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【シャニ3rd 福岡DAY1リポート 】ストレイライトが魅せたユニットの絆 新加入のSHHisが歌とダンスで会場を魅了

 福岡県北九州市の西日本総合展示場・新館ABCで5月29日(土)、アイドル育成ゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ(以下『シャニマス』)」のライブイベント「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 3rdLIVE TOUR PIECE ON PLANET / FUKUOKA(アイドルマスターシャイニーカラーズ サードライブツアー ピース・オン・プラネット 福岡、以下シャニ3rd福岡または本公演)」が開催された。

 声優たちが歌って踊る姿にゲームキャラクターとの同一性を見いだせるのが本公演の魅力だが、1日目は愛依のソロ曲の後にStraylight (ストレイライト)が魅せたユニットの絆、そして新加入のSHHis(シーズ)が歌唱力と圧倒的なダンスパフォーマンスで会場を沸かせたのが大きなトピックだろう。本稿では1日目のライブを振り返りつつリポートする。

 ※本稿はシャニマス公式セトリと筆者のおぼろげな記憶を元にリポートしたものです。淡々と事実を述べていますが、時折筆者の主張が混ざります。ぶっちゃけライブの内容が分かっているならば、「『エモーショナル』以外の言葉が見つからない、実在性ストレイライト」「本当に『OH MY GOD』初披露か… 疑問を呈したくなるSHHisの完成度の高さ」を読むだけで十分だと思います。長いので。また6月1日(火)18時に配信されるアーカイブ動画を見て、今後改稿する予定です。あらかじめご了承ください。

イレギュラーなく無事開催 ユニット8組そろい、23人出演

 シャニ3rdは『シャニマス 』初となるライブツアーとして、4月3日、4日と愛知県名古屋市で実施されたシャニ3rd名古屋、同月25日、26日と東京都江東区の有明ガーデンシアターで開かれたシャニ3rd東京、そして5月29日(土)、30(日)の本公演(シャニ3rd福岡)あわせて、1都2県で開催された。

 東京公演では緊急事態宣言の延長を受けて、4月26日のライブは急遽(きゅうきょ)無観客開催となるイレギュラーな出来事があったが、今回は無事、有観客で実施。ツアー最終回となる本公演は、東京公演でゲスト出演したSHHis (シーズ)の七草にちか役の紫月杏朱彩(しずきあずさ)さん、緋田美琴役の山根綺(あや)さんという新たなレギュラーメンバーを迎え、『シャニマス 』の全アイドルユニット8組がそろい、キャラクターの声優総勢23人が出演した。なお、本公演における具体的な出演者およびユニット / チームの構成、ソロ曲歌唱者は下記にまとめる。


【出演者一覧】(氏名 / 担当キャラクター)
illumination STARS (イルミネーションスターズ)
 関根瞳さん / 櫻木真乃役
 峯田茉優さん / 八宮めぐる役
L'Antica (アンティーカ)
☆花凜さん / 月岡 恋鐘役
 菅沼 千紗さん / 田中 摩美々役
 八巻 アンナさん / 白瀬 咲耶役
 成海 瑠奈さん / 三峰 結華役
 結名 美月さん /幽谷霧子役
放課後クライマックスガールズ
 河野 ひよりさん / 小宮 果穂役
 永井 真里子さん / 西城 樹里役
 丸岡 和佳奈さん / 杜野 凛世役
 涼本 あきほさん / 有栖川 夏葉役
・ALSTROEMERIA (アルストロメリア)

 黒木 ほの香さん / 大崎 甘奈役
 前川 涼子さん / 大崎 甜花役
☆芝崎 典子さん / 桑山 千雪役
・Straylight (ストレイライト)
 田中 有紀さん / 芹沢 あさひ役
 幸村 恵理さん / 黛 冬優子役
☆北原 沙弥香さん / 和泉 愛依役
・noctchill (ノクチル)
☆和久井 優さん / 浅倉 透役
 土屋 李央さん / 樋口 円香役
 田嶌 紗蘭さん / 福丸 小糸役
 岡咲 美保さん / 市川 雛菜役
・SHHis (シーズ)
 紫月 杏朱彩(しずきあずさ)さん / 七草 にちか役
 山根 綺(あや)さん / 緋田 美琴役

