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空のない街にやってきた。

#1 空のない街にやってきた。

ここは最後の場所と言われている、最下層の街だ。
手に入らないものはない、神も悪魔も住んでいる、全てがここにある。
天上から垂れ下がる光が少し暗い。今は夕方か…

#2 雑貨屋に行くことにした。

「ん…?旅人か。こんなアングラなとこ来るとは、通だな」

雑貨屋の店主は若そうな男だった。
声はしわがれたような老人のような響きだ。
おそらく、外か中を交換しているのだろう。

旅の途中で拾った素材を売り、足りなくなった資材を補充する。
ふと、この雑貨屋なら仲介もしてくれるかもしれないと思い、素材を鑑定してもらっている間に請負屋の所在を聞いてみた。

「お、竜の鱗か…お前これ討伐したのか?…ふぅん?まぁ、いい。コレがあるならお前にオススメの場所がある。気が向いたら行くといい」

#3 「依頼がある」と話しかける

とある住所を教えられた。
そこへ行くと狭い部屋で機械を弄っている目線が合わない男がいた。

「依頼っすか?子猫の捜索から神や悪魔の暗殺まで、なんでも請け負いますぜ。ただしお代は竜の情報もしくは竜のおとしものっす」

竜。なるほど、雑貨屋の店主は竜に因縁があるから勧めたのだろう。
それにしても請負の範疇が広い。よほど自身があるのだろう。
この男ならと思い、依頼をすることにした。

#4 子猫探しと暗殺を依頼する

子猫を探している事と、その子猫を拘束していると思われる人物を探して処分して欲しいことを伝える。

「にゃるほろ、OKっす。そんじゃ、子猫ちゃんを保護して、ゲス野郎をヤって、野郎の●●●ちぎって口に突っ込んどくっすね!あ、子猫ちゃんの写真あります?なかったら見た目の説明でもいいっすよ。こっちでモデル出しするんで」

子猫の写真を渡し、拘束している者の情報を追加で告げると請負屋はコンピューターを操作し、こちらの端末へ情報を送ってきた。

「そんじゃ、依頼完了したら連絡するんでそれまでここの上の階にで待機しといて欲しいっす。こいつ多分くっそメンドクサイ野郎なんで。お代は終わった後、アンタの懐の鱗2枚でいいすよ」

#5宿を取ってあるので、宿へ戻る

宿へ戻ると白髪の少年が居た。

「あ、あ、あの、あなたの影として、つ、付くようにい、言わ、言われているんですっ…か、勝手な行動は、やめ、やめてください……!」

請負屋が付けてくれていたようだ。
彼は真っ白な髪と真っ赤な目を持ち、不安げにこちらを見上げている。

#6 【20日・21日はお休み】

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