【未経験】【資格】AWS ソリューションアーキテクト(SAA) 合格までの勉強方法(約50時間)

(試験合格月:2019/10)
Web系に馴染みのない方にとっては、有益な情報があると思います(当方がQiitaに書いた内容を転記)。


はじめに

AWSソリューションアーキテクトアソシエイト(AWS SAA)を本気で取得したい人に
私が行なった勉強方法の感覚やコツを書きます。

前提

・AWS業務未経験向けです。
・簡単に合格できません。
・時間は50時間以上は確保してください。
・資格取得にお金を掛けたくないという方は向いていないかもしれません(1万未満)。
・クラウドやWEBなどの知識についてはここでは書きません。
・受講方法などは書きません。
・全て個人的見解です。

期間

私は短期集中型なので以下の期間で取得しました。
・AWSハンズオン約2週間
・資格勉強約1週間
時間で換算した場合、
大体目安としては50時間以上は必要なのではないかと思います。
但し、スルズル時間が経ってもダメなので資格勉強時は短期集中で行なってください。

どの教材

ハンズオン
・Udemy
・AWS公式サイト
資格勉強
・Web問題集
・公式サンプル問題
・公式模試
・書籍
・AWS公式サイト

どのように

他の記事でもあるのですが私も流れは殆ど同じなので、詳細はそちらを参照ください。
【未経験でも挫折しない】40時間でAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトを取得する方法
3週間でAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト-とったので、勉強法などまとめてみる
上記リンクと被るかもしれませんが、私は以下通りに勉強しました。
・Udemy
・書籍
・公式サンプル問題
・Web問題集
・模試
・AWS公式ドキュメント
他にもいくつか参考になるサイトを引用します。
ITと筋トレの二刀流
入社3ヶ月でSAA取ってきた
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト

Udemy

私の場合は、UdemyのAWSのこちらのコースを受講しました。
これだけでOK!AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト試験突破講座初心者向け21時間コース
ハンズオンでは主にVPC, EC2, RDS, Route53, IAM, ELB, SG, S3など基本的なサービスで
pablic-pravate構成の冗長化の王道パターンを構築するかと思いますが
ここは絶対にハンズオンで理解するまでやりこんでください。
王道構成を頭の中でイメージできないのであればハンズオン学習が足りないと思って良いです。
例えばこんな感じ
AWSを学ぶために最初に構築するアーキテクチャパターン5選
ここが重要なコツなので覚えていて欲しいのですが、
3回分の模擬テストがありますが、これが完璧にできるからといって
試験に行ってはいけません。コテンパンにやられます。
でも理解のためにやっておいた方がいいと思いますので隙間時間にやってみてください。
あくまでUdemyはハンズオンのためにやるということを忘れないでください。

書籍

私は以下の書籍を使用しました。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
選定理由は単純に「AWSの書籍としては、比較的新しかったから」です。
AWSはサービスや仕様が良く変わる様なので新しい方が良いと思います。
書籍はどの範囲までやるかという話になるので難しいところではありますが
Udemyのハンズオンが終わったらざっと教科書を見ておくことをお勧めします。
理由としては、Udemyのハンズオンで触れなかった知識技術も出てくるので
問題を解く段階になり始めて対面するのと一度教科書で知っておくのはえらい違いだからです。
但し、熟読はしなくても良いと思います。雑誌の様に読むことを繰り返して、
少し頭に入ったらポイントだけつまんで理解していく。
その後は問題集を繰り返し行い、
わからない部分が出てきたら都度戻ったりググるのが良いです。
まあこのフェーズは飛ばして、都度参照するという感じでも良いかもしれません。
公式サンプル問題

難易度は低いですが試しに受けてみると現状の実力がわかると思います。

公式サンプル試験

ここらもみておくと良い。AWS認定のソリューションアーキテクトアソシエイトが5年ぶりに改訂されたのでサンプル問題を日本語訳してみた【徹底解説】AWS 認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト資格のサンプル問題を解いてみよう

Web問題集

ここは各人色々やり方が分かれると思いますが、まずは以下を必ずやってください。
Amazon AWS 資格取得のための演習問題集(完全無料、オリジナル)
理由としては、解説が丁寧でわかりやすいです。そして良問です。
こちらの問題集では、暗記するだけではなく、
ある質問でその答えに至った理由を述べられるまで繰り返しやりましょう。
大体の試験って二択まで絞れるんです。けど最後の一択を決める決断って
理屈を理解をしていないと取れないんですよね。
そして以下の問題集も個人的には重要です。
AWS WEB問題集で学習しよう
こちらは無料問題集と有料問題集がありますが
お金をかけても有料問題を選択した方が「個人的には」良いです。
こちらも良問があります。
問題集は基本的には上記の2つで対応すればOKだと思います。
私はお金よりも時間を大切にするタイプなのでどんどんお金を使いました。
真面目な話をすると、「短期間にキャパオーバのインプットをすることで体系的な知識取得」と「最低このくらいの知識は知っています」という証明が資格試験の意義だと個人的には解釈していますので資格試験に何ヶ月も使っては本来いけないんですね。

