☆2024.6.6 双子座新月のあなたへ☆
拝啓、お元気でお過ごしですか?
こちらでは梅雨も半ばを過ぎて、海神祭の爬竜船を漕ぐ練習が始まりました。夕方港をぶらぶら散歩しながら練習中の海人たちに手を振ったり声を掛けたりするのは楽しいものです。夏はもうすぐです。
🌕🌖🌗🌘🌑🌒🌓🌔🌕
さて、新月のお話を。
今回は夏至以降の雰囲気も絡めながらのお話になります。
🌚双子座新月のTheme/vision
――― 答え合わせは祭りの後で ―――
祭りは夏至・太陽蟹座入り(6/21)から活発化します
どんな祭りかと言えば
「一体感を取り戻すに相応しいイベントが起きる」
そんな祭りです
具現化した出来事が目の前に現れることによって「なるほど そういう仕組みか」と腑に落ちるかんじ
あなたが何かを望んだらそれがその通りの形になって現れる
夢が叶う
という言い方よりも
いつの間にか望んだことに叶っていた
みたいなかんじかな
それが現れるまでの間 望んだことすらもすっかり忘れているかも知れません
本当に叶うのかな 大丈夫かな
等 疑心暗鬼になる暇もないほど求めるものや願う状態が維持継続しているのが今なのかも知れません
―――願いを忘れるほど叶っている状態を維持し続ける力―――
―――願いそれそのものを体現して生きることができる力―――
これがこの新月から放たれたるギフト
だから答え合わせや結果は祭りの後で構わないのですね
一体感を取り戻している瞬間 が実は何よりも道がグンと拡がりながら真っ直ぐに自分と繋がっているのを実感できる時
双子座の新月ですから 離れていた自分の一部としっかり繋がっている実感がある時なのかも知れません
叶うまでの道筋 答え合わせのほんの一瞬前みたいな気持ちがこの新月には凝縮されています
先への心配や上手くやろうとすることへ力を注ぐことを意識的に完全にやめて どう在りたいかに集中しましょう
祭りの後には いつの間にか願い求めたあなたが現れています
そんなお祭り 今年の夏至の特色は
――― 捧げる ―――
です
沸き立つような感情や手放してゆく時に発生する磁力のような気持ち…それらが全部 一体感の為に 一体感の方向に 矢印を向けているエネルギーです
女性的 母性 などと言われる蟹座の起点である夏至
これは
野太い生命の力 生き抜く力 と言っても良いでしょう 何をしたって生きてやる 守ってやる という力がわたしたちの命を繋いできたという側面
これが
今を何となくやり過ごし嫌なことや苦手をスルーするサバイバル本能
として使われることを拒否し始めます
ある意味では 今まで苦手だと決めつけ回避してきた出来事が目の前にイベントとして現れ その時に目が覚め 本能の在りようを回復する夏になるとも言えます
新しい女性性 というより 回帰した女性性なのではないか?と わたしは考えています
「もうわたしは決めつけられた未知でなんかない
もうわたしは得体の知れない 様々な感情に巻かれ姿が分からなくなった曖昧なものではない あなたがあなたを生きている時がわたしの全ての歓びだ だからわたしの本当の姿にあなたが気づいて そして取り戻して」
と この夏至の太陽は微笑んで待っています
焦げるような夏の日射しを受けて立つ向日葵みたいに野太く優しい太陽です
未知は既知へと力を捧げています
未知とは何者か分からない 先行きが不透明という意味ではなく
人間存在には あまりに多くの思いがけないほどのギフトが詰まっている 知り得るよりもずっと膨大なデータがインプットされている
という意味
で未知なのです
「分からなくなる為に生きているわけではない わたしは知っている」
これはちょっと弱ったり迷ったりした時々に呪文みたいに使ってみて下さい
ありあまるほど 知ることが不可能なほどの蓄積された安心材料をわたしたちは既に体や心や五感を通じて持っています
さらに
五感やフィーリングを確固たるものとして信頼出来た時 ニンゲンは限られた五感から解放されます
