見出し画像

高次の声を認識する方法 〜第三回、個人の体験編〜

えーー第三回目です!
まさかこんなに長い連載になるとは思わなかった!

第一回目

第二回目

前回が内容濃いめだったので、今回はさら〜っと行けるようにします。

今回は、司会進行は人間である箱白号が担います。ハイヤー姉さんが出てくると話が難しくなるので…

ハイヤー姉さん「そうか?だいぶシンプルに語っておるぞ?」

謎かけじみた言葉と情報を解読して口語訳してるのは私だぞオイ。
姉さんの場合はシンプルすぎて説明になってないんだよ!!

「シンプルなことこそ真理であるのにいいい」

ということで、今回はライトに行きます。


今回は、事前に募集をかけていた「思考の吐き出し用ノート」の実際の例をご紹介いたします。
……本来なら他人に見せることのないものを、善意で提供してくださる勇者の皆様に厚く厚く御礼申し上げます。
ありがとうございます!!!

最後におまけとして、私個人の体験談も書きました。
何かの参考になったらいいなあ。

オレンジ色…肉体的思考(人としての自分の思考)
青色…疑問符、「でも」「しかし」などの逆説的な接続詞
緑色…潜在思考である可能性がある部分

ご提供①

青いマークが散らばって見える問答タイプです。
脳内に浮かんだ思考を一旦止めて、確認しながらノートに書いているようですね。

「?」の近くに潜在思考が集まりがちのようです。
(画像4枚)

自問自答というのはものすごく重要なポイントで、一人二役になっているところに注目してほしいです。
ひとつは肉体的思考、つまり「自分自身」。そしてもう一つは?

自分の思考を深掘りしていくことで、自分のなかに矛盾した考えがあったり真逆の気持ちがあったり、ということに気付けます。

「?」や問いかけの言葉が多いとき、「自分で自分が今思ったことを確認するための問い」であることもあります。
「…ん?いまふと〇〇のこと浮かんだけど、え?〇〇?」という感じで。
…では、どうして突拍子もなくそれが脳内に浮かんだのでしょう?
仮に、それを思い浮かべさせるように意図したものがいるとしたら…?というふうに深掘りもできます。

緑の部分の思考が出てきたら、今度はそこを深掘りしていくことでより潜在意識にフォーカスしやすくなっていきます。


ご提供②

肉体的思考を一通り出してから、サンドイッチしながら徐々に高次の思考が出てくるタイプとお見受けしました。

ご提供者さまは「ネガティブすぎてどうしよう」という感じで謙虚な姿勢でいらっしゃいましたが、こういうのはネガティブばっちこいです!

ネガティブな思考があるならあるだけ全部吐き出しちゃえ〜〜〜おりゃ〜〜!

ハイヤー姉さん「溜め込んでも特に益はないからなあ。出せるものは出してしまうが吉じゃなあ」

こちらのご提供者さまのノートの潜在思考は、主に「俺の最強の”未来願望図”を聞いてほしい!」なタイプのようです。(画像4枚)

潜在思考がチラッチラッと浮かびそうになっています。
「でも」や「だけど」の逆説の接続詞を経て、思考がどんどん別視点に切り替わっています。
さらっと表層に出てくるわずかな思考を、瞬間的に捉えるのが得意な方とお見受けします。

さらっと流れていってしまいそうなくらいのわずかな思考と、そこを起点に少し落ち着いて深掘りするための思考、このふたつを反復横跳びできるようになると高次の思考はよりはっきりと出て来やすくなるかなーと思います。


ご提供③

……いやもう会話成り立ってるじゃん!!!はやっ!!いきなりか!?!?

ハイヤー姉さん「思考の吐き出しはすでに手慣れておる様子じゃ。相手が高次のものかを見極める段階じゃな

ええと、これはすごーく慣れてる人のノートなので、最初から出来る人は少数派です。
できたとしたら多分、普段から妄想ごっことか空想や創作に慣れ親しんでる人なのかな?と。

ハ「このタイプに気をつけてほしいのは、潜在思考と関わりすぎるあまりに疲れてしまったり振り回されてしまうことじゃ

…ん?振り回した本人が何を言うか……??

