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Non-League Monthly Report 11月編

ひょんなことから、Walton & Hersham FC (ウォルトン・アンド・ハーシャムFC) という縁もゆかりもないクラブを応援するようになった日本人です。
クラブの最新情報や試合結果、その他ノンリーグの情報などを発信していきます。

遅くなりすぎました。Non-League Monthly Report 11月編です。
ルールはこちら。

・月1回、前月のノンリーグのリーグ戦からベストゲーム、ベストゴール、ベストセーブを選出して紹介する。
・私がなんらかの手段で観た試合のみが対象。そもそもどこにも配信されていない、またはされていても不運にも私が観なかったものはどうしようもないので、考えないこととする。
・よって、ノンリーグと言っても現実的には5部~ギリギリ8部ぐらいまでが調査の限界。

では here we go!
※ベストゲームのコメントに力を入れすぎて他の2つが薄いです。


①ベストゲーム

Southend United - Chesterfield
11/19, National League (5部)

Football Manager 2024でサウスエンドでのプレー記録を残すわ、こっちでも2ヶ月連続でサウスエンドの試合をベストゲームに取り上げるわで、すっかりサウスエンドファンと化しつつあるWalton & Hersham FC Japanの中の人である。とはいえ、このホームでのチェスターフィールド戦は心の底から観戦してよかったと思わされる試合だったので、ぜひ取り上げさせてほしい。

この試合をドラマたるものにしている要因は、この試合までの両クラブの状況の差である。

・サウスエンド
オーナーの悪政で約1年間補強禁止、ベンチ2人のみ、勝ち点10剥奪

・チェスターフィールド
首位独走、直近の公式戦15試合14勝1分 (FAカップでリーグ1の首位ポーツマスを破った試合含む)

大方の予想どおり、前半にチェスターフィールドが先制する展開に。しかし後半に入ると空気は一変する。60分にテイラーがPKを獲得すると、これをクラブ生え抜きのMFブリッジが決めて同点。その直後の63分には、前線でパスカットしたフォンガクのクロスがオウンゴールを誘い、あっという間に逆転に成功。その後は2枚の交代枠をもちろんフルに使い、チェスターフィールドの追撃を振り切った。
そもそもクラブが困難な状況に置かれているうえ、絶好調の相手に先制を許す苦しい展開。それでも決して諦めずに勝利をもぎ取る、第三者目線でも感動せずにはいられないゲームだった。私はWalton & Hershamの試合が雨で流れたためこの試合をNational League TVでフル視聴したのだが、Walton & Hershamが中止になっていてよかったとすら思わされた。

公式のハイライトはあっさりした内容なので、もしスタンドの盛り上がりを確認したい方は、以下のサウスエンドサポーターのYouTubeをご覧いただければ幸いである。試合終了間際に涙を浮かべながら観戦する様子は、動画を見ているこちらにもグッとくるものがある。


②ベストゴール
John Rooney (Macclesfield)
11/14, vs Basford United, Northern Premier Division (7部)

マクルズフィールドのMFジョン・ルーニーが、ハーフウェイライン付近から放った超ロングシュートを選出。お察しの方も多いと思われるが、この選手、実はあのウェイン・ルーニーの弟である。


③ベストセーブ
Mark Cousins (Ebbsfleet United)
11/25, vs Oldham Athletic, National League (5部)

6部降格圏内に片足を突っ込むエブスフリートだが、この試合では昇格プレーオフ圏内を狙うオールダムをアウェーで圧倒。ベテランGKマーク・カズンズも至近距離からの2連続セーブで驚きの4-1勝利に貢献した。

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