※☆は5月29日のソロ曲披露メンバー
【ユニット越境チーム一覧】
・Team.Sol(チームソル)
 峯田さん / めぐる
 八巻さん / 咲耶
 永井さん / 樹里
 涼本さん / 夏葉
 芝崎さん / 千雪
 幸村さん / 冬優子
 和久井さん / 透
  岡咲さん / 雛菜
 紫月さん / にちか
Team.Luna(チーム.ルーナ)
 菅沼さん / 摩美々
 成海さん / 結華
 結名さん / 霧子
 丸岡さん / 凛世
 前川さん / 甜花
 北原さん / 愛依
 田嶌さん / 小糸
・Team.Stella(チーム.ステラ)
 関根さん / 真乃
 礒部さん / 恋鐘
 河野さん / 果穂
 黒木さん / 甘奈
 田中さん / あさひ
 土屋さん / 円香
 山根さん / 美琴
 ※氏名、キャラクター名省略


紫月さんが加わったTeam.Solが1曲目を熱唱 

 スポンサー企業の読み上げ、283プロダクションの津田健次郎さんが演じる天井努社長の挨拶、山村響さんが声をあてる事務員・七草はづきの注意事項アナウンスが終わると、舞台の幕が上がった。

 ライブ向けにアレンジされた曲のイントロが流れ、AR(拡張現実)技術で会場が彩られる。会場のプロデューサー(※)たちの手には虹色に輝くペンライト。それらが絶妙にマッチしてライブという非日常を演出する。

 1曲目はアイドルユニットの枠を超えて​構成されたTeam.Sol(チームソル)のメンバーが登場した。チーム発表の既存メンバーに紫月さんもくわえ、9人で『SOLAR WAY(ソーラーウェイ)』を熱唱。シーズの登場に期待が膨らむ会場を大いに盛り上げた。

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 その後、2曲目はTeam.Luna(チームルーナ)が『リフレクトサイン』、3曲は山根さんをメンバーにむかえ7人となったTeam.Stella(チームステラ)が『プラニスフィア ~planisphere~』と続き、最後に声優全員で『Spread the Wings!!(スプレッド・ザ・ウィングス)』を披露した。

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 ※作品の主人公かつプレイヤーの分身。アイドルマスターシリーズにおいてはファンを意味する。

 一通り歌い終えるとMCパートへ。各声優からプロデューサーたちに向けた自己紹介と挨拶、そして本公演の意気込みが語られたほか、今回の開催地が福岡とあってか、現地入りしての感想や食べたグルメなども紹介された。

ユニットパート1巡目はイルミネで始まりノクチルで終わる

 MCパートが終わるとユニットパートが始まった。illumination STARS (イルミネーションスターズ)が笑顔を輝かせながら『Twinkle way』を歌い、ALSTROEMERIA (アルストロメリア)の『ダブル・イフェクト』と続き、放課後クライマックスガールズは元気いっぱいに『五ツ座流星群』を歌いあげた。

 会場がだいぶ温まったところで、高速な重低音が思わず縦ノリしたくなってしまうL'Antica (アンティーカ)の『Black Reverie(ブライク・レヴェリー)』、曲の冒頭で仮面を投げる演出が映えるStraylight (ストレイライト)の『Hide & Attack(ハイドアンドアタック)』と続く。プロデューサーのテンションが最高潮に達したところで、透明感と爽やかさが魅力のnoctchill (ノクチル)による『いつだって僕らは』が披露された。