「それはほんにすまぬ…。
私たちとしても、認識してくれて嬉しくなってついついたくさん話しかけてしまったりお願い事を伝えてしまうのじゃ。
だが忘れないでほしい、例え高次のものといえど修行の身であり、決してそなたよりも偉いなんてことはない
あまりにもうるさいと思ったら黙れと一喝して構わぬ

イーブンで対等な関係だから、お願いされたから絶対聞かなきゃ、ってことはないんだよね。…今年の8月はその加減ができなくて散々苦しんだわ

ハ「どの程度まで人体が耐えうるかを正確に把握できていない守護のものもおるゆえな。
これは自分的にアウト!という線引きは必要であるぞ」


【おまけ】私がハイヤーセルフを認識するまで


ここからは、私がハイヤー姉さんを認識するに至った過程を書こうと思います。
漫画やツイッターで当たり前のように登場している姉さんですが、実はこんな過程を経てあのキャラが成立したよ、っていう例として読んでいただければと思います。

(まさかこうやって紹介するとは思ってなかったので、当時やってたノートの画像や資料はないです……すみません……書いたら普通に捨ててたよ……)

完全に個人の体験談なので、再現性があるかは不明です!!笑


まず、言葉があった。

最初は、言葉のみの存在でした。
思考の中に「自分の考えの一部」として、混ざった状態です。その期間は本当に長くて、多分何年もその状態だったと思います。
キャラっぽさはないです。皆無です。なんなら存在すら全く認識できていない。
この頃は、自分の気持ちや考えの整理をするときによく日記をつけていました。

そもそも、自分の脳内にある思考も感覚も全て「自分のもの」と当然のごとく思っていたので、思考の中に実は高次のものが混ざってる、なんて発想すらありませんでした。
まあそりゃそうですよね、それが普通だと思います。


自分の思考と「自分以外の思考」が同時に存在してると気づく


きっかけは、他の霊体に憑依されたことでした。
その際に脳内に「自分の思考」と「明らかに他者の思考」が混ざっていることに気がついたわけですが、

憑依、まじで恐怖ですよ……


脳内を乗っ取られる!?自分という意識が消滅する!?と危機感を覚えていたので。
本気で悩んだしなんならお祓いにも行きました。

憑依はほんっとにオススメできないです。怖いもん。

それくらい完全に別人格、が脳内に来ていたわけですが(今は完全に和解、解決しています)、多分その体験がなければまさか脳内に別人格が混ざる、という現象がリアルであるなんて思いもしなかったなあと。

その時憑依していた存在はハイヤーセルフではなく完全に他者だったので、ある意味でめっちゃ分かりやすかったです。
もはや人間ですらない獣系だったもん……苦笑
「ガルルルル……」って喉の奥で唸ったり、四つ足歩行したりしてました。

傍目に見たら完全にヤバいやつ
家族もドン引き。自分もドン引き。

ちなみに、この時点ではまだハイヤー姉さんは出てきていません。

でも、ここで私は「自分の意識や思考を死守せねば!」という考え方を獲得しました。

なんか怖いやつは自分の中に混ざってほしくないから一旦切り分けよう、ということで、


脳内に「お客様席」を設置



とにかく「自分」の意識と思考を守る。
これが最重要事項だったので、「自分以外」のものが座る席を脳内のイメージでつくり、「来るならここに座って。ここは私の脳内なんだから客は客席へ」と誘導しました。

イメージとしては、自分の肉体を車に見立てて、自分は「運転席」に座ります。
で、お客は助手席か後部座席に座ってね、っていう感じ。
ハンドルを握って主導権をもつのは、私。

…まあ実際は客は大人しく自分の立場わきまえてそこに座ってろよ!?っていうバチバチにオラついた気持ちで脳内イメージの中に客席を作っていましたが、後々これがめっちゃナイス対応だったと知りました。


