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仲がいいのに。相手の事が恋愛として好きなのに、異性として見てもらえない理由とは。

この世の中の人間には、男と女しか存在しません。
戸籍の性別的には。

LGBTQって方も存在するから、単純に語れる話ではないとは思う。
けど一応ここでは恋愛の定義として、「自分以外の人に恋愛感情を抱ける」という事でお話させてもらおうと思います。

片想い案件。
これもなかなかあるのですが、片想いと一括りにしても、2人の距離感はそれぞれなのでかなり難易度の高い案件。

復縁なら、一度は付き合っていたという前提がある。
付き合っていたのに別れに至ったのは、間違いなく理由がある。
だったらその理由を解消して、プラスアルファを付け足して、タイミングを見計らえばどうにかなる事は多々あります。

でも片想いってさ、前提もなければ、相手の気持ちもよくわからない。
未知数すぎて、うまくいくかいかないかを見極めるのが難しすぎる案件です。

恋愛感情を抱いている異性に、異性として見てもらえないのはどうしてなのか?

考えてみたんですけど、よくわかりませんでした。

わたしは常に自分の常識に自信がありません。
そして自分の常識に、自信なんて持ってはいけないって思ってる。
自分の考えは自分の考えというだけで、世の中に絶対とか正解とかそんなものないと思っていますから。

常識とは18歳までに集めた偏見コレクションである。
byアインシュタイン


です。
まさにこの通りだと、心を撃ち抜かれた名言です。

だからこそ、依頼者さんとはお話をすり合わせるという事や、わからない事は「どうして?」ってよく聞いちゃうんですけどね。

という事で、今回も聞いてみました。
わたしがかつて好きだった男の子に。
「どうしてわたしを女として見てくれなかったの?」
って。

あのですねぇ、わたし恋愛復縁アドバイザーとか名乗ってますけど、普通の人間ですから。
まあまあ勇気のいる、特攻部隊のようなことをやってみたんですよ。
この件に関しては、完全にわたしに対しての返答がくるじゃないですか。
傷つく可能性があるじゃないですか。
ちょっとドキドキしました。
送信取り消したいな、、と思いながら返信待ちました。

返信きました。

見てなかった訳じゃないけど
男と女っていつか終わると思ってるから関係を長く続けたいなとは思ってたから人との繋がりの方が大きくなってたんだとは思う

だそうです。
上記は原文のまんま、彼の言葉をコピペしました。

なんじゃそりゃ、って思いました。
同時に嬉しかった。
わたしは人の恋愛ごとには聡いのに、自分の事となると疎いんですよね。
正直この人に恋愛感情があった事に気づいたのは、もう前の彼氏と付き合ってからでした。

好きとは思ってたけど、あれはもしかしたら恋愛だったのかも?
って。
知り合ってから4年後とかですね。

そう思った時に「わたしあれは恋愛感情だったのかもしれないって最近思ったんだけど、、」と伝えたら
「えーー、今ごろ気づいたの?笑
遅すぎじゃない?www」
って言われました。
それは2年前くらいのお話。

ほんとに自分のことになると鈍感すぎて。
恋愛カウンセラーだから恋愛テクニックで思い通りにされそう!とか思ってる方は、直ちにその常識は捨てた方がよさそうですね。
というか、頼む、そうしてくれ、、

そんなわけで体を張った結果、ひとつの情報を入手できました。

恋愛感情の脆さを知っている人は、恋愛ではない関わり方を求める事もある。

言われてみるとわたしもそうです、わりと。
恋愛感情は諸刃の刃っていうか、始まりがあれば必ず終わりがくるから。
終わりたくなければ、最初から始めなければいい。

でもだからといって、終わらないわけでもないんです。
他の人が現れたら、その人がその事で傷ついてしまうなら。
あっけなく関係が破綻する事なんてありますから。

相手がどの程度この世の理というか、恋愛感情の儚さというか、人の気持ちのあてにならなさというか。
そういう事をわかっているか、知らないかによっても違うと思います。

この男の子の情報としては、歌舞伎町の売れっ子ホストです。
アホみたいにモテるんでしょうね、きっと。

わたし達はケンカと仲直りを繰り返すような関係でした。
ケンカして何ヶ月も連絡取らない事もザラ。

でもクリスマス、わたしが彼氏と一緒に居られないとわかると
「24と25どっちがいい?」
って寂しくさせない様に食事に連れて行ってくれたり。

犬を飼ったと言えば犬に会いに来てくれたり、どっか行こって、出不精なわたしを遠くに連れ出してくれた。

コロナが流行り出した時は
「お願いだから仕事に行くな。whoが行く性格なのもわかってる。お金なら俺はもってるから、あげたと思って貸すから、お願いだから行くな」
そういう優しい人だった。
そりゃ好きにもなるよ。
恋愛とはその時は気づいてなかったですけど、好きで大事でって思ってました。

だから彼が言ってきた意味がわたしにもわかった。
大事だからこそ恋愛にしたくないという感情は存在します。

彼とセックスをした事はありません。
キスとハグと手繋いで歩くはあるけど。
これはお友達の範疇。

そして今。
改めてやっぱりわたしは彼とセックスしたくない。
付き合いたくもないし、恋愛にもしたくない。
どうでもいい事でケンカしたり仲直りしたり、お互いの悩みを話したり、ダサい事も隠さず、笑ったり泣いたり。
何の気兼ねもなくできる関係でいたいです。

いつか彼に突如言われた
「whoの事は一生忘れない」
わたしも同じ気持ちなんですよね。

好きな人に異性として見られない事って、そんなに不幸なことなのでしょうか?
関わり続けていく事に、カタチは必要なのでしょうか?

何もなくてもいつか振り返った時に、歩いた軌跡はそこにあるのではないでしょうか?

わたしにはやっぱり、恋愛にこだわる理由がわからないんです。
でも、だからこそ、この仕事をやれるんです。
相互補填みたいなものですかね?
無いものを補い合うような。

恋愛にこだわらないから、恋愛を俯瞰的にみる事が得意なんだと思います。
恋愛できないから、恋愛を客観的に見る事が得意なんだと思います。

片想いのなにが苦しいのかも正直なところわかりません。
そんなに好きになれる相手に、こんなに広い世の中で、同じ時代に生まれて、出逢えただけですごいのに。
あなたはこんなにすごいのに。

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