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上海駐在妻の2年間の目標

上海に来て8ヶ月が経った。これまでは、上海生活に慣れることがまず第一目標であり、焦らずゆっくり慣れること、家事をして料理をすること、noteを書くこと、中国語を勉強すること、旅行へ行くこと、ドラマを見ること、など自分の心の声に従って流れるように生活をしてきた。生活に慣れてきた今改めて、今後2年間の過ごし方の目標を整理することにした。


①健康的な生活を続ける 運動・睡眠・食事

身体の健康が何よりも大事であるため、2年後無事に帰国するまで健康に意識して生活する。

<運動>
毎日Switchのリングフィットアドベンチャーをして筋トレを30分から1時間程度行う。日本での結婚式前までにレベル119になり、去年の11月から上海で再開して現在はレベル224。これからも楽しみながらレベルアップしていく。まずは今年レベル300までは上げたい。筋トレの最後は必ず入念にストレッチをするのを忘れない。
また、天気の良い日は外でランニングをする。上海の友達からは夏はかなり暑くなると脅されているので、今の涼しい時期に走る。最初は少し慣らす程度に、続けることが大事にする。慣れてきたら、距離を伸ばしていく。これから暑くなってきたら、家でも基礎体力作りができるようにランニングマシーンを購入するか夫と検討する。外へ行くことが腰が重い自分の性格をわかっているので、ゴミ捨てのタイミングや夕方涼しくなった時に無理なく走る習慣を作る。運動をすることは精神の安定にもなるため、運動した日は悩みが軽減するので本当にいい習慣だと思う。
ヨガポーズのダウンドッグは、私はハムストリングスが硬くて苦手なポーズ。しかしダウンドッグは身体の循環を良くしてくれて、新陳代謝を促進してくれるポーズでもある。私はもっと身体の柔軟性を高めてヨガを味わいたいので、毎日の筋トレ時にダウンドックのポーズを取って、30秒から60秒ほどゆっくり伸ばす時間を作ることにした。1日に1分のストレッチを1年間続けるだけで約300分、約5時間にもなる。2年間では10時間だ。毎日のたかが1分、されど1分を大切にしていく。

私の筋トレアイテム

<睡眠>
人間の睡眠は週に50時間は必要らしい。毎日7時間以上の睡眠が必要ということだ。一日最低でも7時間以上寝ることを意識して、私は8時間以上だとスッキリ起きれることが分かったので、なるべく11〜12時までに布団に入って睡眠時間を確保する。眠る前は自分のケア時間を設けて、肌の保湿、全身のストレッチをして、なるべくスマホから離れて安眠への準備をする。

<食事>
新鮮な野菜、果物を選んで、栄養バランスの良い食事を摂る。食卓の彩りも意識する。毎朝の白湯を一杯飲むことは上海に来てから今も続けている最高の温活習慣であり、今後も続けていく。

②中国語の勉強

今は週に2回、語学学校に通っている。自分の成長の目安としてHSKを受験する。
2024年5月 HSK3級受験
2024年12月前後 HSK4級受験
2025年12月まで HSK5級受験

そのための勉強として、語学学校で文法を学び、その予習と復習を欠かさない。習った文法で中国語日記を書き、学校の先生に添削してもらう。教材のCDに合わせてシャドーウィングを繰り返して、ピン音と漢字を書いて頭に入れていく。やはり手を動かすことで脳に定着してくれているのを感じる。
単語の勉強はキクタンで行う。キクタンの入門編(588語)の学習は終わって、今は初中級編の途中(896語)、コツコツ単語力を増やしていく。
来月の試験に向けてHSK3級の問題を解く。今は過去問2回分を解いたのであと3回分を解く。この2年の間にHSK4級は最低到達目標、5級は最高到達目標として掲げる。買い物をする時もなるべく積極的に店員さんと話す。怪訝な顔をされてもめげずに伝える努力をする。お気に入りの中国語のドラマを見て、中国語に触れる時間を増やす。(上海版花より男子の”流星花园2018”を見た。これから違う恋愛ドラマの"下一站幸福"を見る。)