  ※2日目終了時の和久井さんのツイート

ユニットパート1巡目披露曲
イルミネ / Twinkle way
アルストロメリア / ダブル・イフェクト
放クラ / 五ツ座流星群
アンティーカ / Black Reverie
ストレイライト / Hide & Attack
ノクチル / いつだって僕らは
※ユニット名一部省略

 

明太子トークで盛り上がるアンティーカ

 ユニットパート2巡目はアンティーカのMCから始まった。福岡というと明太子のイメージが強いのか、明太子を中心としたお土産トークでアンティーカの面々は大盛り上がり。その熱が冷めやらないうちに『純白トロイメライ』を披露した。

ユニットパート2巡目前半披露曲
 アンティーカ / 純白トロイメライ
アルストロメリア / Anniversary
MC
ノクチル / あの花のように
MC

 『あの花のように』が終わるとノクチルのMCパートに。

北原さんの発言で分かるストレイライトへのユニット愛

 そしていよいよソロパート。トップバッターを担ったのは愛依役の北原さんだ。ピアノの優しい旋律とギターの激しい重低音が混じり合った『Going my way(ゴーイングマイウェイ)』を、その音に負けないくらいの声量で歌いあげる(あくまで筆者の感想だが、ユニット曲で気合が入っていたように見えたのはソロ曲披露があったからなのか、と納得してしまった)。

 2曲目は透役の和久井さんが『statice(スターチス)』。夏の訪れ、そしてにおいを感じさせるアコースティックギターの音色、爽やかで透明感溢れる歌声を会場中に響かせた。

 3曲目は恋鐘役の礒部さんが歌う『アポイント・シグナル』。ポップで可愛らしい歌に、コロコロと表情を変えプロデューサーをトリコにする礒部さんにピッタリの一曲だった。

 ラストを飾ったのは千雪役の芝崎さんによる『Darling you!』だ。大人のお姉さん千雪の心にある乙女心を包み隠さずさらけ出したようなポップでキュートな曲を歌い、会場に幸せいっぱいの笑顔にした。

 ソロパートが終わると先ほどまで歌っていた4人のMCパートに。これまでのライブでもそれぞれ感想を語り合ったり、キャラクターを担当する声優自らの解釈を聞ける貴重なシーンだ。

 北原さんは「無事に歌い終えて安心した」と言い「早くストレイライの二人に会いたい」としきりに語り、ユニットに対する深い愛情と友情をあらわにした。

(北原さん含め、和久井さん、礒部さん、芝崎さんの感想を後日追加予定)

【ソロ曲】
北原さん(愛依役) / Going my way
和久井さん (透役)/ statice
礒部さん(恋鐘役) / アポイント・シグナル
芝崎さん(千雪役) / Darling you!

 そしてMCが終わり、一発目の曲はストレイライトの『Destined Rival』。1曲目に披露した『Hide & Attack』と同じく、激しいダンスが魅力だ。特に間奏のダンスパートの振り付けは公演ごとに変えているので、ストレイライトの見どころシーンの1つといっても過言ではない。

 曲が終わり、ストレイライトのMCの時間になると、冬優子役の幸村さんが「ちょっと待って」とひとこと。続いて「さっきのMCパートはなに!?」と前のめりの勢いで北原さんに詰めよるシーンも見られた。その後北原さんが「ソロどうだった?」と幸村さんとあさひ役の田中さんにたずねると、両名ともに「同じユニットでよかった!」と言い、幸村さんと北原さんが涙ぐむ姿が見られ、ストレイライトの深い絆を感じさせた。

『OH MY GOD』フル初披露のシーズ

 ストレイライトのMCが終わると、放課後クライマックスガールズの『学祭革命夜明け前』、イルミネーションスターズによる『Happy Funny Lucky』明るい曲が続いた。そしてユニットパートのトリを飾るのはレギュラーメンバーに加わったシーズの2人。『OH MY GOD(オーマイゴット)』をフルで初披露した。

