求めて世界中を探検した時代にはじまり、デジタルツールでアート作品を作れる現在に至っても、色彩と光をどう操るかはアーティストにとって最も興味のあるトピックでしょう。
光の性質、色の特徴を知ると、目に映ったものを視覚化するための方法が違った側面から見えてきます。光の描き方、色の歴史と性質、巨匠たちの色使い、人間の視覚などの理論からはじまり、さまざまな効果をもたらす配色方法(カラースキーム)、光と色の相互作用などの具体例が豊富に解説されています。

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ウェブトゥーンと横読み漫画で最も異なる点が着色です。エフェクトやハイライトなど作品に合わせた世界観の表現をするウェブトゥーンにおいて、この本では演出のライティングや色彩の運用の基本を学ぶことができます。


『光と色のチュートリアル デジタル塗りの極意』

光の性質を理解して、デジタル彩色を極めよう!
「色を塗ると、いつも同じになってしまう…」
「かっこいいキャラや場面が描きたいのに、ぜんぜん迫力が出ない…」
そんな悩みを解決します!

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基本は上記と同じ、光と色の関係を学べる本になりますが、フォトショップにどう活かすかという基礎で得た知識を実践でアウトプットができる技術を身に着けることができます。


4.全般編

『Vision ヴィジョン ーストーリーを伝える:色、光、構図』

伝えたいストーリーは何?
どんなビジュアルで見せる!?
映像のビジュアルは、「ストーリーを伝える」ことを中心にデザインします。
観客を映像の世界に引き込み、主人公の感情の旅に共感してもらう画作りには、知っておきたいデザインの「原則」があります。
ストーリーを語る画作りの原則をプロダクションデザインの巨匠ハンス・バッハ―が教えます。

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実践的な構図・色彩・ライティング・カメラワークなどを学ぶことができます。様々なサンプルも掲載されているため、すぐにサンプル比較ができることもポイントです。
実践的なスキルを身につけることができるため、自分で考えるよりも実践してテイストに合わせて調整したことで成長が早かった、と実体験をしたADさん曰く必読の本です。

ちなみにですが弊社のネーム作家さんはこの話に刺激を受けて即買いしておりましたw

以上になります。
もちろん読んでる!であったり、初めて知ったなど多々あるかと思いますがぜひ読んでみてください!

最後に弊社募集です!
フーモアはグローバルwebtoonスタジオとして最新かつ最先端の情報を持ちながらwebtoon制作をしています。このような環境で働けるのはある意味でチャンスだと思っています!是非クリエイターの方々のご応募をお待ちしております!

■募集職種
◎制作アシスタント
 各工程における制作アシスタント業務になります。
 ・ネーム(絵コンテ)担当
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◎アートディレクター(作画監修)
 webtoonのクオリティ管理と作画監修業務になります。
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 株式会社フーモア 担当:佐々木真史
 TEL/03-6228-4310 MAIL/info@whomor.com

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