今まで勉強した教材
今勉強中の教材

③英語の勉強

文法の苦手意識からなかなか続かない英語学習。この際中国語と一緒に学ぼうと一念発起して先月から英語学習も再開した。中国語と英語は似ている文法も多いし、語学を吸収していくのは楽しいと感じている今、楽しんで英語も学んでいこう作戦実行中。勉強するならば目標を立てようということで、TOEIC受験の予定を立てる。
(2022年12月の成績 TOEIC575点)
2024年夏の目標 TOEIC650点
2025年夏の目標 TOEIC800点

しかし、上海で受験すると日本の受験料よりも2倍程度することがわかったので、帰国のタイミングで受験することにした。今年は夏のお盆あたりで一時帰国予定なので試験も受験しようと思う。今問題集の一周が終わったところである。もともと医療職だったため、ビジネス英語は馴染みがなく苦手であることもわかった。苦手な文法と単語がわかったので、そこを重点的に対策していく。
今年は中国語と英語の基礎を重点的に強化して、来年はオンライン英会話も検討しようと思う。

1周目が終わったところ

④家事力の向上

家事は毎朝のルーティンの中に落とし込むことができている。朝食を食べた後一気に洗濯、床掃除、水回りの掃除を実施する。天気が良くて空気が綺麗な日は窓を開けて換気する。朝一で部屋の中が綺麗だととても気持ちが良い。水回りの掃除はクエン酸を使ったり、コンロ周りには重曹を使ったりと先人たちの知恵をYouTubeなどからありがたく学ばせていただいて、家事力を高めていく。水回りを清潔に保つことは健康にもいいらしい。居心地がいい家、運気が上がる家目指して日々実践中。これは継続していく。
料理も今じっくり極めることができる時期であると思う。もともと料理に時間をかけたことがなかったが、上海に来てからじっくり向きあうことができている。そのおかげで基本的な日本食の主菜と副菜が作れるようになった。安全な野菜の選び方や美味しく食べる調理の仕方、食材の一つ一つの扱い方を調べて学ぶことができている。一つの食材から作れる料理の幅を増やすことを意識するとワンパターンじゃなくなり、自分の料理の味にも飽きないことがわかった。毎日の夕飯を作る時に研究するようにしている。料理ノートを作って、作った料理を自分なりにまとめて書いているが、そうすると記憶にも残るし、次作る時レシピの確認も早くできて一石二鳥。もっと食について学んで、レパートリーを増やしていく。1週間に2回は新しいレシピに挑戦する。

⑤noteの更新

今年に入ってからは月一での更新しかできていなかったが、これからは意識的に更新していく。やはり書かないと、どんどん感情や思考が内に溜めてしまって息が詰まるような感覚がある。書くことは呼吸と同じように生き甲斐でもあることがわかった。自分の感情と思考の消費期限がすぎないように書いていく必要がある。そのために毎週月曜日と木曜日を更新日として決めて、その日は必ず更新し、もっと書ける時はどんどん書いていく。習慣になってきたら、毎日投稿に挑戦するタイミングを作る。まずは今年中に100投稿を目指す(現在40投稿)。そのためには月に8本の記事を書く必要があるから、週に2回の曜日を決めた。
自分の言葉で表現して、どんどん言葉の解像度を上げていきたい。今の自分の言葉は今できる100%を出し切って書けているが、まだ書けるはず。どんどん書き出して量を書いていくしかない。もっと自分の言葉の解像度を高くして伝えられるようになりたい。
私が決めたマイルールとして、ふと何か心が動いた瞬間に下書きやノートにバーっと書いていく。その時は綺麗に書こうとせず、取り留めもなく書いて、更新日までに推敲する。言葉から伝わる想像力や温度感を大切にする。もっと言葉を好きになって、もっと自分を好きになりたい。
自分の言葉を自由に発信できるこの温かいプラットフォームのnoteで言葉を紡いで、その言葉が誰かの心に届いたらいいと願う。言葉は武器にも暴力にもなりうるものだけど、私は盾や布のように人を守るものでもあると思うし、言葉の力を信じて生きていたいから、私は自分の言葉をもっと磨いていく。

