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イラストレータのためのWEBTOON勉強会 振り返り

始めましての人も、そうでない人もこんにちは。
フーモアのwebtoon事業部の責任者をしている井本です。
noteを書くの初めてです。よろしくお願いします。

このnoteが公開される2日前、2022年6月22日にアカツキさんからwebtoonに特化した漫画アプリ「Hyke Comic(ハイクコミック)」がリリースされました。

当日は自分と代表の芝辻と、昼間に新橋の神社にお参りにいきました。
良いものを作った。あとは神に祈るだけ!!その帰り道に、想いを巡らせながら2人で真昼間から、お酒を飲みながらちょっと語らって通常業務に戻りました。
是非多くの人に作品を読んで欲しい。

ダウンロードリンクはこちらから。

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そんな良いタイミングでnoteを書くチャンスをもらったので、2021年10月に「イラストレータのためのWEBTOON勉強会」というオンラインイベントを振り返りながらここ半年で何が変わったかな?と振り返りたいと思います。

セミナー資料表紙より

イベントのアーカイブは公開していません。
お金の話とかもしていたので、断片的な情報だけで誤解をされたくなかったけど、今は費用を公開しているスタジオさんもあるので問題ないかなと思いながらも…公開はしません。

興味のある方がおりましたら、限定公開のアーカイブURLをお渡しします!
私のTwitterからDMをください!
スタジオや出版社の方にも、URLお渡ししますが、代わりにご飯食べ行きましょう!奢ってください!

ご飯のお誘いは下記から


そして、当時のイベントのアジェンダがこちら

1.ウェブトゥーンって何?通常の漫画と何が違うの?

この当時、モノクロ原稿って海外で受けない。
複雑なコマ割を海外勢が理解できない。といった説明を僕がしています。

セミナー資料20Pより抜粋

半年たった今、本当に海外でモノクロ原稿が受けが悪くて、本当に海外の人がコマ割理解できないといった言葉に、ちょっと自信が無くなってきました。

国産の漫画は変わらず海外でも読まれてるし、ちょっと強引な会話だったかなと思っています。

ただ、個人的にはどれだけ名作と進められても「モノクロ映画」をオススメされたときに、「ん~~モノクロか…」って内心で思ってしまうので、一定そんな感情は存在するんじゃないかなって思っています。

セミナー資料26Pより抜粋

あと、コマ割の違いとして、スクロールが時間の経過を演出できるって解説をしているのですが、これは今だともっと語れます。

ウェブトゥーンのネームは、漫画を作るノウハウとだいぶ違うなと思ってます。イメージとしては映画を作るイメージが近いです。
お時間があれば、ハイクコミックから公開されたこの作品を見て欲しいです。

コマ割に注目して欲しいんですが、コマ枠で情報を整理する、漫画の技法ではなくてスクロールしたときにどれだけストレスなく、読むことができるかを意識しています。

是非、アプリをインストールして本作品を読んでください。まだ13話までしか公開されていないですが、17話が神回です。

ウェブトゥーンの構成の1つの正解だと思ってます。

2.フーモアはどうしてウェブトゥーンの制作スタジオを運用しはじめたの?

セミナーの中の井本は、韓国の制作費用があがってきたので、安い日本で作りたいと相談をもらってフーモアでも制作を始めたと話しています。

セミナー資料40Pより抜粋

実際、この当時のwebtoonの制作費用は…安かったです…。日本で作ると安いっていう当時の、韓国原作側の感想はある程度正しかったと思います。

ただ、しっかりクオリティが出せることをアピールしてきた結果、ある程度条件交渉ができるようになったので、もしかしたら当時の様な感覚を韓国原作は、今は感じていないかもしれません。

