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カーネーションをスワッグに。

タイトル画像のカーネーションは、母の日に一番上の娘が贈ってくれたものだ。
また新しい登場人物!?と思われる方もいらっしゃるかなと思い、少々緊張している(笑)
え~、例のツンデレ娘ではありません。既に嫁いでいる、とてもバランスの取れた娘であります。だから母の日にはお花を贈ってくれるわけで。

さて、私は頂いたお花をそのまま枯らしてしまうのが忍びなくて、昨年から「スワッグ」という壁に掛けられるドライフラワーに仕立て直すことをやっている。
長くても2週間が限度の生花が、スワッグにすることで、半年は美しいままで楽しめる。(半年以上でも形は壊れないけれど、色が焼けて変色する)
贈ってくださった方への「ありがとう」を長く感じていられるわけだ。

ということで、このピンクの濃淡のカーネーションを本日スワッグにした。

その工程は以下のとおり。
もし興味のある方は、トライしてみて頂きたいと思う。
但し、これは全くの自己流なので、本当のスワッグの作り方とは違うと思う。
その代わり、かなり適当・自由に・思いつきでもできるので、ぜひおすすめだ。

① 花束ををばらす。
一番きれいにドライフラワーにしたい場合は、できるだけ新鮮な花の状態で乾かすのがよいらしいが、それだと頂いたお花を見て楽しむ時間がない。全く無意味になる。
だからといって、完全に枯れる・萎びる・腐るまでになるとドライにはしづらい。
私の目安は、花の一輪ないしは二輪が元気をなくした時。

☟写真だとわかりづらいが、右から3番目の花びらの色が褪せはじめ(下のアップの写真)その左の花の茎が萎びている。

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➁ その花束だけでは寂しいときは、葉物を用意する。
少々順序が遡るが、今回の花束のようにカーネーションだけで葉っぱものがない場合は、出来上がりがさみしくなるので、ばらす前に2種類くらいの葉物を用意する。
今回は、ユーカリ(丸い葉)とソリダコ(泡立ち草のようなもの)を用意した。どちらもドライに向いている葉だ。
出来上がりをイメージして、適当に重ねて置いてみる。

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左上:ユーカリの上にカーネーションでバランスを見る。
右上:ソリダコをユーカリとカーネーションの間に挟んでみる。
左下:もとのユーカリとソリダコ。
右下:ソリダコの枝を少し切り分けて、後から差し込めるようにする。
   (花が重なったところには緑があると綺麗だから)


③ 土台になるものの茎を止め、下方になる花の茎から止めていく。

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上:今回は、ユーカリとソリダコを土台にしたいので、その二本の茎を麻紐でキッチリと止める。
下:出来上がりの下方になる花の茎から、ユーカリかソリダコの茎に糸で止めていく。(今回は緑の刺繡糸を使用。細い針金だと止めるのが楽)

④ 花を下→上に向かって全部止め、最後に茎全部を麻紐でキチンと括る。
➄ 茎の長さを揃える。
⑥ ぶら下げるのにちょうどいい長さの麻紐を結わく。

☟これは、大体出来上がったもの。微調整をするために、吊るして様子を見る。

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➆ 形を整え、紐などを葉っぱで隠し、リボンを結ぶ。

☟出来上がり

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壁の様子はこのような感じ。

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本当ならば、乾燥した季節の方がいいのだけれど、まぁ、それほど神経質にならずとも、段々と乾いていく。
もちろん、乾いていくにつれて色も変化が出るけれど、カーネーションは案外ドライには向いていて色褪せは少ない。恐らくいい感じの落ち着いたピンクになるはず。

☟これまで作ったいくつかのスワッグ。

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100均で、サテンの太めのリボンを気に入った色があるときに買っておくと便利である。

注意点は、花が乾いてしまってからは形を創るのが非常に難しい。カサカサと花びらが落ちるし、茎も形が決まってしまっているから。

あまり深く考えないで、まずやってみると、段々自分なりのコツがつかめるようになる。

頂いた花束に、ぜひ再び息吹を!

     ・・・・・ end ・・・・・

タイトル画像:青山フラワーマーケットのカーネーション。

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