⑥カメラの技術の向上、写真の知識を増やす

私はもともとカメラと写真が趣味で、いいなと思った瞬間を切り取るのが好きだったし、写真から伝わる温度感もすごく好きだ。大学生の頃からアルバイトをして貯めたお金をカメラに使ったし、社会人一年目でもボーナスで新しいソニーのカメラを買った。しかしコロナを理由に外に行かなくなり、カメラも手から離れてしまって押し入れに入ったままになっていた。しかしまたカメラを持って外に出かけるようになって、再びカメラを手にする機会が増えた。この貴重な上海生活の景色を切り取るために、上海の街歩きで見た建物や食べ物など今しか取れない瞬間を切り取っていく。家の中でもシャッターを切っていきたい。
そう思ってInstagramで新しく写真アカウントを作成した。どんどん写真を撮ってアップしていき、2024年が終わるまでに100投稿を目指す(現在は22投稿)。マニュアル操作をしてみたり、レイアウトもやりながら覚えていきたい。写真が上手な人のアカウントを見て学んでいく。

私はなぜもっとカメラを撮れるようになりたいかというと、もっと日常の奇跡的な瞬間を残しておきたいと思ったから。助産師として病院で働いていた時、「生まれる前の陣痛の間」「生まれた赤ちゃんとお母さんが初めて会う瞬間」「パパの慣れない手つきの抱っこ」「赤ちゃんの一瞬の仕草」など尊い瞬間がたくさんあった。ご家族のカメラを借りて撮らせてもらっていたが、この奇跡的な瞬間はカメラの上手さに関わらず尊い写真になるのだが、もっと知識を得てもっと上手に写真を撮りたいと思っている。
そして私がさらに写真の力に感動した出来事が二つある。
社会人一年目の時、沖縄で助産師のUMAREさん主催のバースフォト展示会『UMEREる展』があった。ちょうど開催日の1日だけ休日があったので、これは行くしかないと東京から沖縄日帰り旅を決行した。あの時の私の選択はこれほど正しかったと思えるものはない。バースフォトというのは生まれる瞬間に関わる写真のことで、私は入った瞬間からとても感動した。純粋に写真を見て初めて涙が止まらなかった経験をした。新しい命が生まれる瞬間、私がいた現場でも尊い瞬間の連続で、これからも続いていく続いていってほしい、その奇跡の瞬間を守りたい、と強く思った。そしてその展示と並行して性教育についても学べるようになっていて、UMAREさんの想いが溢れた展示会だった。私もいつかお産の写真を撮りたい、人が生まれる尊さを伝えられる人になりたい、人がその人らしく生きていくための性教育もしていきたい。
また沖縄の写真家ガッキーさんの写真展『あさの光写真展』に行った時、その写真から伝わる温かさと愛情に感動した。死産してしまった家族の誕生を言葉で言い表せないもので包みこむ写真たち。温かい朝日が差し込む写真は今も忘れられない。
上手い写真、下手な写真はたくさんあるが、私はいい写真を撮れるようになりたい。そのためにまずは基本のカメラの技術と写真の知識を学んでいく。