当時、初めてのウェブトゥーン制作だったので、どれほどコストがかかるか分かっていなかった時代でもあります

セミナー資料44Pより抜粋

セミナーの資料の一部ですが、日本の大手出版社はこの時くらいはウェブトゥーンに、あまり積極的ではなかったと思います。

半年たった今は、色々な大手の出版社もウェブトゥーンに参加してきてますね。

宣伝なのですが、小学館様とバンダイ様で一般公募の縦読みマンガ制作バラエティー番組を企画されていて、来週の6月28日にTOONGATEという番組が公開されます。

TOONGATE

フーモアも参加していますので是非みてください!
webtoonを作る過程を、ガンガン公開しております。

セミナー資料57Pより抜粋

イベントの中での制作体制図、半年たってもあまり変わっていません。ちょっと変わった点としては、着色の制作工程を細かくわけはじめました。

週間連載の体制をとるときに、着色工程を舐めてました。本当に週間連載の着色は大変。

フーモアの制作資料より抜粋

その当時の悩みは、今でも残ってます。クオリティ未達でボッコボコにされて、ゲームイラスト事業部に泣きついたのも、今ではよい思い出です。

上記は新しい制作が始まる時に原作サイドにみせる資料です。
着色工程を分割することで、スムーズな進行を目指すのが、今のフーモアの形です。ネームが上がってから完成稿が5週間かかります。

セミナー資料58Pより抜粋

3.制作スタジオからみて、これからウェブトゥーンってどうなるの?

セミナーの中で、下記の質問をしています。従来の漫画が好きな人が60%、WEBTOONが好きな人が16%、残りは未回答。

セミナー資料61Pより抜粋

もしかしたら、WEBTOONが好きって人は増えているかもしれません。WEBTOONと横読漫画はライバル関係にないし、読んでるユーザ層も違うよねって会話を今でも聞くけど…どうなんだろう…ここは分からないです。

セミナー資料67Pより抜粋

セミナーの中で、パズドラみたいなソーシャルゲームを大衆化したような、作品が現れてくると世界が変わる可能性はあるなと、今でも思っています。

セミナー資料69Pより抜粋

セミナーの中で、松本大洋先生の鉄コン筋クリートをウェブトゥーンにしたいけど、今じゃないんですよねって語っていますが、それは半年たった今でも変わらずです。
まだ、悪役令嬢や転生モノが人気を得やすい傾向が強いです。

4.制作スタジオってどうやって作っているの?

さらに制作スタジオの体制について語っています。
イメージとして下記の図で説明をしています。

セミナー資料73Pより抜粋

ごめんなさい。
全然これだと回らないです。週間連載は無理でした。
着色作家がこれの2.5倍は必要でした!

セミナー資料75Pより抜粋

これは本当。

週間連載はまとな感覚ではできない。
チーム制作を念頭において、安定した制作体制をすることが大事です。
それでも修羅は修羅ですね。
関わっているクリエイターの皆さま、本当にいつもありがとうございます。

セミナー資料78Pより抜粋

線画作家さんは業務依託、アシスタント陣営はアルバイトと社員。
基本的にはフーモアのスタジオはこのスタイルではりますが、アシスタント側の業務委託率はあがりました。

もともとフーモアだと、アルバイトだと印税契約は無しです。
アルバイトで仕事がなれたら業務依託に変更OKですよって伝えているので、
仕事を覚えて業務依託に変更になった方も増えてきました。

人気が出ず連載が止まったり、突然ペンディングになるケースもあるので、
雇用と業務依託どっちが良いかは作家さんのスタンス次第かなと。例えば、作品がとまったとしても、新規の相談はいっぱいあるので、そちらにリソースを振り分けるなど、色々な仕事をみる意味でアルバイトも私としては良いキャリアかなと思っています。

5.どういう人がスタジオに向いているの?

