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人といることの意味

以前にも書いたボランティアを今も続けているのでまもなく一年が経つのだが、はじめにご一緒した男性がたまたまその次の時にもいて、なぜか帰りにお茶をすることになった。

というのもたまたま同い年で同じ状況(無職)だということが発覚したからだ。
人は無職になるとボランティアなり、何なりかわからないけど社会を求めるのね笑

違うのは彼はまもなく新しい仕事がはじまるということ。
私はまだまだどうなるかわからない道半ばにいること。

洒落っ気もないたまたまそばにあっただけのサイゼリアはふたりの関係性的にはロマンチックすぎなくてちょうどよかった。

しばらく話すと男性は身の上話を始めた。
離婚をしているという。
聞けば聞くほど彼のモラハラ感に私は思うところがあったのだが、男女間の話はふたりにしか分からないことが多いのもわかるので聞き流しておいた。

ところが、この後聞き逃せないひとことが。

なんの他意もなかったことで私にその言葉がすごくきいたのだが、
私が未婚だということを知ると
『ご結婚されないんですか❓』
とひとこと。
『や、そーいう訳じゃないんですけどね・・・』
あ、そうなんですかと話は他へ移ったがたしかにそうなのよね。

わかってる。
彼氏だっていたことは何度かあるがいつも私にとってそれは必然ではなかった。

すごく彼氏を欲しがっていた時ですらぜったいこころから思ってないとまわりから非難を受けたこともある。

私は人とは少し孤独の定義がずれているのを感じることがある。

私はひとといることが、必ずしも寂しくないとは思えないのだ。男女間だけでなく同性であっても。

ひとといることで感じる孤独というのもある。
まったく違う生き物だな。伝わらないなという時。

長年お世話になっている同じくバツイチの女性の美容師さんは、
『だって〜ひとり寂しいじゃないですか。』と離婚して一年後にはもうちゃんと彼氏がいた。
まぁなんか少しステータスのややこしい基本的な生活ができない人ではあったが。

彼女は一度目の旦那について離婚理由のひとつが嫁ぎ先が山間部にある猪が興奮する鳴き声がきこえるほどの田舎で、かつ友達がいなかったことに加え、旦那がくそつまんなかったというのだが、それにいつ気づいたかと尋ねると結婚前からという。
そして色々聞くと様々なささいなことを旦那に聞けなかったともいう。

私は結婚ってこころごと預けられる人とするものだって思ってたしまだ尚思ってるかも。

ささいなことも聞けないような人でかつつまらないとわかっていたのになぜ結婚したのかと尋ねると『んー、なんででしょうね。年齢❓』とこたえた。

今身近に二度目の結婚をしている方もお二方いる。おふたりともとてもしあわせそうに見える。

結婚というものへの定義のちがいはこれまでヒアリングした既婚者、離婚者からも感じていたがなによりも縁を紡ぐ能力と、ひとといることのなんたるやをわかっている人、あとはもう決定的にそれを選択できるセンスかなって思ってる。

ちなみにそのボランティアで出会った男性はその後仕事に就いたからなのか活動ではお見かけしない。たまにLINEが来たがあまりに不毛に感じられ交流したいと思えなかった。

あれ?こういうとこ?
私のおひとり様生活は続く。

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