模擬試験

以下から受けれる様です。
公式模擬試験
2000円くらいかかるので注意。でも20問くらいあるので受けておいた方が良い。
模擬試験はあくまで日本語の正確性や操作性を図るものであって
難易度を図ってはいけません。本番やられます。
あくまでWEB問題集を中心に勉強するべし。

AWS公式サイト

以下のサイトのPDFの資料はとても参考になります。
むしろ教科書いらないのではないでしょうかというレベルです。
AWSサービス別資料
・EC2
・S3
・Lambda
・ELB
・Auto Scalling
・Container
・DB関係
色々ありますが主要サービスに関してはざっとみておいてください。
そして以下資料も見ておいてください。
AWS AWS_Well-Architected_Framework
「運用の優秀性」「セキュリティ」「可用性」「パフォーマンス効率」「コスト最適化」
の5つの観点についてうまくまとまっています。
そもそもその試験はこの5つの観点を理解するための試験ですからね。
これがの本質がわかっていないと、問題を問われた時に何を考えれば良いかわからなくなります。
ここで重要なポイントですが、
試験を解く時には、やはり国語力が必要になります。
この問題は何が問われているか、問題を見た時点で
考える癖をつけてください。
・最高パフォーマンスを求められているのか
・負荷を下げたいのか
・可用性を求められているのか
・コスパを求められているのか

どこまで勉強すればよい?

AWS SAAの試験内容はあまり公開されていないため以下の疑問が湧きます。
「どのくらいのレベルになったら試験に受けた方がいいのかな?」
私の個人的な感覚ですが
この記事で挙げているWEBサイトの問題の解について
なぜこの解が正しいのか説明できるレベルになったらGOサインを出します。
それはなぜかというと
実際の問題は、これらの記事で挙げている問題より斜め上を行く難しさだからです。
全て暗記したから「よし!行ってみるか」と思っている方は要注意です。
AWS SAAは考えさせる問題が多いため、個人的にはよくできている試験だなあと感心して
試験を受けました。

解が正しいか説明できるレベルとは?

AWSは完全にブラックボックス化していてなんでもできる様に思いますがそうではありません。
できることできないことちゃんと理由があります。
※下記の例えは試験に出るとかは関係ありません。あくまで例で出しただけですのでご注意ください。
例として以下を考えてみてください。
理解をしていないと「インスタンスストアとEBSって何がちがうんやろー覚えれない」と思うはずです。
EC2インスタンスを停止した後に起動した場合、物理マシン側から見ると別のホストで
インスタンスが立ち上がるようです。
インスタンスストアはホストに紐づいたストレージであるので当然ながらデータは消えます。
一方EBSはネットワークストレージなので、別ホストになろうが関係ありません。
したがってデータは残ります。
このようにAWSのデータセンタにある物理マシン側をイメージすると
ちゃんと理由があることがわかります。このような考え方を身につけることができれば
応用が利きますので是非理由を説明できるようになっておいてください。
どうしても最短で合格したい場合。。

16200円を犠牲にして一度受けてみましょうw (消費税上がったので値上がりしたかな?)
7日間ほど試験を受けられなくなりますが、次回はかなりの確率で受かるでしょう。

最後に一言

・WEBサーバ、APサーバ、DBサーバの関係性は簡単に把握しておきましょう。
WEB三層構造
・一度Udemyなどを通したハンズオンで王道パターンを構築することを強くお勧めします。
上でも紹介しましたが、、
AWSを学ぶために最初に構築するアーキテクチャパターン5選
・リージョン、AZ、グローバルサービス(エッジロケーション)のサービスは把握しておきましょう
AZ、リージョン、グローバルサービスの違い
例えば、グローバルレベルのルーティングの話では、
AZレベルのELBの話は関係ないのでRoute53の話であるとか。
S3は、リージョンレベルのサービスなので初めから冗長化を気にしなくて良いとか切り分けできます。
ここはひとつひとつ丁寧に整理しておくべきことです。

まとめ

ここまで私の拙い記事を読んでくださり誠にありがとうございまいた。
先人たちが素晴らしい内容を提供してくださっているので
それらを紹介しながら私が「良い」と感じた勉強法をお伝えしてきました。
少しでも皆様の勉強の助けになれば幸いです。
この記事の通りに勉強すればAWS資格を最短で取得できると思います。
私のような多くの独学者に、学習ルートを提供することで、AWSエンジニアの仲間が増えることを期待して投稿しました。
因みに筆者はWEBエンジニアになりたいAWS未経験です。
バックエンドやインフラを主戦場にしたいです(どなたか切実にお誘い待ってます)。
上記の説明が間違っていたらご指摘ください。
※Web系企業に行きたい未経験駆け出しエンジニアなので大目にみてください。。


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