閉ざされていた感覚や本能の解放が夏には起き始めます そう言った意味でもやはり夏至以降は未知です 今の自分には計り知れないまだまだ開かれるものがある ということです
既知
即ち 「知っている状態」に このありあまる豊かさを捧げているのが夏至図です
こんな夏至があなたを受け止めようとしています ですから安心してこの新月では 兎に角 思考(想像やイメージ)を好きにさせてあげましょう
周りの評価や 期待は脇に置いて
やってみたところで
「なんじゃそれ?」
って思われたとしても それが何か? です笑
好きにさせてあげることを一体いつから止めちゃったんだろう ってことがあれば そのポカンとした隙間すら大事にしてみて下さい
―――笑いだしたくなるようなことを思いつく―――
これが太陽双子座 そして この双子座新月の醍醐味です
歓びと共にありたい 一体感の中にいたい
双子座は軽快な足取りでステップを踏みながら酷い現実を凌駕してゆくサイン
思い込みから抜け出し 描き直す力を何度もサッと風のように運び込むサイン
「脈略を考えるな 思考は君が何かを感じるよりずっと速く先に未来を捉えている ただ知ってるんだ」
と言います
「あなたは言葉で語るのね。
私は感情で見つめているのに。」
ゴダールの映画の台詞です
まるでこの新月と夏至からのシーズンが話をしているみたいだな…とふと思い出しました
感じるのは感情や五感
どちらかと言えば水のように敏感な女性性
思い描かれた思考に力を与えるのがその敏感な感情です
双子座は風のエレメント
頭の中の想いや想像や願いや思考 それ単体では掴みどころがありません
~だったら良いのになぁ
だけでは形にならず
~だったら良いのになぁ
に 感情が乗ると形になって現れます
一対として動くものを感じる 例えば…
感動している時ってそうですよね 一体感がある 離れていなかったという安心もある 体だけでも頭だけでも気持ちだけでもなく全体で感じるもの
思考が具現化し現れる時
想った通りだったり ちょっと外れたり 全く逆が来たり 色々あります
しかし一様に言えることは
想ったからにはそれは具現化される必要がある
ということ
システムとして 方程式としてとしか言いようがないのですが…
この新月では というか この新月から夏を過ぎ秋の実りのシーズンまでは
具現化した時に責任をとることを確約できることは自分にとって何なのか
時々考えることになるかと思います
「歓びと共にありたい 一体感のなかにいたい」
シンプルな願いに対して
新月はこう応えます
「君は答えも結果も知っているし 今までだって知っていた」
この新月は壮大で不可思議です
不思議ではなく不可思議
思いもよらないことがあったって良いでしょ?
とでも言いたげです
息が長い体験をプレゼントしようとしています
既知が未知の開花を待ち 待っている間に どんどん夢中に未来を描いてゆきます
夢中で遊んで 遊んでいたらまた次の遊びを思いついて いつしか形になって みたいな繰り返し
そういう状態でいることをダメだとしてしまったら後に何が残るでしょう
ダメだとした理由 少しづつ自分から離れてしまった理由を掘り下げる必要はありません
けれど
自分から離れて ちょっと上手くやろうとしたことが評価される体験が増える度に きっといつの間にか夢中でいることから切り離し 切り離されてしまう状態に慣れてしまったのかも 未知は本来の強さである 本望を叶える為に注ぐ力を失い 違う用途に使われはじめたのかも知れない…
と この新月で振り返って原点に立ち返る決意をしてみても良い頃です
―――答え合わせは祭りの後で―――
もしかするとニンゲンの一生はこれに尽きるのかも知れませんね
だとしたら それを肉体を離れた後に「祭りをやってたんかい!」と突っ込んで笑うより
生きて肉体がある今 この現世で垣間見る 体験してみるはじまりの鐘が鳴る新月だと捉えてみるのも一興ではありませんか?
