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【読書日和】みみずくは黄昏に飛びたつ

これは偶然我が家にやってきた本の1冊。
つぶやきでお世話になっているBooks移動祝祭日さんの選書サービスに初トライ。


村上春樹はあおいあおい夜のような人だなぁと感じた。

実はこれが初春樹。
タイトルの響きが好きで読みたいなぁと思いながら一度も読んだことがない。
ただ、今度こそ読んでみようという気持ちにはなった。

だって、村上春樹おもしろい。
こんな人だったのかという驚きがある。
そりゃ、著作だっておもしろいだろう!と感じた。
会ってみたい人が、読みたい本がまた増えた。

この本は私の自分の好みを浮き彫りにしてくれた。
インタビューの仕方、それを文字化する時の表現の仕方について特に感じた。
好みだけの話をしてしまうと、(笑)はマンガの吹き出しや横書きのエッセイの時ぐらいしか使われるのは好きじゃないということ。
あと、これは自戒もこめてなのだけれど、相手側に『こう思ったでしょ!』と決めつけられるのはやだなぁ。
インタビューってむつかしいんだなぁと、インタビュアの人たちをただただ尊敬するばかり。

さて、好きなところについても書いていきたいと思うのだけれど、まず表紙に、装丁の美しさに一目惚れした。
《ただ音楽を聴く喜びについてあれこれ書く》《音楽を文章的に披露する》にとてもわくわくした。

自分はこれからどんな物語を紡いでいけるだろう?

初春樹の小説はいったいどれにしよう?

そんなわくわくを感じた1冊でした。