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2021年の自選五首の言い訳

 一昨日仕事が納まりました。茅野です。
 数日前からTwitterで #2021年の自選五首を呟く というハッシュタグをたくさん見かけるようになり、じわじわと年末ムードを感じています。

 実家に帰省してあり余った時間で、私も2021年の短歌を自選しました。
 今年の上半期は うたの日 で割と継続的に短歌を詠むことができました。
 下半期は うたの日 は休みがちになりましたが、覆面短歌倶楽部 や うたそら たにゆめ杯2 など、自分にとって無理のない範囲で、短歌を詠むことができました。
 短歌を楽しむ様々な場や機会を作ってくださった皆さま、そこで素敵な短歌に出会わせてくださった皆さまに感謝します。

 来年は NHK短歌 に挑戦したいと思っています。入選してテレビで紹介されるのが夢です。
 今年の抱負も達成することはできなかったから、これも大きすぎる夢かもしれないけど、志は高く持っていこうと思います。

 2021年の自選をしていて、私の短歌の8割は虚構と妄想だけど、残り2割の実景や、妄想の中でも実体験に基づく妄想の短歌が(本当はよくわからないけど)私の短歌だ思える気がして好きでした。
 自選五首もそういう短歌たちです。

我慢することを覚えた幼子の四分休符めく柔きくちびる

しゃっくりが止まらないって笑うたび膨らんでゆく桜のつぼみ

優しいと言われるたびに滲みゆく胸の樹海にある深緑

諦めた想いをすべて振り出しに戻すあなたの微笑みが好き

優しいと君は汁まで飲み干した ゆるいうどんのような私を

 来年も自分の経験や気持ちを残していけるような短歌を楽しく作っていけたらいいなと思います。
 2022年もどうぞよろしくお願いします。
 それでは、よいお年を。

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