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「あんたのその正義、鏡写しにあんたを刺すぞ」

※キレてるみーちゃんの独壇場noteです。

光の暴力に手を染めるものへ

正義を振り翳しても別にいいけど、自分もまた正義によって殺されるかも知れねえってこと、覚えておくこったな。

誰かを責める理由も、感情も、あんたが一番嫌いな「悪」も、全て自分の鏡写しになってるんだよ。
あんたは鏡に映った自分に対して正義を振り翳してるわけだ。
その正義の剣で殺したい相手って、誰なんだろなあ?

……そんな覚えはない?そうだろうさ、実際に自分の剣で刺されてみなけりゃ実感なんてできねえよ。
ああ、あんたが憎む相手はあんたにとって不都合な相手なんだもんな?まさかそいつが自分の鏡越しの姿だなんて、思いたくもねえよな?

あーあ、残念だったなあ。
刺されてから知るといいぞ、あんたが一体これまで何に向かって大層な口上並べ立てて勝ち誇っていたか。
あんたが誰よりも憎んで恨んで激しく怒っていた相手が、実際はどんな姿をしていたか。

こうしてご丁寧に言葉で説明してやったところで、この言葉の真意が届くことなんて、きっとない。
むしろ鏡役にされてる不憫なやつらの同情を集めるだけだろうな。しゃらくせえ。

だからむしろ、俺は「鏡役」になっている人間に対して、こう言ってやるよ。


光の暴力に苦しむものへ

【用語】
全(まった)き光……闇を忘れ、闇を忌み嫌い攻撃する光のこと。未熟な光、とも言うらしい

あんたが受けている「自称正義の執行」は、全き光から放たれる暴力は、いずれ相手にそのまま向けられるものだ。
その暴力は、あんたに向かうべきものじゃない。
その正義は、あんたを裁く権限を持たない。
その敵意は、あんたをすり抜けてるからあんたは受け取らなくていい。

鏡役を強いられる人間、これはあんたにとっての試練でもあるんだろな。
正論で叩き潰される苦しみは、その身に受けてみないとわからない。

あんたは全き光に攻撃されたからといって、別の正義を探して対抗する必要はない。
あんたは無理して全き光になる必要はない。
無理して別の正義を探さなくていい。

わざわざ、全き光なんぞに対抗するのも馬鹿らしいもんだ。
そんな未熟者どもと同じ土俵にわざわざ立ってやる必要はない。

大丈夫。全き光の暴走に裁きを下すことができるものは、すでにその者の元へ向かっている。
それを担うのは、人間ではなく遥か高次にある法を司るものだ。
いずれ、その裁きはゆっくり確実に訪れる。
あんたはその場から離れることだけに集中しろ。

あとはこちらでやっておく。
『全き光に染まったものよ、闇を今再び思い出せ』




……。
私「おぎぇええええええこれ文字起こしするのキッツイ!!!自分にグサグサしながらこれ公開しなきゃいけないの!?」

補足と余談とファンタジー会話

ファンタジー色強めな日常の様子です。役に立つ情報は多分ないので、読み物として。

主にみーちゃんがキレたり私が不思議な技を学習したりしてます。
2000字くらいのボリュームです。

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