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【P日記】ウイスキペディアのプロデューサーが実飲したウイスキー#2

2020年1月某日
アイラ好きにはおなじみのエピソードですが、生牡蠣にシングルモルトをかけて食すというやつ。やりました!

p日記2

北海道産の殻付き牡蠣を買ってきて、自分でこじ開け(YOUTUBEでやり方を勉強して)、殻と牡蠣を洗い(これもYOUTUBEの指南、ただこれが後々ちょっとした後悔)、殻に身を戻し、かけました!ボウモア12年。本場では潮風すさぶ中食べると海の香りいっぱいになどと言いますが、あれっ?というのが正直な感想。どうも牡蠣の身は洗わずに味わった方がより潮の香りがするようで、それでもマリアージュとしては、おいしい食べ方でした。

村上春樹さんの著書『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』では「レストランで生牡蠣の皿といっしょにダブルのシングル・モルトを注文し、殻の中の牡蠣にとくとくと垂らし、そのまま口に運ぶ。…それから僕は、殻の中に残った汁とウィスキーの混じったものを、ぐいと飲む。それを儀式のように、六回繰り返す。至福である。人生とはかくも単純で、かくも美しく輝くものなのだ。」と紹介されている。

少しウイスキーの量をけちったかな?と思いつつも、次回はせめてシングルのぐらいの量で試してみよう。ボウモアは、10数年前、丹沢でキャンプをよくやっていた頃、焚火の相棒として、そのピートの香りが燃える薪の煙りに素晴らしいマッチングで、バーボンよりスコッチの方が焚火に合うもんだなと、ぐいぐい飲んでいた記憶があります。当時のボウモアのボトルは、ラベル情報がボトルに直接印刷されていて、ボトルが夜露に濡れても(紙のラベルだとふにゃふにゃになってしまう)、屋外においても、そのおいしそうな佇まいを保ち頼もしい酒だなという印象も加味されて、愛すべき酒となったのですね~。

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