 今回のライブではショートヘアーではなく、ロングヘアーの紫月さん。ゲストで出演した東京公演とは違った妖艶な印象を受けた。


 シーズのMCを挟んだ後に声優全員が集合して『Multicolored Sky(マルチカラードスカイ)』を歌い、メインステージは終了。その後アンコールで告知を挟み、再び登場した声優陣が『Color Days(カラーデイズ)』を熱唱。

 キャスト陣からプロデューサーへ感謝の言葉がそれぞれ述べられると、最後に『Resonance+(レソナンスプラス)』を披露。最後に「これからも、アイマスですよ〜」「アイマス〜!!」の掛け声で締め、本公演の1日目が終了した。

【DAY1 セットリスト】
1 SOLAR WAY (CD)
2 リフレクトサイン (CD)
3 プラニスフィア ~planisphere~ (CD)
4 Spread the Wings!! (CD)
MC
5 Twinkle way (CD)
6 ダブル・イフェクト (CD)
7 五ツ座流星群 (CD)
8 Black Reverie (CD)
9 Hide & Attack (CD)
10 いつだって僕らは (CD)
MC
11 純白トロイメライ (CD)
12 Anniversary (CD)
MC
13 あの花のように (CD)
MC
14 Going my way (CD)
15 statice (CD)
16 アポイント・シグナル (CD)
17 Darling you! (CD)
MC
18 Destined Rival (CD)
MC
19 学祭革命夜明け前 (CD)
MC
20 Happy Funny Lucky (CD)
MC
21 OH MY GOD
MC
22 Multicolored Sky (CD)
ENCORE
23 Color Days (CD)
24 Resonance⁺ (CD)

シャニマス公式HPより引用
URL:https://idolmaster-official.jp/news/01_1766.html

「エモーショナル」以外の言葉が見つからない、実在性ストレイライト

 1日目で印象に残っているのはストレイライトだ。『Going my way(ゴーイングマイウェイ)』を北原さんが歌い、「早くストレイライトのみんなに会いたい」という発言の後に『Destined Rival』というセットリスト。そして台本を無視してまで(※)ソロパートの北原さんの発言にツッコミを入れる幸村さん。そして北原さんのほしがりな問い(ソロどうだった?)に幸村さんと田中さんの「同じユニットでよかった!」という言葉。これをエモーショナルという単語以外にどのように表現すればいいのだろうか。ストレイライトは実在する。そんな陳腐な言葉しか出てきそうにない。

※本公演2日目のMCのときに、初日の台本を無視してしまったという旨の発言があった。

本当に『OH MY GOD』初披露か… 疑問を呈したくなるSHHisの完成度の高さ

 ストレイライトと同じく、シーズの存在も忘れてはいけない。今回『OH MY GOD』がフル初披露だったが、「本当に観客の前で初めて歌って踊っているクオリティか…‥?」と疑問を呈したくなるほどパフォーマンスの完成度が高く、魅了されたプロデューサーも多かったのではないだろうか。

 暗闇からシルキージェムシリカを着た2人がだんだんと鮮明になっていく演出、歌い出しで紫月さんと山根さんが拳を合わせたりする姿、【♡まっクろはムウサぎ♡】のにちか、そして【ROUNDLY】のイラスト絵のように背中合わせになったりするシーンなど、例を挙げたらキリがないほどだ。

 現状だと紫月さんと(ゲームシナリオ上の)にちかのパフォーマンス能力がマッチしていないため、どこかアンバランスなのは否めないが、今後のゲーム内でにちかが成長すれば、パズルのピースがぴったりそろう。そうなれば、シーズは我々に本公演以上のパフォーマンスを魅せてくれるだろう。

 7つ全ての輝きがそろった『シャニマス』。ゲームのシナリオで、または次回のライブで、我々プロデューサーにどのような色を魅せてくれるのだろうか。次回のシナリオ、そして4thライブに期待したい。


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