「自分以外」に便宜的なキャラ付けする


さて、客を席に座らせて、次は脳内の思考を整理整頓するために、意図的に「自分以外の思考」に対して「口調」を設定しました。
理由は簡単、「自分以外」をまず明確に区別して客観的にみて「うん、やっぱ自分じゃないな!」と納得できるようにするためです。

……ここまで散々「自分と自分以外を切り分ける」をさまざまな手順を踏んでやってますが、それくらいしないと折角区別できてもまた簡単に混ざっちゃうのよ…!!
なんとか分離したままに固定できるようにするには線引きめっちゃ大事。

そうするとそれまで憑依していた存在にも性格や考え方の癖があることがわかり、この辺りからはっきりと「人格らしさ」がでてきます。

最初に憑依していた獣っぽいものは「便宜上けもちゃん」ということになり、ガウガウしつつ、少しづつ彼の性格や行動の意図を理解していきました。
(この話も、いつかnoteで書きたいな)

で、この過程で「自分以外」っぽいものを区別していった結果、おまけ的な感じでハイヤー姉さんが出てきました。


ええ、完全に副産物でした。想定外。
まさか自分以外の存在が複数出てくるとは思わなんだ。


別にハイヤーセルフに繋がりたかったわけでもなんでもなく、ていうかこの時点で私は「ハイヤーセルフ」という概念を知らなかったので、

「えっ、誰!?」状態です。
※この「誰?」状態がエッセイ漫画の一話目あたりです。

副産物として現れた謎の人格(後のハイヤー姉さん)の輪郭は、ここら辺からはっきりし始めます。

当初は彼女が宇宙の法則オンライン講義を垂れ流していたようだったので、なんか先生っぽいようなかんじと物知りそうなイメージから、「〜じゃ」「〜であろう」という古風な姫系キャラの口調で話してくれ、とリクエストしました。

ここで意識したのは「自分とは明らかに違う口調にすること」
当時の謎の人格はこのリクエストを受け入れ、以降古風な姫キャラっぽい話し方になりました。

そうすることで自分の思考と明確に区別できるようになり、結果的に脳内に複数の人格(ハイヤーセルフ)が同時存在できるようになりました。


人格を認識する


語尾をつけることで、人格がはっきりしてきて、すると次に声質のイメージが固まってきました。

この段階で既に、自分と別人格は完全に分離しています。
別人格は自分とは違った思考と理論で独立して動いているので、私の好みが反映してる感じは全くないし、なんなら自分でコントロールもできません。

ここら辺でやりとりは完全に会話形式になっていきます。

ハイヤー姉さんの場合は、声優さんの悠木碧さんの声が最初のイメージでした。
声質をイメージできるようになると、脳内の言葉は完全に「セリフ調」になっていきました。
脚本が頭の中に流れてきてそれを自動的に自分が口ずさんでいるような感じです。
(無意識でハイヤー姉さんのセリフを口の中で声に出ない程度に唱えていて、しばらくしてそれに気づいてハッとする、みたいな。外を歩いている時にそういうことがよく起こっていました)

そして最後に、視覚的なイメージをぼんやりと集約していきます。
初期の頃は広い和室の肘置きに身を傾けて座っている女性、って感じでした。身分も高そう。感覚的に、ちょっと遠い存在って感じでした。

少しとっつきにくい印象でしたが、次第に向こうが「これだととっつきにくい」と気づいたようで、フレンドリーな現在の「ハイヤー姉さん」が形成されていきます。


この一連のキャラメイク的な作業の順番は多分人によって違うんじゃないかな、と思います。
ハイヤー姉さんは元々「外見」を持たないエネルギー体みたいな存在だったので、ビジュアルを設定するのに時間がかかりました。


「ハイヤー姉さん」と呼称する


しかし、この段階にきてもまだ「呼称」はありません。
ていうか、実はあの「おめえはどうせ妄想だろ!」と論破してやろうとする討論の日々を送ってるところだったので、妄想扱いでした。

その頃にやってたこと↓

…多分、スピ的なことに寛容な人ならもうサラッと受け入れられる段階だとは思うのですが、私は頑固だったので「認めてたまるかクソがあああ!」という感じでした。

……まあボコボコに負けて論破されましたけどね!?



