惹かれるモノ、憧れるモノの因数分解

 ニュースアプリで情報収集していたら、こんな記事がありました。

 藤本さきこさん。4人の子を育てるシングルマザーで、月収10万円の状態から年商3億円超の実業家へと転身したお方です。『お金の神様に可愛がられる』シリーズの著者でもあります。

 私が特に面白いな、と思ったのは下記の部分でした。

 先日も、素敵だな、と思う楽園の写真を集めました。いいなー、と思うんですけど、遠くて今すぐ行けない。一生のうちに何度行けるか……すごくハードルの高い願いに思えて悲しくなりました。

 でも、「それ本当?」と疑ってみたんです。「この写真の何が素敵なの?」と自分に聞いて、行きついた答えは、海の水色と夕焼け空のピンクだったんです。海でも空でも楽園でもなく、ただの色。だったら、ペンや小物でもいいわけです。

 こうして「本当に自分が何を望んでいるのか」を知ると、的外れに「海外に行かなきゃ」と変な努力をしなくてすむし、「叶わない……」と悲観しなくていい。自分を卑下したり、他人への嫉妬もしたりしないし、願いがむやみに増えることがなくなります。本当に好きなものだけを淡々と追及できるから、エネルギーの無駄遣いがありません。

 この文章を読んで思い浮かんだことは「ワクワクの因数分解」という言葉でした。例えばこの事例だと、ご本人としては

(素敵な楽園の写真)=(海の水色)×(夕焼け空のピンク)

と認識して魅力を感じていたのだと解釈しました。この右辺の要素を持っている「ペン」や「小物」でも素敵と思えて満足できる、じゃあそれらを集めよう、という考えに至ったのかな、と推測しました。そして、この発想の転換によって『本当に好きなものだけを淡々と追及できる』という訳ですね。

 自分の願望や欲求を満たして幸福感を得る方法としては、実に目から鱗でした。要素に分解する、要素に注目する…いわばコアを抽出して、それを最短経路で入手する手段を考える、ということでもありますね。
 この方法なら、日常でふと思った「お、これいいな」というワクワク感の掘り下げからも、自分が本当に望んでいることに気付けるかもしれません。私も取り入れてみようと思います。

 それと藤本さきこさんの著書も気になりました。こちらも読んでみようかと思います。

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