相棒SONYカメラ

⑦映画、ドラマ、アニメなどの作品に触れる

もともとドラマや映画を見ることは好きで趣味でもあるのだが、今までは家にいて、ぼーっと映画やドラマを見て、”時間を潰してしまった”と思っていた。しかし私はこれまでの考え方を変えることにした。私が考えたのは、ポイント導入。一つの作品を見たら1ポイント。映画一本で1ポイント、ドラマやアニメはシリーズ一つで1ポイント。今年中に100ポイントを目指す。100ポイント貯まったらどうするかはまだ考えていないが、日々の中で作品に触れている時間はマイナスではなくプラスなのだ。映画やドラマを純粋に楽しめるようになった。
そもそも一つの作品には多くの人が汗水流して作られていて、世の中にあるその素晴らしい作品たちに触れることは人生を豊かにするスパイスになる。家にいて作品を見ている時間も有意義な人生の時間の使い方の一つなのだ。私は幸運なことに今時間があるので、上手く時間を使って多くの作品を見れるいい機会でもある。いつか見ようと思っていた名作は今見ようではないか。日本のドラマや映画はもちろんのこと、ネットフリックスを使って海外の作品にも触れる。語学の勉強にもなって一石二鳥だ。

⑧上海街歩き

せっかく上海にあと2年いるのだから、今しかできない体験を積み重ねていく。まだ行ったことのない美術館や博物館、食べたことのない料理を食べに行く。るるぶに書かれている観光地は大体行くことができたので、最近は毎週語学学校で配られている新聞『上海ジャピオン』『Wheneverらくらくプラス』をもらってきて、上海の最新情報を手に入れている。桜が見頃である公園、新しい美術館の展示や音楽ライブの予定、最新の映画情報など盛りだくさん書かれているのでありがたい。情報を手に上海生活を楽しんでいく。

大事な情報源

⑨お金の勉強

現在私は専業主婦であるが、今後帰国して仕事復帰をしたいと思っている。円安も進み、世の中はどんどん変化していっている。今までも自分の資産形成も行っているが、もっとお金の知識を身につけて、武器にしていく。キャリアもプライベートも私はどっちも諦めたくないし、どっちも思うような未来を過ごしていたい。
そのために税金や不動産などよくわからず後回しにしてしまっていたものを学ぶ。お金の知識を増やして、賢く選択肢を広げていくための準備をする。

⑩新たな人と出会う

専門的知識のブラッシュアップのため、オンライン上で『じょさんし大学』と『License says』というコミュニティに所属して、日本の助産師とともに学び合う機会を作っている。様々な助産師の働き方やビジネス的視点を学ばせてもらったり、自分の考えを伝えることで、客観的に自分の立ち位置がわかる。帰国後どう働いてキャリアを積んでいくか考えて、逆算して必要な準備をしていく。

ここまで書いていて、私は今上海での新しい人脈を作ることは自分の中であまり優先度は高くないことがわかった。今までもっと外に出て、日本人サークルとかに入った方がいいのかな、家に引きこもってばかりいては良くないなとヤキモキしていたが、自分がしたいことが明確になってからは悩まなくなった。今は自分のやりたいことに集中する時期で、必要なタイミングがきたら外に出ればいい。自分は必要な時には動くことができる人間だと知っているから大丈夫。焦らずに繋がりを広げていければいいと思っている。これまでのヤキモキ引きこもり生活ではなくて、今は自分の目標を持って有意義に自分の時間を過ごすことができている。自分のしたいこと、どうなりたいかを明確にして、思い描いたような未来にしていきたい。そのためにはまず自分はできないという思い込みを捨てて、私はできると思うこと、そしてその未来を想像してコツコツ日々できることを積み重ねていくこと。毎日コツコツ量をこなしていくしか遠くへは行けない。

上海に来たばかりの、”これからどうしたらいいか悩んでいた時期”も必要な時間だったと思うけど、せっかく与えられたこの機会と時間を有意義に過ごして、彩りのある人生にしていくための充電期間だと今は考えることができている。私は今とてもやりたいことで溢れている。
10個の目標が出て欲張ってしまったかと思ったが、どの目標も妥協はしたくない。心機一転して新たに立てた目標に向かって日々努力する。目標を立てて、私はできると思うだけで、できる気がしてくるのは不思議だ。2年後帰国する頃にはこの目標たちがどう達成されているかを評価するのが楽しみだ。

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