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禁じられた利息〜利息の本当の力とは〜

今日は「複利」をテーマにしたいと思います。
タンス預金が好きだった妻が今や海外積立投資にハマっていますが、
このきっかけになった考え方が「複利」です。
ゆきだるま式に借金が〜などと、悪い意味で恐れられることの多い複利ですが、少し深掘りしたいと思います。

利息とは

wikipedia先生ではこのような定義をされています。

利息(りそく)と利子は通常同じ意味で使われるが、借りた場合に支払うものを利子、貸した場合に受け取るものを利息と使い分けることがある。また、銀行預金では利息と呼ぶ(ゆうちょ銀行では利子と呼ぶ)。法律用語としては利息を用いるのが通常である。
利子は金額を指す。利率(りりつ)または利子率(りしりつ)は元本(債券の額面)に対する1年間の利子の割合を指す。利回り(りまわり)は、投資金額に対する最終的な受取利息から年平均利率を計算したものである。たとえば100万円を利率5%で複利5年貸し出したときの利息は127万6282円となるので、利回りは5.52%となる。

具体的な金額まで書いてあって丁寧ですね〜
単純に、一定期間、資産を貸し付けることにより得られる対価が利息です。

UFJやSMBCなどの都市銀行の普通預金であれば、貸し倒れたり引き出し不可能になる可能性(リスク)が低く、得られる対価が低いですが、逆に暗号通貨でBTCを預け入れる場合など、様々なリスクが絡み合うような時には高いリスクに対応する対価(年利20%など)が想定されます。


歴史的な視点での「利息」

では、利息はいつからあるのでしょう。実は、貨幣(お金)が出てくる前から存在するみたいです。物々交換でも確かに成り立ちますよね。貸しといて返す時に量を増やす、的なことができたってことです。

歴史上、宗教では利子を禁止しているものもあったようです。
・イスラム教
・キリスト教
・ユダヤ教(異教徒にはOK)
聖典や聖書に書かれていたというのですから、いかに当時から身を滅ぼす可能性のある恐ろしいものと認識されていたかが推察されます。
では、利息を自分の味方にしてはどうでしょう?

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単利と複利の違い

まず、単利と複利の違いについてです。
元本に対して利息が得られるという点では一緒ですが、
単利:元本の金額は変わらず
複利:元本+利息に変化
という違いがあります。この違いがポイントです!

実際に好きな金額と期間で計算してみていただけるとイメージしやすくなります。
具体例として、100万円の元本に年利5%と考えた場合、単利で10年だと150万円になりますが、複利だと162万円になります。
実はこの違い、利率や年数によって、さらに差が広がるんですよ。

シミュレーション:積立投資の資産形成力

ここまで利息について学んでみましたが、あくまでも仮想の数字ではイメージが沸きづらいかもしれません。
海外投資:S&P500の記事にも書かせていただいてますが、過去の実績から具体的なイメージでお伝えしたいと思います。

この記事では、S&P500は平均年間8%程度の成長を見込めますので、そちらで算出してみましょう。

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こちらは楽天証券のサイトでやってみたシミュレーション結果です。
25年間、毎月10万円の積立をした場合、40歳からスタートして65歳で
・タンス預金(利息なし):3,000万円
・国内投資信託:4,460万円
・海外直接投資:9,510万円
やっていることは毎月投資して放っておくだけ。それでもどこでお金が働くかによって、このような差が現れてきてしまうのです。

あなたはどのような結果を希望されますか?

結論

利息について勉強してみましたが、この利益にも、途中でかかる税金があったりと、知らないことでさらに差が大きくなってしまうこともあります。

こちらの記事をご覧いただいた方は、是非とも利息を味方につけて、より良い資産形成をするための賢明な判断ができるよう、しっかり情報発信していきますね!


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