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ブラジル人ジャーナリストと過ごした8時間

どうもヒデイシです。

今日はイギリスに来てから一番長い間、人と会話した日となりました。というのも昼過ぎにYouTubeの編集をしている際、同じ宿に泊まっているイザベラが「そこのマーケットで良いものをゲットできたんだ」とナッツとチョコレートをプレゼントしてくれて、そこからずっと話をしていたから。

彼はブラジル出身の方で、仕事はジャーナリストをしている。主にヨーロッパの文明について調べているらしく、話を聞くとラクダに乗って砂漠を移動している様子や、どこかの民族と食卓を囲んでいる様子の写真を色々と見せてもらえた。

ただ、今はコロナ禍で国の往復をすることが難しく、ジャーナリストの仕事がなかなか思うようにできないんだそう。ブラジルに帰ったとしても、またこっちに戻ることが難しいので、今はイギリスで滞在していると言っていました。

それからブラジルの言語の話になり(ブラジルの公用語はポルトガル語)、ブラジルの中でも日本と同じように発音の訛りがあるんだそうな。そして、公用語であるポルトガル語も、本場のポルトガル人と話をする時はスピードが違いすぎて、まだ英語で会話をした方が理解ができると言っていました。

あとポルトガル語はスペイン語、イタリア語と近いものがあるらしく、話すことはできないが、何を言っているのかは理解できるとのこと。そして英語はポルトガル語には近くないので、勉強する必要があったらしい。

イタリア語と英語は言語としての感覚が近いイメージがあったので、それは意外でした。

で、そのあと自然とお酒の話になり、イザベラはビールが好きだと言うので、僕もビール好きだよと伝えると次はお酒関係の話が広がる。

ブラジルではカサーシャという、サトウキビから造られた蒸留酒が伝統酒らしく、そのことについて色々教えてもらう。ラム酒と同じような造り方をしているが、ラムとは言わずカサーシャと呼ばれていることなどなど。

そして、イザベラはイギリスの隣国「アイルランド」に行き、10年前にギネスビールの工場見学やパブ巡りを経験したことがあるみたいで、そのことについてもまた沢山教えてくれる。そんな話をしていると、二人ともギネスビールの口になってしまったので、パブでギネスを飲もうということに。

そしてパブへ行き、二人ともお酒が入り盛り上がってきたところで、話は少しディープな方向へ。イザベラは去年か一昨年に7年間寄り添った妻と離婚したらしい。詳しいことを聞いても大丈夫かな?と思いながら理由を聞いてみると、やはりジャーナリストという仕事柄、色んな国へ行くことが多く、初めはパートナーも理解して付いて来てくれていたが、彼女は彼女で仕事を持っており、だんだんと溝ができてしまったとのこと。子供は二人の間にはおらず、やはりお互いの仕事が優先せざるを得なくなり、別れたと言っていました。

ただ、今でもプラトニックな関係(友達以上、恋人未満的な意味合い)が続いており、リスペクトしていると。

あと、ブラジルも日本と同じように毎年、離婚率は上がっているそうです。

この後も店を変えながら話を続け、中でも一番印象に残ったのが、なぜイザベラがジャーナリストという仕事をしているのかということ。

これだけインターネットが普及し、情報を手に入れることが簡単になった今の時代、やはりそこで得られる情報よりも、実際現地で得られる情報の方が、触れた時に楽しさを感じるからと言っていました。もちろん何かのウェブサイトを見て得られる情報もいいが、それはただの情報であって、自分の経験ではないと。

そんな話をしていると気づけば話し始めてから8時間以上経っていました。

イザベラは10年以上、ヨーロッパで仕事をしているだけあって英語は堪能。そんな彼と英語でこれだけ色々ハナシができたのは、とてもいい経験となりました。もちろん1対1なので、僕の英語力に合わせてくれてはいますが、2年前だとこんなこと考えられないので、何やら感慨深かったです。

ということで、今日はこの辺で!何だかよく分からないけど、楽しく濃厚な一日を過ごせました。


素敵なウイスキーライフをお過ごしください🥃