何にも染まっていない良さ



「ほんとに自分事なんですけど、少年忍者というグループで活動させて頂いてて、ぼく、ほんとに、ほんとに、センター…、センター、こうきくんと、ぼくで、ツートップでやってて、それで、メインから外されて、ほんとに、主演舞台なんか、出来ると思ってなくて、夢にも思ってなくて、夢みたいな景色でした。優しい演者の皆さんとスタッフさんと湯口さんがいて、ファンの皆さんにも来て頂いて、しあわせです」


初日泣きながら話すそうたを見て、抱きしめたくなった。
なんて正直で真っ直ぐなんだろう、よく頑張ったねって。


他の公演でもことある事に、主演舞台できると思ってなかった、ぼくなんてセリフ2つあればいいほう、(ジャニーズに入る)オーディションも1回落ちてる、入所してからも仕事がない日が続いた、もうこうやって主演舞台できる機会ないかもしれないって昔のことを振り返ったり、ネガティブなことを言っていたりした。


そんなに卑屈にならなくても、と思うけど、これが嘘偽りないありのままのそうたの本心で、今のそうたの原動力になっているのだと思う。
2013年入所と同世代の中では早い方の入所だけど、入所後数年は仕事がなかったみたいだし、きっと仕事に呼ばれるようになる頃には今のハイハイや美少年がいて、もちろんその中にはそうたより入所があとの子たちがいて、その都度悔しい思いをしてきたんだろうと思う。
その悔しさをバネに与えられた場所で頑張ってきた結果として、忍者内ではフロントに立ってこうきくんとツートップっていう立ち位置を得たそうた。すごく充実していたんだろうと思う。なんていったってその頃のそうたは、8.8東京ドームでやっぱり君がナンバーワン!を任されてるんだからなぁ。
その翌年から立ち位置が下がったそうた。


あまり気にしていないのかなぁって思ってた。
将来の夢も大学へ行く、だったしあまりアイドルに執着してないのかなって。
でも全然そんなことはなかったんだよね。
本当に自分のやりたいことはなにか考えたり、大学進学に専念しようと思ったこともあったみたい。すごく落ち込んで悩んで迷ってたんだなって。
それでも、この道に進んで頑張り続けることを選択してくれたそうたに感謝しかない。


たぶん去年くらいの雑誌で、今の自分には到底叶えられそうにない大きな夢を口に出して言うことは恥ずかしいと思って、将来の夢を大学に行くにしていたけど、でもそう思うことの方が恥ずかしいんじゃないかって思うようになった。本当はめちゃくちゃデビューしたい。というようなことを言ってたと思うんだけど、このそうたの気持ちの変化もきっと、あの悔しさがありながら、この道に進み続ける覚悟をしたからこそなんだろうね。


そして今回主演として舞台に立つことになって。それもこの決意あったからこそだと思う。
緊張やプレッシャー、たくさんのことを背負って、不安な気持ちもあっただろうし上手く出来ずに悔しいことも、涙を流したこともあったみたいだけど、またひとつ成長できたよね。千秋楽、達成感に溢れたいい表情してたなぁ。


素直で正直でまっすぐ。
色で例えると何色にも染まっていない良さ。
そうたはこれから何にだってなれるし何でもできる。
キラキラのアイドルもできるし
顔の良さとスタイルを活かしてモデルのお仕事もできる
演技に磨きをかけてお芝居のお仕事だってできる
キャラクターを活かしてバラエティだってできると思う
可能性が無限大すぎてこれからが楽しみでずっと応援したい。


わたしはそうたにたくさんの壁を乗り越えて強くなって逞しくなってかっこよくなって欲しいから、たくさんのことにチャレンジさせてあげて欲しい、そうたが頑張れるチャンスが欲しい。
そうたは絶対に頑張れるし、乗り越えられるし、期待に応えられるし、必ず結果を出せるから。



どうかそうたの歩く道のその先にたくさんの幸せがありますように。

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