どんな人が向いてるかどうかのセクションに入りました。
聞き返していると1.5時間ほど、延々と喋り続ける井本は大した男ですね。
早口なのに聞きやすいです(自画自賛)

ここまで記事を書いてておもったのですが、スライドをキャプチャして貼るよりも、動画の画面のキャプチャしたほうが、なんか振り返りっぽいですね。

過去さかのぼると面倒なので、ここから画面のキャプチャに切り替えます。

<メイン線画担当>

セミナー資料80Pより抜粋

<ネーム担当>

セミナー資料81Pより抜粋

<着色担当>

セミナー資料82Pより抜粋

<背景担当>

セミナー資料83Pより抜粋

我ながら、どういう人に着て欲しいかの部分は、しっかりかんがえられていると思います。

これはフーモアに限った話ですが、あまり3Dソフトを使っていません。
格好よく言うと、作画したほうがクオリティ出せると考えています。本音をいうと、制作に圧迫されて部分的な利用しかできてないです。

一緒にスタジオ制作の、3D活用をがんばってくれる方募集しています!!
DMください!!

6.発注費用っていくらくらい?印税ってあるの?

発注費用について半年前の井本が言及をしています。
ただ、意外と今の肌感とあっているかなと思います。

むしろ何を考えて、僕はこんな情報を、堂々と話していたんだろうと反省してます。気持ちよくなって話すぎ。

セミナー資料89Pより抜粋

原稿料周りも大きな更新はないです。全部の発注費用を公開するのもアレなので、ここでは自粛させていただきます。

ただ半年前から、アシスタントにも印税(RS)契約をすることにこだわっていたのですが、他スタジオも同じ方向になってきていて嬉しいです。

8.個人でウェブトゥーンにチャレンジって難しい?

LINEマンガさんとかだと、個人でもアリなのかなって話していますが、今はプラットフォーマーも増えているので個人でやれる可能性もありますね!

その当時は韓国のwebtoonの半分が個人作家だってことを知らなかったので、まだアレですが今後は行ける日がくる可能性があるかも!

でも…、本当にそれ、横読みの漫画でなくウェブトゥーンである必要あります?といった、自問自答は必要かなと思います。

セミナー資料97Pより抜粋

作品リリースを受けて、半年までのセミナーの内容を、勝手に1人で振り返ってみました。過去の自分との2人語りの様な記事なので、客観的にみたら分かりにくい記事ならゴメンナサイ。。

改めて興味のある方がおりましたら、限定公開のURLをお渡しします!
URLをお渡ししますので、私のTwitterでDMをください!

競合スタジオや出版社の方にもURLお渡ししますが、代わりにご飯食べ行きましょう!奢ってください!
私個人の意見としては、はやく、国内で、どのスタジオでもいいからヒット作を出すことが大事だと思っています。もちろん、それがフーモアであれば嬉しいですが、それが別スタジオでも「この道に可能性がちゃんとある」と思えるのでちゃんと嬉しいです。

僕の分かる情報なら何でも話せます。
多分、僕がなんでも話すマンであることは、仲良くしてるスタジオさんはご理解いただけると思いますw

さいごに

最後に、今回リリースされた10本のウェブトゥーンの企画会議は、去年の2021年9月に始まりました。
このセミナーは10月にやっているので、大量制作に向けて、大量に作家が必要だったんだよなーと思い出しました。

エモイ。

さらに、よく考えると、この当時…僕は育児休暇中でした(笑)
改めまして、フーモアで魂こめて作っているウェブトゥーンを1人でも多くの人に読んで欲しい。
是非下記からインストールして見てください。

ダウンロードリンクはこちらから。
▼DLリンク
AppleStore
https://x.gd/9sZ7a

GooglePlay
https://x.gd/CoMEK

自分が初期ディレクションをしていた作品を、贔屓させてもらい紹介させてください。

ハイクコミックで「魔王」で検索してください!まず、10話までよんで感想ください。「#魔王アプリ」で呟いてください。

作品名:魔王アプリでs級ハンターになれました

最後に弊社採用募集です!
これから一緒に世界を狙っていきたいクリエイターさん、正社員でも外部パートナーとしても募集しておりますので、是非ご応募お待ちしております!

■募集職種
◎制作アシスタント
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 ・ネーム(絵コンテ)担当
 ・背景線画担当
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