アイラ島ウイスキー蒸留所巡りの旅2021#3(ラフロイグ)
どうもヒデイシです。
8月23日から27日までの5日間、テント泊でアイラ島にある全ウイスキー蒸留所巡りをしてきました。
今回は#2の続きです。
では早速...
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アイラの景色をしみじみと楽しみながらThe Three Distilleries Pathを進んでいると、あっという間にラフロイグ蒸留所が見えてきた。
「そうそうこんな感じだった」と2年前に来た時のことを思い出しながら、この緑の木々に挟まれた少し太めの道を歩く。今はコロナ禍のため、蒸留所内の見学ツアーは開催されていないが、ショップは開放されているらしく、今回はショップのみお邪魔することに。
蒸留所内(製造工程など)については、2年前のnoteに書いているため、ぜひそちらをチェックしてみてください。
ちなみに、この”ラフロイグ”とはゲール語で「広い入江の美しい窪地」という意味。その名のとおり、蒸留所の前には海が広がっている。
コロナ禍になる前までは"小舟に乗ってこの海を渡りラフロイグ蒸留所のピート採掘場に行ける"というツアーがあったのを思い出した。あいにく今はそのツアーはないが、また再開された際はぜひ参加してみたい。
さて、次の予定もあるため早速ショップへとお邪魔することに。
建物の中に入ってすぐの場所に「ここでお待ちください」という立て看板が置かれていた。まずは体温と電話番号などの個人情報が確認されるようだ。
スコットランドをはじめイギリスでは、どこか施設に入るたびにこのチェックを受けることとなっている。それらを簡単に口頭で回答し、あとQRコードをスキャンし専用アプリを通してこの施設にチェックインしたという記録を残す。もし申請者がコロナ検査で陽性になれば、自動的にチェックインした施設に連絡が行くというシステムだ。
2年前はこんなシステムなんてなくスムーズに入れたのになあ、いやでも少し前までそもそも入ることなんてできなかった、であれば今は以前よりかなり恵まれているのか...なんて思いながらチェックインを済ました。
中に入るとラフロイグ関連グッズやら、もちろんウイスキーやらがずらりと並べられているのが視界に飛び込んできた。
(小型蒸留器)
(ラフロイグTシャツ)
(ラフロイグ)
ひととおりショップの中を見渡した後、お目当てのウイスキーコーナーへと向かう。ラフロイグはボトルデザインが統一されているため、珍しいボトルかどうかはしっかりとラベルの文字を読む必要が。
ふむふむと分かった感を出しながらボトルを順に眺めていると、右の方になんだか珍しいラフロイグがあるのを発見。
(ラフロイグ・カーディス2021)
これはフレンズオブラフロイグという、ラフロイグ蒸留所の会員向けホームページで買えるボトル。毎年、このカーディスは数量限定で発売される。そして今年はカスクストレングスタイプで、1番初めにバーボン、次にクォーターカスク、最後にペドロ・ヒメネスカスクで熟成したウイスキーらしい。
ちなみに、その会員向けページを覗いてみると、すでに売り切れになっていた。
お願いすると試飲をさせてもらえるので、スタッフの方にカーディスを飲んでみたいと伝える。
アルコール度数が高い分パンチがあり、甘くて熟したレーズンみたいな香りがする。少し梅干しっぽさも。味わいは濃厚な甘いシェリータイプのウイスキー。鼻から抜ける香りが熟熟フルーツチョコ。加水するとより甘みが強くなった。
テイスティングを終え、スタッフさんにこのボトルを買いますと伝える。けどその時に「今ボトル買っちゃったら、この先の荷物が重くなってしまう...」とふと思ってしまい、また後日買いに来ますと伝え直した。
(在庫はしっかりとある)
ということで、ラフロイグ蒸留所をあとに。今回のアイラ島で初めに飲んだウイスキーはラフロイグ。いきなり強烈なパンチをくらってしまったが、今日はもう1箇所蒸留所に行く予定。なので、ひるまず次の目的地に向かう。
次に向かうのはアイラの巨人『ラガヴーリン』へ!
つづく
素敵なウイスキーライフをお過ごしください🥃