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隔てる勇気、それが必要な日曜日

くっそー、爆弾低気圧のせいでなにもやる気が起きない日曜日。
たまには何かのせいにして、なんにもしなくたって良いじゃないかと思う反面、ちょっと勿体ないなと思う自分もいる。

ちょっと罪悪感を抱えながらもゴロゴロして、干からびるんじゃなかろうかと思ったから文章を書こうと思った。焼津の干物センターにタコの乾物珍味として陳列されるところだったよ。

大丈夫だ、37年ものの珍味を買う人はいない。安心してゴロゴロしていなさい。
まてよ、もしかしたらいるかもしれない。外の世界には刺激と不思議がいっぱいだから、決め付けは良くないな。


外の世界には刺激がいっぱいだ。

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美味しい中華や香ばしい匂いを漂わせる焼き鳥屋。
家電量販店に行けば、欲しいPCやデジカメ、イヤフォン。

可愛い女性を見れば、あぁ素敵だなと思う。

空や風、緑に触れれば自然を感じる。

自然の猛威に為す術が無いんじゃないかと立ち尽くしてしまうこともある。

やりたくもない仕事を、生きるために、我慢しながらこなすこともある。

自分は悪くないのに、怒りを向けられて、イライラがつのる時もある。

大好きな人のそばにいるだけで、安らげる日もある。

大好きな人がそばにいるだけで、悲しくなる時もある。
生きるってことは、本当に刺激が多すぎる。困っちゃう。

戦場を勘違いしてるかも

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若い頃は理論武装をするために色々な知識をつけていた。
誰にも負けたくなかったし、言い負かす事で優越感に浸っていたんだろう。

武装するには色々必要だ。

相手を傷つける為の刀、自分を守る為の盾や甲冑、陣を崩す為の戦略、そして志。

戦を37年経験してきて、徐々に主戦場が変わってきたように感じる。
特に去年あたりからだろうか。

正直、人生の戦場に出向くことが嫌になった。
現代の召集令状は、赤紙から緑や青の四角いアイコンに変わって、デジタルで送られてくる。

散々だった。なんの為に戦っているのだろう、誰と戦っているのだろう、そもそも敵は誰なんだろう?

スマホを壁にぶち投げた。大谷翔平の右腕とまではいかないが、文明の利器はあっけなく壊れた。

外部とのコンタクトを遮断して、モールス信号のツートントンすら使わない日々を過ごしていると、ふと我に帰る。外に出たいと。でも外は刺激がいっぱいだ。だから準備をしようと思い立った。

再び戦に出るまでは

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刀を鞘に入れ、盾を置き、戦略を考えず、大志も抱かない、そんな期間があってもいいじゃないかと戦友には聞いていたけど、試してみれば案外いいかもしれない。

刀を鍛冶屋に出し、散々守ってくれた盾を綺麗に磨く。
今までと違った見聞を広げることで、今後の戦略にも役に立つ。
大志じゃなくていい、少しずつ、自分の志が見えてくる。

とか言ってるけど、まだまだ全てが始まったばかり。
自分の立ち位置が少し見えてきて、方向性が定まりつつある今日。
焦りは禁物だし、ゆるく捉えていきたい。


籠城生活のすゝめ



籠城生活って最初はいいんだよ、自分の自由にできるから。
起きる時間も自由。食べるものも量も自由。やりたい放題できるんだよね。
ただ、籠城するにはそれなりの蓄えが必要なのに、ぼくは備蓄を考えずにセルフ兵糧攻めをしてしまった。本末転倒、切腹も辞さない構え、なんてことはまるでない。ぼくは生にしがみついている人間なので、城門に打ち付けてた板を1枚ずつ剥がしていった。釘を抜く為のバールなんて久々に持ったもんだから、めちゃくちゃ重いのなんのって。
今は、人ひとり通れるくらいの穴が出来ているくらいじゃないかな。


もう、板を打ち付けるのも、バールで取り払うのも面倒だから、入り口には網戸を設置することにするよ。

そうすれば、外の音やにおい、人の声なんかも聞こえてくるんじゃないかなと思う。


色眼鏡で見ること

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色眼鏡で見るって一見悪いイメージだ。
物事を考えたりイメージする際の第一印象や元々あったイメージなどに超絶固執して見ちゃうやつ。バイアスがかかるなんて言い方もありますね。

でもこれって本当にダメなことなんだろうか?

人には考えの偏りが多かれ少なかれある。
それが自分の根本的なものだったりするから、ちょっと厄介になったりするんだけど。
でも譲れないものってのが、どんな人にもあるわけです。プライドですね。
あぁ、木村拓哉のドラマ『プライド』の竹内結子を思い出しました。今度みよっと。

その色眼鏡だったりバイアスだったりプライドだって必要な場面はきっとあります。
でもね、それが邪魔しちゃう時があるんです。

相手との意見が合わない時ってほとんどこれ。バイアスがガチ上げでかかっちゃうわけです。そこで相手を変えようとしたって無用の戦がおっ始まります。
肉弾戦が繰り広げられて、時には勝負がつき、勝者が相手を足蹴にすることもあるかもしれません。

そう考えると、人って理解をし合いたいからこそ戦っちゃうのかなぁとも思えてくるんです。相手を自分の考えと同じにしたい!相手のことが好きだから、その考えを奪い取っちゃって私色に染め上げたい!みたいな。

人はそうそう変わりません。

自分が変わろうと思わない限り、変わりません。
だからといって、外交をしない人生に面白さは無いとぼくは考えています。

だから、いろんな色の種類がある眼鏡を揃えていける方が人生はたのしくなるんじゃないかなという結論にたどり着いた日曜日です。


ちなみにぼくは眼鏡っ子です。
コンタクトレンズと併用してたけど、めんどくさくなったんです。
そのおかげでサングラスをかける機会がなくなってしまいました。

たまには真っ黒なレンズのサングラスをかけて、世の中からの隔たりを自分で作る機会を作ってもいいかなと思っています。

今夏くらいに、レイバンでも買えたらいいなぁ。

物欲は、とまりません。

とかね。

さまざまな人に出会うために旅をしようと思っています。 その活動をするために使わせていただきます。 出会った人とお話をして、noteで記事にしていきます。 どうぞよろしくお願いいたします!