INFPであること

INFPには特有の生きづらさがある。

それは、何と言ったらいいかちょっと難しいのだけど、INFPと診断されよう者にはおそらく全員「自分にとって必要なもの」「自分が大事にしているもの」がある。それらはINFPの理想の世界を構成している。しかし現実はことごとく思い通りにならない。INFPは夢想家だ。努力なんてしない。だからずっと理想と現実の間で苦しみ続ける。ゆえの生涯年収の低さ、うつ病の多さ、なのだと思う。

ではINFPはずっとゴミクズなのか。そうではない。(自分に限ってはゴミクズなのは認める)INFPが良さを発揮するのは本当の本当に追い込まれた時、そして、目の前のことが自分にとって1億%必要だと思えた時だ。

世界が反転する。その人の身体と思考すべてがその目的のために費やされる。

その目標の達成こそがINFPにとっての「世界」になる。

だから超絶熱中する。その人が持つ能力も発揮する。

おお、すげえ!(って言ってほしい)

でもここでまた問題。

その状態になかなかならないってこと。

だからそこを考えなきゃなってとこな気がする。それがINFPの最大の課題なはず。で、おそらくこれに注力しなければ、平気で落ちぶれる。意味のないまま人生が終わる。ことごとく底辺であり続けると思う。そして苦しみも増す。それこそ若かりし頃理想と現実の狭間で苦しんだ以上に。なぜならもう若さがないから。

そう、若さがない。若さとは間違いが許される無敵の武器。死ぬまで頭のおかしいINFPにとってそれはとてつもない保障材料なはず。でも頭がおかしいって良い意味にもなる。きっと若い時にうまくなにかにハマればきっと独創的で自分だけの人生を歩む芯の強い年長者になる。

もちろん若さがなくたってやれることはあるんだろうけど、たぶんわざわざそこに行きつく必要はない。僕は本当の地獄はそこからだと思う。というよりも、たぶん気づくはず。今やったほうがいいってことに。

見なくてはならない。見続けて。それはINFPにとって苦しみ続けるということ。だって見るだけで苦しいんだもの。嘘じゃない。そうなってしまう。INFPはそれほどに生きにくい。でも苦しみ続ければ、逃れようとするはず。そうやって世界を見回す。手を伸ばす。闇を探る。どこかに自分の信じられるものはないか?だから苦しみ続けることが救いなのかもしれない。いや救いに”つながる”だ。そりゃつながるなんて保障はないんだけど。でもINFPに限ってはつながるはずだ。つなげる力がある。自分の世界と現実に埋もれる理想を結びつける力が。

――もし、その苦しみがわたしと同じものならば、わたしはあなたを励まさざるをえない。(ってセリフイケボに読んでほしい)

INFPであることを大切に思おう、そうして世界を成し遂げられた先に、自分がINFPで良かったと思うのだ、この苦しみを良かったと思える日が来る。

というのもINFP特有の夢の話かもしれません。さあどっちだ!

という話です。INFPがINFPのために書きました。なにかの足しになったでしょうか。とても怖いよね。だって苦しいって分かってるんだから。でもやんなきゃ。逃げ場はないよ。んひー!

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