コロナを乗り越えるための情報シェア⑰「GCストーリー」様

ホワイト企業への道を進む皆さまにアンケートをご依頼し、このコロナ化を乗り越えるために行われている様々な工夫をご紹介いただきました。

●会社概要
会社名:GCストーリー株式会社 https://gc-story.com/
ホワイト企業の受賞歴:ホワイト企業大賞(第6回/2019年度)
業種:施工事業と介護事業です。
記入者:辺田 美歩子氏/萩原 典子氏

●記入日:2020年5月1日

●お困りのこと
多くの企業さん同様、売上減少で先が見えない状況です。
また、完全リモート勤務が続いていますので、社員たちの寂しさやストレスが心配です。
特に一人暮らしのメンバーの寂しさをどのように解消していくのか。オンラインでの全社飲み会やミーティング等を行っているのですが、このまま長期間に渡って外出自粛となった場合、メンバーへの寂しさの解消をどうするか、方法に関して悩んでいます。
共働きでお子さんがいる社員のストレスもかなり高まっているように感じるので、会社として何ができるかを考えていく必要を感じています。

●気づいたこと、良かったこと
なぜ寂しいと感じるのかをみんなで考えるために”寂しさ研究所”というSlackのチャンネルが誕生しました。
その中で、「会社が安心安全の場所だったので、会社に行くことができないと寂しい。みんなに会えないと寂しいと感じる」ということに気付くことができ、会社への感謝が増していることを感じます。
オンラインで朝礼を実施したり、コミュニケーションを増やす施策を社員自らで考え実践してくれています。

●工夫したこと(社員さんに対して)
フルリモートになったことによる下記の社員への対応
・子供がいる社員 →特別有給を付与
・寂しさを感じる社員 →コミュニティを作成し解消方法を一緒に探る

その他の社員に関しても、コミュニケーションの量を増やし、ストレスなく仕事ができるようにしています。


ボードミーティングでは、一人ひとりのメンバーの状況を報告し合っています。
またそれとは別に、アンケートツールでメンバーの心の状態を把握しています。
編集部にて社内ラジオを計画したり、4月に入社した新入社員をインタビューし、ほかの社員に新入社員のことをもっと知ってもらうコンテンツも進めています。

●工夫したこと(取引先や顧客に対して)
・3月末には当社の新型コロナウイルスに対する方針をホームページで発信。施工パートナー様にもご理解いただけるよう情報共有を行いました。
今後の行政の動きを考え、長期に渡る工事の場合、リスクのすり合わせを行っています。
・中国からマスクを購入することができたので、施工パートナーさんに配布しました。梱包に中国語で「ウィルスに勝って一緒にオリンピックを迎えよう!」的なことが書いてありました。パートナーさんからも続々とお礼の連絡が入っています。

●工夫したこと(資金面)
財務に関しては、内部留保があるため年単位で問題はないですが、売上減少対策を行う経営ボードのミーティングを週1で実施。助成金や経費削減、営業方針などを検討しています。

●工夫したこと(その他)
様々なオンラインのツールを社員が自主的に検討し、都度にあったコミュニケーションをとっています。

社外に対して我々ができることがないかと考え、社内社員の状況を可視化するツール"yorisoi"を身近な経営者向けに無償提供しました。
また、社員の不安払しょくに役立てていただくため、社内で行っている心の研修も身近な経営者向けに無償で提供を行っています。

●ホワイト企業大賞の活動へのご要望
他の企業様の工夫していることの共有をしていただきたいです。より不安を払拭できる方法を知りたいのと、弊社でできることも他社様へ共有できればと思っております。


ホワイト企業大賞企画委員より
コロナ禍の中、様々な企業が困難を乗り越えるために奮闘されています。私たち、ホワイト企業大賞では、ホワイト企業への道を進む仲間の皆さまにアンケートをご依頼し、現在、このコロナ禍を乗り越えるために行われている様々な工夫をご紹介いただきました。少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。また、今回、アンケートにご協力いただきました皆さまには心より御礼を申し上げます。
すべてのアンケート結果はこちらをご覧ください。

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