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【No.10】ウルフバーン (三峯神社限定版)

今回は何となく飲んだらご利益がありそうなコチラをご紹介。

ウルフバーン(三峯神社限定)

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【スペックおよび概要】

日時(Date):2020/2/10 20:38
場所(Place):自宅
銘柄(Brand):ウルフバーン
ボトル種別:オフィシャルボトル(三峯神社限定販売)
蒸留/瓶詰/熟成年(Distilled/Bottled/Age):5年熟成?
樽種別(CaskType):バーボン
度数(Strength):46%
種別/国(Category):ハイランド/スコットランド
所有会社(Owner Company):スコッチモルト販売
ボトル残量:90%

【プロフィール(Profile)】

色調(Color):Clear(0)~Dark(10) 2
甘味(Sweetness):Dry(0)~Sweet(10) 5
ピート(Peat):None(0)~Heavily(10) 5
ボディ(Body):Light(0)~Heavy(10) 3
バランス(Balance):Bad(0)~Good(10) 4

【香り(Aroma)】

ソフトなピート・スモーク・レモングラス・レモンの皮・ハチミツ・えんぴつの木の部分・かすかにニューメイクの酸味

【味わい(Flavor)】

ソフトでややオイリーな口当たり・薄めたレモネード・リンゴの芯とワタの苦味から徐々に甘さが広がる。味わいに若さは感じないが個性に乏しい。

【余韻(Finish)】

短くあっさりとしている・リンゴの皮と芯・洋梨・白コショウのスパイシーな余韻

【総合評価(Total)】

・ご利益のありそうな三峯神社限定ボトル。
やわらかなピートスモークと、オイリーでやさしい甘味。
裏を返せば味わいは全体的に軽く、ストレートでは物足りなさがあるのだが、ハイボールで光る一品。


56/100


さて飲んでみましたが、5年の若さを感じさせないバランスの良さを感じます。
時折、若いウイスキーに見られる、シェリーとはまた違う酸味のある硫黄というか、金属臭というか、エタノール香というか、トゲのある酸味はなく、厳つい狼のラベルとは打って変わってやさしい仕上がりです。

しかしながらストレートでいただくと、スモーキーな香り以外のキャラクターが拾いにくいと言うべきか、やさしすぎる。
飲みやすいと言われればその通りですが、今ひとつ物足りなさを感じてしまいます。

ところが、こちらハイボールにしますと、オイリーさとスモーキーが良いお仕事をしてくれて、なかなか美味しいハイボールができあがります。


強いコクや甘さ、炭酸の刺激とスパイシーさで、味の濃いものや揚物を迎え撃つようなハードなハイボールではなく、
やさしいオイリー&スモーキーが生み出す、丸い口当たりのハイボールはするりと飲めるので、食中酒というよりも食前酒に良いのかと思いました。


【ウルフバーンについて】

創設は2012年で、生産開始が2013年初頭、グレートブリテン島最北の蒸留所(それまではプルトニーが最北)として誕生したのがウルフバーン蒸留所です。

現在、日本ではスコッチモルト販売より、定番のノースランド・モーヴェン・オーロラ・ラングスキップがリリースされており、それ以外にも毎年1回、日本市場にだけ特別リリースされる「ジャパン・エクスクルーシヴ」や、少量生産のスペシャル・リミテッド・エディションとして、主要な国々にのみ出荷される「キルヴァー・シリーズ」、はたまたクリスマス限定エディション等、少数限定の商品も数多く出しております。

その中でも一際、異彩を放つと言うべきか、こちらのボトルは日本は埼玉県秩父の三峯神社とのコラボレーションボトルであり、三峯神社境内売店のみでの販売となっております。


【公式コメント】

WOLFBURN Bourbon Aged Whisky for
MITSUMINE SHRINE 46%

5yr old 1st fill ASB peated spirit.

【香り】柔らかなナッツとシトラス香、バニラ、イチジクのドライフルーツ、シナモンのバランス良い香り。

【味わい】軽快なスモークが口中を包み、香ばしいナッツ、アプリコット、バニラウエハースを思わせる味わいが柔らかく上品に広がる。

【フィニッシュ】ソフトかつ温かなジンジャーのようなスパイシーさと、若いフレッシュなオレンジのニュアンスがバランス良くまとまり、心地よいフィニッシュが続く。
(スコッチモルト販売スタッフによるテイスティングコメント)


【三峯神社について】

http://www.mitsuminejinja.or.jp/

さて、なぜスコットランドのウイスキーと日本の神社がコラボレーションしたかと言えば、両者に共通する「狼」というモチーフがあったからです。

パワースポットブームの折に「関東屈指のパワースポット」とうたわれた三峯神社は狼を守護神とし、狛犬の代わりに神社各所に狼の像が鎮座しています。
秩父の山中に棲息する狼を、猪などから農作物を守る眷族・神使とし「お犬さま」として崇めるようになったのが由来とされており、その日本の歴史ある「狼」が、スコットランドの若い「狼」と手を結んだ結果、生まれたボトルとなります。

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三峯神社自体は地元から車で行ける距離にあったこともあり、ウルフバーンが販売される前から何度か伺っておりました。

自然豊かな山中に突如現れる広大な神社は独特の張りつめた静謐な空気が流れており、ここが特別な場所であることを肌で感じることができます。

とはいえ、参拝客へのサービス施設自体は整備されており、駐車場に売店・歴史館に食堂やお土産屋・はたまた小規模ですが温泉宿も敷設されております。

アクセスが登山道か自動車、もしくは西武バスの利用となりますが、険しい一本道の山道の上にあることもあり、残念ながら交通アクセスは良いとは決して言えません。(とは言え、一年に二、三度訪れていると少しずつですが、車道が整備されてきているような·····?)

参拝客のほとんどが車を利用する上、すれ違いやUターンのできない一本道をひたすたら登らなければならないので、混雑時は山中で渋滞に巻き込まれることもしばしば。(私は行くときはいつも早朝にしております)

ただそうした苦労をしてでも行く価値のある神社だと思いますし、下山後は秩父市内の観光や美味しいウイスキーを楽しむ事ができますので、オススメです。私は車ですので大抵、途中のバイク弁当などの味噌豚を楽しみますが·····。( ̄▽ ̄;)

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秩父は駅徒歩圏内にも美味しいお店がいっぱいで嬉しい·····(º﹃º`)

ウイスキーの紹介というより、三峯神社と秩父の紹介のようになってしまいましたが、今回はこのくらいで・・・。


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