6️⃣-2キャリアコンサルタント実技試験対策でどんなことした?(論述編②)
1.設問毎のポイント
さて、今回こそ論述試験対策のポイントである「設問毎のポイント」を記させて頂きます。
【設問1】
①「相談してみよう」と思った「きっかけ」
余程の事がなければ、キャリアコンサルタントに相談してみようとはならないですよね?
相談者の方の大きなターニングポイントを押さえる
②これまでの経緯や現状
相談者の方の経緯と今の状況を押さえる
③「何を」相談しに来たのか?
これは事実+感情が絡む事が多い為、感情のワードを押さえる
④相談者の方が抱える悩み
過去・現在よりも未来の事での悩みに注目する
私が苦手だったのは①の「きっかけ」の記載でした。
②の経緯や現状をダラダラ記載してしまい、文字数が多くなってしまい肝心な①③④を書くスペースが足りず、重要なポイントが書けてませんでした。文字数の制限があるので、文章の組み立ても先程紹介した本は参考になりました!
【設問2】
ここで一番大事なのは、CCの「質問の目的」です。
この質問をする事で「どんな支援に繋げていきたいのか」という意図があるはずです。
また当たり前の事ですが、質問よりも前の相談者の話しか聞いてない段階での質問である事は忘れないで下さい。
【設問3】
①問題②その根拠の2つの記載が必要です。
問題になりそうなキーワードには以下が代表的です。
・自己理解不足
・仕事理解不足
・自己効力感の低下
・自己肯定感の低下
・情報不足
・思い込み
・中長期キャリアプランの欠如
・ワークライフバランスの問題
・キャリアプランの欠如
・コミュニケーション不足
これを覚えるだけで一苦労ですよね…
私も最初は頭に入らず、論述試験を解いてても忘れてしまっている為に、解答に記載出来てない事がしょっちゅうありました…
以前、学科試験対策でも記載しましたが、そういう時は「語呂合わせ」です笑
30分くらい考えてた記憶があります笑
「4人のジジイの重たいチューはキショ―」
でした…
ジで始まるワードが4つで4人のジジイ…
4は「よん」とも読めますが「シ」とも読めるので、仕事理解…
「重たい」は思い込み…
「チュー」は中長期キャリアプラン
「は」はワークライフバランス
「キ」はキャリアプラン
「ショー」はコミュニケーション
講座仲間には最初不評でしたが、ジワジワ来たようです笑
私はこれで覚えたので、本番試験も初めにこのワードを問題用紙に書き留めておきました!
さて、くだらない語呂合わせはさておき、
問題となる要素のキーワードだけ記載してもダメです。必ず相談内容の具体的内容と併せて記載して下さい
多くて3つ程度の記載しかできない為、優先順位の高いものを見極めましょう。CCとして考える優先順位です。
続いて「その根拠」です。
必ず前述の「問題」とセットになる事が最重要です。
相談者の「具体的発言をそのまま引用」しましょう。下手に要約すると別の意味になる危険性があります。
講座で学んだ通り、解答欄には「以下の発言より」と冒頭に記載してから「問題」に記載した順番(番号をつけた)で記載しました。冒頭に記載しておく事で無駄な文字数を減らす目的がありました。
【設問4】
最後に設問4ですが、最も大事なのは設問3に記載された問題に対しての「今後の方策」になっている事です。
違う事が書かれていると点数が伸びないようです。
最初に「関係構築」について記載しました。
「◯◯について労い、ラポール形成を引き続き図った上で」などです。
インテーク面談(初回面談)に限らず、相談者の方との「関係構築」は全てのベースになる事なので、最初に記載しました。
続いて「設問3」で記載したCCの見立てた問題の具体的方策について記載します。
「⑤―2キャリアコンサルタント実技試験対策でどんなことした?(面接編②)」でも記載しましたが「口頭試問」と同じポイントが重要になります。
◆ラポールの形成
◆見立てた問題について
◆解決策の提案
◆相談者の自律的支援
「解決策の提案」についても口頭試問と同じように考えて解答しました。
上記の見立てた問題に対して、
・時間的側面での優先順位 ←わかりやすいのはこちら
・効果的側面での優先順位
を整理して記載します。
時間的側面というのは、相談者支援する上でどの順番で提案するのか?というものです。順番が逆になると二度手間になるような事がないか、情報不足のまま「興味のある仕事を探す支援」などになってないか?と考えましょう。
効果的側面というのは、複数の問題がある相談者と見立てた場合に、とにかく◯◯の部分を先に提案、内省・気づきを促さないと先に進めないという場合に考えて下さい。
相談者自身が自分の事を客観的にわかってない、過度に低く評価しているなどの「自己理解不足」の問題と、どんな仕事が向いているのか分からない、どんな仕事があるのか分からない、5年後や10年後など未来の事は考えてない、思い込みが激しいなどの複数の問題がある場合です。
この場合ならまずは「自己理解」を支援する事が先決です。それから「思い込み」「仕事理解」「キャリアプラン、中長期的プラン」と順を踏む方が相談者の方も整理されていくのではないでしょうか?
後は困った時の「ジョブカード」でしたが、どんな相談でも使えるものではないので「ツール」についてもしっかり学科試験対策と併せて学習しておく事をお薦めします。
※私はそこまで出来てませんでした…
◆相談者の自律的支援
ここまで来たら大丈夫です笑
私はある程度の「定型文」を用意してました。
「以上のような支援をしていく中で、相談者が複数の選択肢の中からより良い選択を自律的に主体的に出来るように引き続き支援して参ります」
などです。
※ただ、これが正解とは限りません…
ここまでのポイントをまとめたものを掲載しておきますので参考にして下さい。
後半はコピペになってしまいましたが、それだけ「口頭試問」と論述の【設問4】は同じ事だと私は理解して練習し、試験に臨みました。
※合格したので大きく外れてないと思います…
2.今後の投稿
今回もお読み頂きありがとうございました。
試験対策の体験談の概要は今回で一旦終わりの予定です。
次回以降は、合格後に何をしたか?(とはいえまだ1か月半)これからどうしていきたいか?など記しながら、第24回受験される方々にお役に立てる情報や学習内容で思い出した事があれば続けて投稿していきます。
具体的なご要望がありましたら、是非コメント投稿お待ちしております!
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