わたしたちはいずれ人生のオチを知って笑うのです
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離れちゃってるなあ とか あまりに何も感じ取れなくなってるなぁ 感情も沸いてこないなぁ と思うことがあれば 自然のなかに身を置く時間や身体に意識を向けてみる時間を取ってみて下さい
あなたに力を与えようとしているその気配に気づきやすい新月です
子供の頃に夢中になってしていたことに立ち返るのもありです
五感を通じてニンゲンは様々に取り込みやすく 人同士は速やかに共感し合っています
自分に真っ直ぐに夢中である一体感がある時は 絡みつき拘束されそうなものや晒されているものから身を隠し守られているような気がするものです
余りにも情報が溢れかえり 容易く他人の様子を窺い知れる現代
ちょっとした出来事に感化されたニンゲンの感情の粒子たちは胞子のように撒き散らされています
時には心を閉じることも大切
自分を取り戻す時間は貴重です
取り戻した状態で夢中になれることをしてみて下さい 守られているような気持ちになるはずです
その守ってくれているベールのようなもの それが実は女性性の本性 先に書いた「捧げ 注がれる力」です
それすらあなたの内から漲る力です
何処からか運ばれてくるキセキの力ではありません
本来のあなたがあなたの力をキラキラと放射しているのは そんな時なのです
心を回復する術や場所を皆が何かしら持てたら…と最近よく思います
自分自身で光る 輝く時間を継続させる力を与えている新月
光の尾 Meteor 隕石 箒星 Comet
言い方は様々ですが そんな光の源が手から溢れんばかりになり零れ落ちて長い尾を引く やがてその零れ落ちたものが意図せず開花するのだとこの新月は言いたいようです
開花し生まれるのは あたらしい姿のあなた
たくさん光の欠片を作りましょう
零れ落ちたものは 手から溢れ出た思いがけないほど豊かであるあなたという人の証 思いがけず出会い再会するあなた
自由な想像と守りの強さ
その証からあなたが生まれます
最後に 月と重なる太陽のvision/themeを
太陽双子座期間のテーマ
―――見送る 送り出す―――
あなただと思い込んでいるもの
あなただと名ずけられたもの
あなたの役割だと受け入れたもの
これが真っ当なニンゲンだと決めつけられあなたを苦しめてきた亡霊のような幻想
それらを全部見送るシーズンです
見送られたそれらは地平線の果てまで行って生まれ変わり眩しい朝日となってあなたの元へ帰ってきます
「離れてなんかいなかったじゃないか 」
そう笑い合える瞬間です
双子座・風のエレメントは純粋性や無邪気さを愛します
それらがいかに人を慈しむことに繋がっているか知っているからです
無邪気さや自由が人を傷つけるなら わたしたちが夢中でいる時すべて人を傷つけまくっていることになります 妙な話です
「お互いにそれそのものである時を祝福し合えないだろうかね そんなに難しいのかね」
というのが風の本音
純粋性や無邪気さは一抹の寂しさも抱えています
風は目に見えません
土や火や水と違い 大地に根ざしてはいません
その実態のなさが寂しさの正体かも知れません
熱く求めるように
と力一杯叫んでもなかなか届かず瞬時に消えてしまうからかも知れません
だからと言って
信用ならざるものという訳でもありません
大地に根ざし 具現化されたものを見渡すことが出来る存在として風はあります
なのでインスピレーションの塊でもあるのです
これ良くない?
あれも良くない?
と投げかけられるのです
いつでもその風はあなたと共にあり より善く生きた者が通る道へと背中を押します
時こそは今
時こそは今
という囁きは耳元で色褪せることなく続いています 昔は聴こえていた風の音 微かなベルのような音 皆の耳元に届き響き合うように変化してきています
この新月から夏至 夏至から夏の最中 その変遷を楽しめますように
夏のはじまりには 感情が純粋で透明な想いに色を付け始めます
あなたが今何を願うか この新月は胸躍らせながら見つめています
I⚔️I With Love🌹
親愛なる友へ
幸いあれ。
星言葉紡ぎ屋 白い魔法使い
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