ボウモアホテルでひたすら食べて飲む(アイラ蒸留所めぐり2021#10)
どうもヒデイシです。
8月23日から27日までの5日間、テント泊でアイラ島にある全ウイスキー蒸留所巡りをしてきました。
今回は#9の続きです。
では早速...
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無事、ボウモア蒸留所のとなりにテントを建てることができたので、本日の夕食をとりにいくことに。
昨日からアイラ島に来ているのですが、まだまともな食事をとっていません。食べたものといえば、クッキーとかばんの中で潰れてしまったサンドイッチのみ。食に対してこだわりは特にないため、ストレスはありませんが、せっかくアイラ島に来たんだからアイラらしい食事を取ろうではありませんか。
そしてアイラ島らしい食事といえば...そう牡蠣!
村上春樹の単行本『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』に、アイラ島の牡蠣にアイラウイスキーをかけて食べるという描写が書かれてあるくらいアイラ産の牡蠣&ウイスキーのマリアージュはポピュラーなもの。
新鮮な生牡蠣にウイスキーをちょろりと垂らし、仕上げにレモンをキュッとしぼり、口にさっと運ぶ...これがたまらないのです。
そしてその牡蠣&ウイスキーを楽しめるおすすめレストランが、ここボウモアの街にあるみたい。まずはその中の一つである『ハーバーイン』に行ってみることに。
事前に予約しておくのがベストなのは重々承知ですが、いかんせん時間が読めないスケジュールなため今回は突撃空いてるかチェックをしに行きます。
ハーバーインはボウモア蒸留所から歩いてすぐの場所にあるため、テントを張った場所からとことこ進んでいるとすぐに到着しました。
(ボウモア蒸留所)
中に入り、スタッフの方に食事ができるか尋ねてみます。
Could I get a table for one?
Oh sorry! today’s booking is full.
やはり超人気なレストランなだけあって、一瞬で撃沈いたしました。コロナ禍なんて関係ありません。
落ち込んでいても仕方がないので、他の場所に行ってみます。次に向かうのはボウモアホテル。
ここもボウモアの街では指折りのホテル。牡蠣も食べることができるそうです。そしてここはウイスキーの品揃えも豊富らしいので、牡蠣だけでなくウイスキーも楽しむことができそう。ウイスキーと牡蠣のマリアージュを想像し、よだれが垂れそうになりながら歩いていると、ボウモアホテルに到着しました。
店員さんに空いている席はあるのか尋ねてみると、「空いているよ」とのこと。そして牡蠣はあるか聞いてみたら、「牡蠣はないけど、今日は帆立がはいってるよ!」と。
牡蠣もいいけど、ホタテもいいなと思い、今回はこのボウモアホテルで晩御飯をとることにしました。
そして席に案内され、カウンターに目をやると、とんでもない光景が広がっていることに気づく。。
これでもか!とアイラボトルが並んでいます。そしてアイラボトルしか並んでいません。さすがホテルの名前が「ボウモアホテル」なだけあります。
そして軽い気持ちでウイスキーのメニュー表をぱらりとめくってみたら、またその品揃えに圧倒されてしまいました。
かなり昔のアイラフェス限定ボトルなどの、とんでもなく珍しいアイラモルトが取り揃えられています。これだけアイラモルトが豊富にあるのは初めて。このホテルに来る前に行ったハーバーインが満席で、中に入れなくて良かったなと心から思いました。もしハーバーインにすんなりと入れていたら、この衝撃を味わうことは出来なかったでしょう。
ではこのウイスキーは食事の後に楽しむこととし、まずはお目当てのホタテをいただくことに。ホタテだけだと少ないかなと思い、一緒にフィッシュアンドチップスも注文します。
料理ができるまでに時間がかかるそうなので、僕の大好物「ギネスビール」を先にお願いしました。
(美しい)
そしてテーブルにやってきた料理がこれ。
(想像と違う...)
てっきりホタテのそのまんまグリル的な、シンプルな状態のホタテがやってくると思っていたので、このシチューっぽいホタテが来て驚きました。ライスまで付いています。
写真だと分かりづらいですが、このフィッシュもなかなかの大きさ...
ですが、どちらとも美味しく、ぺろりと食べてしまいました。ホタテは酸味のあるシチューみたいな味わい。
(追加ビール、テネンツ)
ではお待ちかねのウイスキーを注文しましょう!
(ボウモアハンドフィル!)
オーダーしたものがちょうど無くなっていたので、オーダーしたものと同じ値段あたりでおすすめのボウモアをくださいと尋ねると、このハンドフィルをいただけました。ちょうど最後の一杯です。
そしてこれがまためちゃくちゃ美味しい。トロピカルとはまさにこのことかという味わい。口に運んでから何だかエモーショナルな気持ちになってしまうほど、とんでもなく美味しかった。。
このボウモアホテルにきて良かったと強く思いました。
ではここを後にします。
外に出るとだいぶ日が落ちていました。テントまで戻ったのですが、どうしてもボウモアの街のシルバルである「ラウンドチャーチ」を見に行きたくなり、日が落ちた通りを歩いていきます。
(ラウンドチャーチ)
この教会は壁が円柱状になっていることから、ラウンドチャーチと呼ばれているそう。このラウンドチャーチの影に悪魔が潜んでいて、時々ウイスキーを飲みに街へやってくる的な言い伝えなんかもあります。
2年前にここへ来た時は昼間だったので、この教会の中に入れましたが、今回はもう21時を過ぎていたため、外から写真をパシャリと。
日が落ちてからのラウンドチャーチもまた神秘的でいいですね。
では今日はこの後、テントにもどり眠ることにします。明日は、ブルックラディ蒸留所と、キルホーマン蒸留所へ!
つづく
素敵なウイスキーライフをお過ごしください🥃