あるときネット記事で「ハイヤーセルフ」という概念を知り、試しに「あなたはハイヤーセルフなのか?」と聞いてみました。すると、

「んーーーーーーー…ハイヤーセルフ…。まあ…、そう思って差し支えないが。うーーーーーん…」

とひとしきり悩んだ後に「ま、どうでもいいか」って感じで「それで良いわ」と言われました。


かなりビミョーな答え方をされましたが、呼称がないのは不便なので便宜上「ハイヤーさん、ハイヤー姉さん」と呼ぶことにしました。


…だって、名前聞いても「名前などない。別にいらぬ」って感じだったし…。


本人曰く、ハイヤーセルフとは字の如く「セルフ」、つまり自分自身であり「一人称で括れる存在」だそうで。
でもハイヤー姉さんは「厳密にはセルフと言い切ることができない」らしく、いろいろ考えた結果「ま、ハイヤーさんということにしておくれ☆」って感じでした。

どっちかというと、同系譜魂群(←オリジナル用語)という感じなのだとか。


脳内会話は、地味でささやか


てなわけで、頭の中で突然稲妻が走ってびかーーーっってなることもないし、荘厳な声として脳内に響き渡るようなこともありませんでした。
奇跡的なこととか神秘的な導きみたいなのは、…うん、なかったです。

ハイヤー姉「派手なのは期待するでないぞ……?そなた憑依されたことがあるから分かるじゃろ?本当に派手に脳内にやってきた時、そなたは恐怖のあまり怯えて、まともな生活ができずメンタルクリニックにも通うことになったではないか。
人を助け導こうとする高次のものは、人を怖がらせたり困らせたりはしたくないのじゃ。
なるべく穏やか〜にしたいのじゃ」

…たまにお告げ的な感じで神々しくくる、みたいな人もいるらしいけど?

ケースバイケースである。そなたの場合、それをやったら泣いて怖がって拒否するじゃろ……」

(うん、臆病だもんな私…)

実際、派手にやってきて憑依状態にまでなった例のけもちゃんは、本当は私を助けたくて来ていた、という事情があったそうです。
ただ、けもちゃん自身が人間のことをあまり理解していなかったというのもあって、あまりにも関わり方が不器用&不慣れだったんですね……
あとたまたま見た目と雰囲気がめっちゃイカツイ系で、私の苦手なタイプだったのもあって、
そのせいでとんでもなく話が拗れていた、という……苦笑

最初から分かりやすく来られるとマジで恐怖なうえに完全に脳の病気だと思って病院巡りすることになると思います。
高次のものとしてもそうなってほしくないから、気を遣って思考の中にさりげなーーく混ざる形で来る。

ある意味で、思いやりなのだそうです。


終わりに

ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございました!
まさか二ヶ月以上かかった上に記事の文字数、3回分合わせたら20,000字弱あるという……読むほうもこれ超大変じゃん……
短くまとめたつもりが全然まとまりませんでした。
ふわあ……


一応これで全部ですが、今後ももしかしたら追記という形でQ&A的なことを書いていくかもしれません。

…いえ、最近有償のカウンセリングも始めたんですが、ご依頼者様の守護担当の高次の方から「わざわざ他人(=箱白)を介してメッセージ伝えるより、直でやりとりできた方が便利なのですが」的なこと言われるんですよね。

うん、そりゃそうだろうね!?私もそう思う!!
そのほうが確実だしコスパはいいし、お金もかからないから便利だと思います。
完全に同意。

いきなりすぐ会話はできなくても、例えば「上からのメッセージが来たときの合図」を共通認識としてあらかじめ設定しておく、というのであれば比較的簡単にできて便利なので、その方法もいずれnoteで書こうと思います。




ほわあ……思ったよりも長くて内容ぎゅうぎゅう詰めの連載になりましたが、誰かのお役に立てますように!


サポート頂けますととっても嬉しいです!(サポートでいただいた分は美味しいコーヒー飲んで自分のグランディング費にしようと思います)